アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

ボスニア・ヘルツェコビナ

2012-03-04 20:19:25 | 2005年8月スロベニア・クロアチア

ボスニア・へルツェコビナという国がある。

その国の首都は「サラエボ」

まだ「ユーゴスラビア」という国の時代に冬のオリンピックが行われた。

「サラエボオリンピック」~1984年。

日本はスピードスケートで伏兵の北沢が銀メダル。

期待された黒岩は入賞すらできず。

その後、ボスニア紛争で戦火に見舞われオリンピックスタジアムは廃墟となった。

今は再興しているらしいけど…

オリンピックから27年。

サラエボ紛争開始から20年。

クロアチア旅行で、スプリトからドブロヴニクまでバスで移動した。

この途中で、1箇所ボスニア・ヘルツェコビナという国を通過するのだ。

ちゃんと入国と出国の入管審査があるのだよ。

 ←入国審査官

わずか8kmほどだけど、ボスニア・ヘルツェコビナという国に入国した。

その町の名は「ネウム」。

ボスニア・へルツェコビナ唯一の海に面した町である。

ただ通過するだけならなんとなく寂しいけど、バスは途中のスーパーに止まった。

車掌が「shopping! shopping!!」と買い物を誘う。

いちおう、ボスニア・ヘルツェコビナの地を自分の足で踏みしめた。

 ←ショッピングセンター

 ←バス


遺跡の中の街 スプリト

2012-02-22 09:57:27 | 2005年8月スロベニア・クロアチア

スプリトはクロアチア南部、ダルマチア最大の都市。

295年-305年、ディオクレティアヌス帝が宮殿を造営したことが都市の起源となる。

ディオクレティアヌス帝後、廃墟となった宮殿に人が住み着き現在に至る。

上の写真はディオクレティアヌス宮殿(Dioklecijanova Palača)のペリスティル(Peristil)

 ↑ ディオクレティアヌス宮殿(Dioklecijanova Palača)の地下迷宮

 前日泊のザグレブは曇天で寒いくらいの気候だった。

おまけに航空券にチケット騒動で身も心もやや疲れぎみだった。

それがスプリトに来たらピーカンの真夏日。

しかも、港町だけど魚臭さや潮の香りも漂わない、まさに南国のリゾート。

町によって相性はあるんだね。

とっても絵になりそうなおばあさんが果物を売っていた。

1枚写真に収めたかったので、今日のおやつにと何個か買って

「Can I take your photo?」って聞いてみた。

おばあさんは

「よしとくれよ!私は写真が嫌いなんだよ。写真ならあそこの兄さんを撮っておやりよ」

兄さんと思われるおじさんは

「お断りだ!」

残念

これも楽しい緑色の市場での思い出である。

(2005年8月)


竜の街 リュブリャーナ

2011-01-02 21:09:25 | 2005年8月スロベニア・クロアチア

【竜の城】

エリザベス・コストバの『ヒストリアン』でローマ時代の街名『エモナ』として紹介されたリュブリアナ。
その街のシンボルは竜。
その昔、ドラゴンライダーがこの街を救った・・・なんて伝説があるんだろうか?
中途半端なロマンチスト(私)は発想が貧困で困る(笑)

厳ついシンボルを仰ぐ城にしてはどう見ても市民の憩いの場所という感じがする。
城内にはカフェもあり、市民に混じって観光客がくつろいでいる。
今夜はコンサートがあるんだろうか。
舞台がセットされていた。

竜の城・・・日本人にとってはドラゴンは怪獣の仲間。
西洋では竜に対するイメージはもっと良いのだろうか。
どちらにしても、日本人的な感覚でいくと『竜の城』というネーミングと実態とのアンバランスがまたいい。

ドラゴンはリュブリアナの市の旗のデザインにもなっている。
リュブリャナ城でも塔の屋上にかかっていた旗には竜の紋章があった。

市内から望むリュブリアナ城

【スロヴェニアの国歌を作った人】

プレシェーレン広場のプレシェーレン像(France Prešeren statue)

フランツェ・プレシェーレン(France Prešeren)は19世紀に登場した詩人。
彼の作品はスロヴェニア人に深く愛され、祖国独立に大きな影響を与えた。

彼がいかに国民から敬愛されているかというと・・・
1)命日が祝日になる(2月8日はプレシェーレンの日)
2)作品が国歌になる(「Zdravljica」第7連)
3)肖像画が紙幣に描かれる(1,000トラール紙幣)
4)銅像が建つ(プレシェーレン像)

旧ユーゴというとどうしても民族紛争の惨禍を思い出す。
でも、スロヴェニアはわずか10日間の『戦争』でたいした戦禍もなく独立を果たした。
紛争の枕詞のような旧ユーゴにあって街全体からなんとなく余裕感が伝わるのはそのせいだろうか。
そんな市民の憩いの場所に我々はおじゃましている・・・

フランシスコ教会(Frančiškanska Cerkev)

広場周辺では広場を通るリュブリャニツァ川に架かる有名な橋があります。
一つは「三本橋」、一つは「竜の橋」。

【三本橋】

三本橋Tromostovje

プレシェーレン広場はリュブリアナの観光の中心地。
市場もお城も駅もここを拠点に観て回れる。
そのプレシェレン広場にかかる『三本橋』。

ガイド本には必ず載っているこの観光スポットは有名な建築家の設計だそうだ。
でも、近づいてもそこに橋が三本あるということに気づかないほど内気に橋は存在している。
スクランブル交差点を渡る人々を見るように微妙に違う角度でできる三本の人の軌跡。
上から撮った写真を見ると確かにデザインの斬新さは感じられる・・・そうだ。

【竜の橋】

プレシェレン広場から川沿いに少し東へ行くとちょっと小ぶりな市場に出会う。
その少し先にひときわ目を引く橋がある。
それが『竜の橋』

三本橋が驚くほど内気なのにこの橋の存在感は見事だ。
欄干の4角にかまえる竜のブロンズ。
しかし、それを見に来ている観光客はほとんどいなかった。

竜の橋Zmajski Most


東欧の小ウィーン ザグレブ

2010-03-24 09:44:50 | 2005年8月スロベニア・クロアチア

 トミスラフ広場

クロアチアの首都ザグレブは旧共産圏の面影を残す町。
観光の見所もこじんまりとまとまっており、半日もあれば堪能できる。
人はこの町を『東欧の小ウィーン』と呼ぶ。

ウィーン、ザグレブに詳しいわけではないが、一応どちらの町も訪問した私的には・・・
・教会や市庁舎などにその面影がある。
・市内を縦横にとラムが走る。
など、共通点も見つかる。
確かにザグレブは規模的には『小さなウィーン』かもしれない。
でも、市内や通りの様子も、ウィーンの町ほどあか抜けていない。

『小』をつけてPRするのは旅行社の戦術だろう。
でも、私はウィーンとの比較でこの町を見るより旧ユーゴの町としてみたほうが好きだ。


 ザグレブの町を縦横に走る路面電車。

ザグレブではチョッとした?トラブルの連続に見舞われた。

まず到着した日。
夕刻着なので、旅装を解いてすぐに町に繰り出した。
ところが、観光案内所・ケーブルカー・美術館・聖マルコ教会など軒並みcloseなのだ。
1日しかないのに、どこも廻れなかった。
翌日になってわかったのだが、その日は「解放記念日」というクロアチアの祝日だった。

また、次の目的地・スプリトまでの航空券もホテルで渡されるはずだったのだが…
フロントは「預かってない」とつれない返事。
現地旅行社に電話してどうなっているのか尋ねたけれど「解らない」???
一時はどうなることかと気を揉んだのだが、結局航空券はホテルにあったのだ。
フロントに「おまえ、さっき預かってないって言っただろ!」って抗議したら
「私は航空券のことは引継ぎ者から聞いていない。私のミスではない。」だって。

気候的にも、私が滞在した日は夏なのに寒かった。
どうやら、私とザグレブの相性は良い方ではなかった様だ。


 

願いが叶う鐘 スロベニア・ブレッド湖

2009-03-24 21:01:38 | 2005年8月スロベニア・クロアチア


リュブリャナから車で1時間ほどの所にあるブレッド湖。
そのブレッド湖の湖中島には教会がある。
湖岸3箇所から出る手漕ぎボートでしか行けない静かな教会だ。
名前は聖マリア教会。

この教会には『願いが叶う鐘』がある。
願いを唱えながら鐘の綱を引いて、見事鐘が鳴ればその願いが叶うという。
『地球の歩き方』には鳴らすのは難しいと書いてあった。
しかし現地ガイドによると『垂直に下にゆっくりと強く引けば鳴るよ』とのこと。

私が行ったのはオンシーズンの8月なのに、観光客は少なかった。
教会に入り、鐘のところまで行ったけど私たち以外誰もいなかった。
鐘を鳴らす絶好のチャンス。早速チャレンジしてみた。

私たちの願い事・・・
『来年もまたこの場所に来れますように』
唱えながら・・・ゆっくりと・・・下に・・・強く・・・・・・
あれっ 鳴らないぞ
これでは困る・・・
後ろで待っている人もいなかったので、時間をかけて何度もひっぱてみた。
やっと鳴った。

神様は簡単には来させてくれないようです。
 


教会の鐘を鳴らす私たち          ブレッド湖に浮かぶ聖マリア教会

木陰 フランクフルト

2009-03-23 17:43:42 | 2005年8月スロベニア・クロアチア
2005年夏、憧れのクロアチアに行ってきた。
スロベニア・クロアチアを廻る6泊8日の旅。
詳しくは姉妹ブログの「ドブロヴニクに憧れて」を観に来て下さい。

名古屋発フランクフルト経由でスロベニアのリュブリャナに入った。
フランクフルトで5時間の待ち時間があったのでフランクフルトを散策したのだ。
その時に感じたこと。



日本の夏が嫌いという訳ではない。
むしろ最近ではエアコンの風に当たるより、窓を開けて風を通したほうが良いと思っている。
ただし、蚊に刺されるのと身体がベタつくのは困りものだが・・・

夏のヨーロッパ・・・陽射しは強いし、やっぱり暑い。
でも、日本の夏と根本的に違うことがある。
木陰に入ったときのあのひんやりした肌の感覚だ。
『さらっとしたひんやり感』

フランクフルト駅からレーマー広場へはぶらりと歩いて行った。
時刻は夕刻だが、夏の陽射しは容赦ない。
でも、建物で石畳の歩道が日陰になっている所は夏を一瞬忘れさせてくれる。
日本を離れて初めて欧州にいるんだということを実感できる瞬間。

レーマー広場ではカフェで名物『アップルワイン』を飲んだ。
炭酸系のサイダーに近い味わい。
蒸し暑さがなくても美味いものは美味いと解った。

 
レーマー広場で『アップルワイン』を飲む。(0.5㍑3.2ユーロ)↑

  
左:フランクフルト中央駅駅舎             右:レーマー広場のパフォーマー