【竜の城】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/14/a05430538c290332376193e166a55d41.jpg)
エリザベス・コストバの『ヒストリアン』でローマ時代の街名『エモナ』として紹介されたリュブリアナ。
その街のシンボルは竜。
その昔、ドラゴンライダーがこの街を救った・・・なんて伝説があるんだろうか?
中途半端なロマンチスト(私)は発想が貧困で困る(笑)
厳ついシンボルを仰ぐ城にしてはどう見ても市民の憩いの場所という感じがする。
城内にはカフェもあり、市民に混じって観光客がくつろいでいる。
今夜はコンサートがあるんだろうか。
舞台がセットされていた。
竜の城・・・日本人にとってはドラゴンは怪獣の仲間。
西洋では竜に対するイメージはもっと良いのだろうか。
どちらにしても、日本人的な感覚でいくと『竜の城』というネーミングと実態とのアンバランスがまたいい。
ドラゴンはリュブリアナの市の旗のデザインにもなっている。
リュブリャナ城でも塔の屋上にかかっていた旗には竜の紋章があった。
市内から望むリュブリアナ城![](/img_emoji/down.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e3/179567658144fe85b68293ba742251bc.jpg)
![](/img_emoji/hikari_pink.gif)
![](/img_emoji/hikari_blue.gif)
![](/img_emoji/hikari_pink.gif)
![](/img_emoji/hikari_blue.gif)
【スロヴェニアの国歌を作った人】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/b4/89e0150fc437ddd344e212e03ebd8cac.jpg)
プレシェーレン広場のプレシェーレン像(France Prešeren statue)
フランツェ・プレシェーレン(France Prešeren)は19世紀に登場した詩人。
彼の作品はスロヴェニア人に深く愛され、祖国独立に大きな影響を与えた。
彼がいかに国民から敬愛されているかというと・・・
1)命日が祝日になる(2月8日はプレシェーレンの日)
2)作品が国歌になる(「Zdravljica」第7連)
3)肖像画が紙幣に描かれる(1,000トラール紙幣)
4)銅像が建つ(プレシェーレン像)
旧ユーゴというとどうしても民族紛争の惨禍を思い出す。
でも、スロヴェニアはわずか10日間の『戦争』でたいした戦禍もなく独立を果たした。
紛争の枕詞のような旧ユーゴにあって街全体からなんとなく余裕感が伝わるのはそのせいだろうか。
そんな市民の憩いの場所に我々はおじゃましている・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/88/cefa0d24d357fa5c24c8927fbb53ce2d.jpg)
フランシスコ教会(Frančiškanska Cerkev)
広場周辺では広場を通るリュブリャニツァ川に架かる有名な橋があります。
一つは「三本橋」、一つは「竜の橋」。
【三本橋】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/22/4edd427aa12bb99d4f2b5c0cffd89e64.jpg)
三本橋Tromostovje
プレシェーレン広場はリュブリアナの観光の中心地。
市場もお城も駅もここを拠点に観て回れる。
そのプレシェレン広場にかかる『三本橋』。
ガイド本には必ず載っているこの観光スポットは有名な建築家の設計だそうだ。
でも、近づいてもそこに橋が三本あるということに気づかないほど内気に橋は存在している。
スクランブル交差点を渡る人々を見るように微妙に違う角度でできる三本の人の軌跡。
上から撮った写真を見ると確かにデザインの斬新さは感じられる・・・そうだ。
【竜の橋】
プレシェレン広場から川沿いに少し東へ行くとちょっと小ぶりな市場に出会う。
その少し先にひときわ目を引く橋がある。
それが『竜の橋』
三本橋が驚くほど内気なのにこの橋の存在感は見事だ。
欄干の4角にかまえる竜のブロンズ。
しかし、それを見に来ている観光客はほとんどいなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/3d/5ef0a089a2a8a35fc4fca2a4f91a6300.jpg)
竜の橋Zmajski Most