かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2009.11.30 心の隙

2009-11-30 02:59:34 | インポート
先日ある同級生の女性に「角倉君は、庶民の気持ちがわかっていない。」と一括されました。

その時は「そんなことはないよ。」とブツブツ言い返しましたが、最近ずっと心の中に残っています。

「オレだって庶民だよ。」「政治家として弱い人の立場にたって活動しているよ。」と心の中でつぶやいても、やはり「?」がつきまといます。

しかし考えてみれば、公務員の教師夫婦の息子として生まれ、野球だ政治だと好きなことだけやってきて、大学にも出してもらい国会議員の秘書なんてものを仕事とし、現在は県議会議員をさせていただいている。

「苦労なんかなんにもないジャン。」と指摘されても仕方ないかもしれません。

それと、知らず知らずのうちに政治家角倉が、市井の生活者の生きる場から遊離してきているのかもしれません。

政治家と庶民は本来一体的なものです。私は今たまたま県議という仕事をしているだけと常々自分なりに思い続けてきましたが、どこかに心のスキが出来ているのでしょう。やはり見る人が見ればわかるのだろう。

今度、同級生の女性に会ったらこんな風に話してみよう。「オレは庶民でしか存在できないから、今後も文句を言って。」と。

昨日は地元あいさつまわり。夜は富岡高校OB会・高崎かぶら会忘年会。


2009.11.29 吉井町上奥平地区産廃建設に あらためて反対を表明します。

2009-11-29 02:27:00 | インポート



昨日は柳川喜郎御嵩町長と吉井町上奥平産廃建設予定地と既存産廃施設を、地元住民のみなさん、自治体議員さんと視察。



午後からは高崎市内で柳川喜郎元町長の講演会で、県内各地からたくさんの住民のみなさんが参加。





高崎市榛名、上奥平、安中、神流町の産廃と闘っている住民のみなさんからも闘いの報告がありました。

産廃問題解決は一筋縄ではいきません。現状の社会構造では、産廃処分場は必要だからです。

        

しかし、都会で排出された産廃を過疎地に押し付けるのは間違っています。産廃の法律の改正は不可欠です。

いずれにしても、この勉強会で私が上奥平地区の産廃に強く反対決意が更に固まりました。

          


2009.11.28 吶喊

2009-11-28 03:13:22 | インポート
「吶喊」魯迅の作品です。清朝末期、列強の侵略を受け絶望の中国社会を描きつつ、絶望の中に一筋の希望を哲学的に表現したものです。

      
         岩盤を穿つ-「活動家」湯浅誠の仕事 文藝春秋2009年11月      

派遣村元村長で現内閣府参与に就任した湯浅誠君の『岩盤を穿つ-「活動家」湯浅誠の仕事』という本の表紙に「コツコツと岩盤を叩き続け、不可能を可能にする、それが、わたしたちの仕事」とあります。

魯迅の吶喊につながる精神のリレーが湯浅君の仕事にあります。

政治家としての自分の仕事の取り組みの甘さを深く深く考えさせられ、勇気づけられた本でした。もっともっと頑張らなければ。

昨日は県議会、原富夫議長に予算特別委員会存続の申し入れ。申し入れ書は以下のとおりです。

群馬県議会 議長 原富夫 様      2009年11月27日
                               
                           リベラル群馬 代表 黒沢孝行

     予算特別委員会の存続を求める要望書

 貴職におかれましては、群馬県議会の最高責任者として、県政の発展のために尽力いただいておりますことに敬意を表します。
 さて、去る11月26日の議会運営委員会で、自民党・ポラリスの会より来年の2月定例県議会において予算特別委員会を設置しないとの提案がありました。
 しかし、予算特別委員会は現知事である大澤正明知事が自民党県連幹事長であった2004年に設置され、知事との質疑も含め活発な論議がなされてきました。そして、当委員会は、本会議とは別に予算案に対してきめ細かな質疑を行い、県政のチェックと県民の要望を反映させる必要不可欠な委員会であります。
近年、群馬県議会も議会改革が進む中で、県民に開かれた県議会、執行部に対するチェック機能の強化が大きな課題となっております。
 こうした状況の中で、群馬県議会に求められているのは、議員の質疑をさらに拡大、深化、活発化させていくことであるにもかかわらず、敢えて予算特別委員会を廃止し、知事と議会が直接論議できる数少ない場を議会自らが放棄することは県議会改革に大きく逆行します。
 以上の理由から、私たちリベラル群馬は、予算特別委員会の存続を強く求めるものであります。
 原富夫県議会議長におかれましては、県議会改革の一層の推進のためにも、予算特別委員会の存続に向け、力強い指導力を発揮していただくよう、ここに要請いたします。
 
 群馬県議会リベラル群馬
       黒沢孝行、岩上憲司、塚越紀一、関口茂樹、大沢幸一、
       塚原仁、角倉邦良、後藤克己、後藤新


夜は柳川喜郎元御嵩町長とのうちあわせ。


2009.11.27 縮みこむ群馬県議会?

2009-11-27 12:56:39 | インポート

群馬県議会議会改革検討委員会、議会運営委員会で自民党会派より予算特別委員会の廃止が提案されました。

予算特別委員会は知事も含めた執行部との質疑ができる重要な機会です。

知事との質疑は年4回の本会議、決算特別委員会、予算特別委員会で行えることになっています。

全国的に議会改革が進む中で、①県民に開かれた議会、②議会のチェック機能の強化、③議員の政策能力の強化、が大きな課題となっており、今回の自民党の予算特別委員会の廃止提案は、議会改革の方向に逆行します。

議会の議論を拡げる方向であれば大賛成だが、縮みこむ方向には反対である。今回リベラル群馬として議長に予算特別委員会の存続を求める要望書を出す。

そういえば予算特別委員会は2004年当時の大澤知事が自民党幹事長時代に設置されたものである。

まさか大澤知事が予算特別委員会の答弁は面倒くさいなんて言うわけもないだろうが、大澤知事にも今回の件については見解をお伺いしたいものだ。

昨日は県議会本会議。3つのヒアリング、リベラル群馬会議、夜は吉井青少年育成大会あいさつ。


2009.11.26 羅針盤なき時代に-群馬県議会 開会-

2009-11-26 02:15:07 | インポート
現在は羅針盤なき時代と言われています。政治の場においても前例を踏襲しているだけでは立ち行かない状況にあります。いわば答えがない問題に答えを出していかなければならないということでしょうか。

先人の教えや歴史や伝統を大切にしつつも、創造力がなければ次の時代は切り拓くことはできません。今、もっとも創造力が貧困なのは政治だという声も聞こえてきます。

今日から群馬県議会12月定例会が開会されます。新しい視点で創造性を持って質疑に臨めるように頑張っていく決意です。県議会は11月26日から12月15日までとなっています。

昨日も愛知県瀬戸市での緩速ろ過の勉強会。大変収穫のあった2日間でした。