かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2009.12.31 政治と金

2009-12-31 01:37:05 | インポート
鳩山総理の故人献金、小沢民主党幹事長の西松建設からの政治資金について大きな政治問題化しています。鳩山、小沢両氏とも年間、億を超える政治資金を集めています。

この2つの政治資金のあり方についての批判はしっかり受け止めていかねばならないのはいうまでもありません。

しかし、さらに問題なのは民主党の2大実力者はともに民主党内で1、2を争う政治資金=金をたくさん持っていることです。

お金が権力を維持・獲得する最大の力であるとすれば、私の目指す政治の方向とは違います。

しかし、その一方で政治にお金が必要なのも確かです。だからこそ、お金の質、お金の集め方、お金の使い方が問題です。

お金があれば何でもできるわけではない。お金がなくても政治家として政治参画できる。お金にこだわりながらお金を超えて新しい政治をいかにしてつくれるのか。政治家にとって厳しい試練が続きます。

昨日は選挙区内あいさつまわり。


2009.12.30 八ッ場ダム ある川原湯温泉の宿の貼り紙

2009-12-30 00:34:14 | インポート
      

 お客様へ
当地は、昭和二十七年より、国土交通省直轄のダム建設問題により、反対闘争や建設協議等を五十数年間続けて現在に至っております。その間、高度経済成長期やバブル時期など様々な時期にも、常にダム問題を抱えながら生活をしてきました。ダム問題の最大の問題点は、「いついつまでに完成する。」という建設期限がないことです。
その為、将来の生活設計が立てられず全てが寂れていってしまうことです。
 お客様には、何かと不行き届きの面が多々ありご迷惑をおかけすることがあるかとおもいますが、過去からの経緯にてご理解下さいますよう宜しくお願い申しあげます。


この貼り紙、文章の行間に八ッ場ダム問題の本質が見えてきます。ダム反対であれ、賛成であれ、この苦悩にどこまで向き合えるのか?私たちの政治家の役割です。

昨日は吉井町あいさつまわり。夜警激励。


2009.12.29 読書(Ⅱ)矢野絢也元公明党委員長

2009-12-29 02:26:14 | インポート
昨日は仕事納め。私はあいさつまわりです。

連合高崎うちあわせ、タクシー会社陳情、高崎市内企業・団体あいさつ、夜は松浦幸雄高崎市長と高崎選挙区県議との懇親会。その後は吉井町に戻り、夜警消防団の激励あいさつまわり。

     

人生を懸けて公明党創価学会とともに歩んだ矢野絢也元公明党委員長の告発の書。

お互い言い分はあると思うが、命懸けの告発であることは間違いない。矢野氏にとっては悲しい本の出版となっただろう。5時間で一気に読みあげました。


2009.12.28 読書(Ⅰ)岸信介元総理

2009-12-28 12:09:09 | インポート
     

この本は岸信介元総理のオーラルヒストリーです。

日米安保改定により激しい反安保闘争を国民運動として引き起こさせてしまった張本人が岸元総理である。

安保改定を米ソ冷戦勃発を機に日本を反共産主義の砦として位置付け、改定の先には憲法9条の改定も明確に視野に入れていたことがこの本の中で見てとれます。

その後、池田、佐藤内閣のもとで、高度成長、経済優先に舵をきりなおし、戦後民主主義を逆説的にであるが、ある意味根付かせたのが岸信元総理だったかもしれません。

この本を読んでみて良い悪いは別にして、岸元総理が明確な国家戦略と日本という国を背負っていく責任を強烈に自覚していたことが良く分かります。そして政治が実に人間臭いドラマであることも伝わってきます。

昭和の妖怪といわれた岸信介元総理。は超貧弱な元総理であったことがなんとも皮肉です。

昨日は吉井町内あいさつまわり。国学院大学の先輩と懇談。