←四条通
八坂神社を出て、宵の祇園を歩いた。
四条通は車も人も混みあっている。
ヘッドライトやアーケードの白色光が混沌としかけた頭の中に射し込んできた。
夜の雑踏は苦手だ。
人混みを避けるように、路地に逃げ込んだ。
四条通から北へ入る細い路地。
この路地は、料理屋などの橙色灯でうっすらと照らされていた。
←四条通りの路地『切通し』
人がポツリポツリと通り過ぎ、静かに闇が空を覆いかける。
表の雑踏から逃れてきた人が迷い込み、行き先を求めて彷徨っているようだ。
そんな人通りも途絶えてしまうと、妙な静けさが訪れる。
この世とは違った世界、まさに物の怪たちが顔を出しそうな街並みになるのだ。
こんな時が『逢魔が時』と言うのだろうか。
京都にはこの世とあの世を結ぶ不思議な空間があるようだ。
『 身の中の 逢魔が刻の 蛍かな 』 枇杷男
←巽橋の赤い欄干『白川南通』
←巽橋周辺
高知の片田舎で一席設けて呑むのがやっとです・・・
う~ん、京都には鞍馬の天狗が今の世も人混みに紛れて京の街にはびこる妖怪を退治してるとか・・・。
年が明けて暖かくなったら是非ご両親共々お越し下さい。
春になればお城祭りやら色々と趣向を凝らしたイベントも目白押しで開催されますりで春の土佐路へお待ちしてます。
ある時は、その土地の生活感を感じることのできる場所であったり
ある時は、物の怪でも出てきそうな不気味な場所になったり…
物騒な町の深夜でもない限り、面白そうな路地があると迷い込んでしまいます(^^ゞ