アジアを回る・日本を回る

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2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
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板門店ツアー 番外編 お土産

2011-03-29 14:01:16 | 2011年3月2度目のソウル

板門店ツアーで北朝鮮のお土産を購入した。

ほとんどは同僚の地理の教師へのお土産なのだが。

「板門店の鉄条網」「切手」「お札」は地理の授業で使ってもらう。

←15000w ←15000w 

←5000w

さて、自分用にはというと

ボニファスで「北朝鮮ブルーベリーワイン」と臨津閣の土産物屋で「北朝鮮焼酎」

やっぱり飲むのです。

ところが、ブルーベリーワインを箱から取り出してみたら

濁ったお茶のような色でとても美味しそうには見えない。

それでもトライしないわけにもいかないので

妻と二人で勇気を出して飲んでみた。

率直な感想は

「ブルーベリー絞り汁に醸造アルコール混ぜたんとちゃうか?」

←13000w ←4000w

焼酎の方は味は普通だったが、機内の気圧で少し漏れていた。 

←24000w

ツアーのバス内で販売していた「板門店アルバム」

ツアー中に撮った集合写真も3枚入れてある。

ちなみに撮った集合写真は2枚だが

1枚はボニファスで撮った写真を板門店会議場をバックに合成したもの。

あるはずのない北朝鮮の板門店ツアーの一行も写っているので

希少価値のあるニセモノである


板門店ツアー その3 イムジン河水清く

2011-03-21 20:05:34 | 2011年3月2度目のソウル

ツアーの帰路に、韓国人にとっての最北の地『臨津閣公園』に寄った。

そこで、『臨津江(イムジン河)』に架かる『自由の橋』を見学。

この橋は臨津江に架かる二本の橋のうちの一本で (もう一本は『統一大橋』)

現在は、もう一駅先の『都羅山駅』まで運行している京義線の鉄橋となっている。

公園内には線路までの導入橋がある。

橋の入り口の両側に男女の兵士のマスコット人形が置かれていた。

橋を進むと、程なくバリケードで行く手を阻まれる。

バリケードには統一の思いを書いた旗や布が掛けてあった。

人形の微笑ましい表情とその先のバリケードの物々しさが

この地の複雑な事情を表しているように思えた。

ツアーガイドの洪さんが言った言葉で印象的なもの。

「北朝鮮人は人でないと教えられてきた」

「この仕事をして初めて北朝鮮の軍人を見たとき人間の姿をしていたのでびっくりした」

 少し大袈裟かなとは思うが、初等教育の影響力の大きさに驚く。

「今の若い韓国人は分断ボケ」

 日本人は‘平和ボケ’というが、韓国の人は統一までは「平和」という言葉を封印?

「川から敵が来るのを防ぐために、川原には地雷が埋めてある」

「敵は我々を殺そうとして進入する」

 当分、川原を見ると「地雷」を思い出しそう。

「朝鮮戦争とは言わない」 「韓国戦争といいます」

 「朝鮮」は敵国の国名だから使わないのだそうだ。 

 そういえば、明洞のお土産物屋さんも「朝鮮人参ある?」と聞いたら

 「高麗人参あります」と答えていた。

「この鉄道が北と繋がったら、その先はモスクワ~パリ~ロンドンまで行ける」

「いつの日か、私が北朝鮮まで案内できる日が来ることを祈っている」

 この国では南北統一の先は世界へ繋がっているんだ。

 ガイドの洪さん、ありがとう。

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帰りのバスの中で洪さんが懐かしい曲を流してくれた。

♪イムジン河水清く とうとうと流る

 水鳥自由に むらがり飛び交うよ

 わが祖国南の地 想いははるか

 イムジン河水清く とうとうと流る♪

 非武装地帯に残された汽車(臨津閣公園)

 臨津閣の展望台から自由の橋を見る(臨津閣公園)

 望拝壇(=マンペダン) (臨津閣公園)

 昼食はどうでもいいようなバイキング

 店の名は「展望臺」

 

 


板門店ツアー その2 北朝鮮に3m程侵入

2011-03-19 21:46:39 | 2011年3月2度目のソウル

  

キャンプボニファスで軍バスに乗り換えた。

「許可があるまで写真は禁止」された。

車窓から北朝鮮の‘村’や世界一高い国旗掲揚塔が見えてくると

ガイドさんの説明にも緊張感が増した。

でも、まだバス内という空間には多少の安心感もあったのだ。

ところが

いよいよ板門店に着いて、バスを降りたら空気が一変したのだよ。

数十メートル先は北朝鮮領という‘繋がった’空間

そこに、何の覆いも無いままに立っているという、ものすごい緊張感。

バス内で散々聞かされた「北の建物からは銃が狙っている」

現実のものとして感じられた数分だ。

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まるで高校生のように「バスを降りたら2列で」進んだ。

一応見学地となっている『自由の家』はほぼ素通りして

いよいよメインの『本会議場』へ入った。

室内に入ると安心するのだな。

しかも、写真が許されて、兵士と並んで撮ってもいいし

窓の外も映す事が出来た。

ただ、時間だけは急かされたけど。

『本会議場』の中央に置かれたテーブルの真ん中が北と南の境界線。

室内だけど、3m程北朝鮮領内に入ったぞ。

情けない話だが、私は‘守られた空間’でしか威勢は良くない。

「兵士の後ろに行くと兵士は守ってくれません。」  でも並んで写真OK

南北の境界線。青い線は画像処理したもので実際は書いてないよ。

窓の外の北朝鮮領内。境界線を撮ればよかった。

この後、バスへ戻る時に言われたのが

「後ろを振り向くと、亡命者と間違われて撃たれるかもしれないよ。」

『ポプラ事件の碑』(バス内から)

『ポプラ事件の碑』の所で撮った監視所?(バス内から)

 『帰らざる橋』(バス内から)


板門店ツアー その1 『死ぬかもしれないよ』という宣誓書

2011-03-18 14:52:27 | 2011年3月2度目のソウル

今、日本で予約できる「板門店ツアー」は数社ある。

円で支払えて、しかも安価(5700円)の「KONEST」で申し込んだ。

(ちなみに、ウォン払いのツアーなら、現在のレート換算でもっと安いのもあったけど…)

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ロッテホテルをツアーバスで8:50に出発。

トイレ休憩と簡単なパスポートチェックを済ませて

国連軍最前線基地(キャンプボニファス)へ。

 このキャンプで、朝鮮戦争のスライドを見たあと

『死ぬかもしれないよ。覚悟してね。』的な誓約書にサインさせられるのだ。

それがこれ。(↓)

「敵の行動(活動)によっては危害を受ける又は死亡する可能性があります。」

内容をそのまま読むととてつもなく恐ろしい。

それくらいデリケートな場所に行くんだという覚悟が必要なんだと思う。

実際に、ツアーの韓国人ガイドさんはかなりピリピリしていた。

でも

ここにいた米軍兵はフレンドリーで

観光客が隣に並んでも、笑顔で写真に応じていた。

さらに、ツアーに同行した写真屋は

我々ツアー参加者の集合写真もここで撮った。

バスを降りる前に、冊子にして1冊W24000で売っていたから

商魂の逞しさには感心した。

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このキャンプで、バスを軍用のものに乗り換えて、いざ『板門店』へ。

運転手も軍人だし、もう一人かなりイケメンの軍人が護衛約で乗り込んだ。

ちなみに、ガイドの洪さん曰く

『最前線には北を意識してイケメン兵士を置くのだ』そうだ。

 途中のドライブイン

 ツアーバス

 ゲスト証

【ツアー行程】

8:20 ロッテホテル集合 8:50 出発

~途中のドライブインでトイレ休憩

~統一大橋で最初のパスポートチェック(ここは人数確認程度)

~キャンプボニファス(ここでスライド勉強と‘あの’誓約書にサイン)

~バスを軍のバスに乗り換え板門店へ

(メイン見学地。『自由の家』から入って『本会議場』は内を見学)

~キャンプボニファスに戻る

(トイレと北朝鮮関連のお土産が買える貴重な売店)

~臨津閣(イムジンガク)で休憩

~昼食(「展望臺」というドライブイン様のレストランでバイキング)

~13:00 ロッテホテル着 着後解散

 


屋台のトースト

2011-03-16 22:29:48 | 2011年3月2度目のソウル

お腹がフルハウスになっても、食べたい物には‘別腹’がある。

ソルロンタンを堪能した後で見かけたトースト屋台。

別腹が出動してしまった。

         

野菜入りの玉子焼きにサウザンマヨネーズをかけたものを

パン2枚で挟んで2つに切ってあった。

これで2000Wだから、独身ビジネスマンの朝食には最高。

ソルロンタンを食べた後でも味わって完食できた。

ビックリしたのはこのトースト屋台、両替屋もやっている。

これだけ堂々と街中でやっているのだから、違法性は無い?と思うけど…

トースト屋が両替屋をやっているのか?

両替屋がトーストを売っているのか?

手数料はないし、レートは空港より良かったよ。

 


ソルロンタン

2011-03-15 17:29:32 | 2011年3月2度目のソウル

お腹に優しい朝食というと 『粥』 しか思い浮かばなかった。

でも、ソウルグルメ紹介などで、「朝食にソルロンタン」という記事をよく見かける。

しかも、「疲れたお腹に優しい」とある。

『ソルロンタン』 は、牛の肉や骨を煮込んだスープ。

牛骨の煮込みというと、こってり過ぎるイメージがある。

およそ‘お腹に優しい’とは思えなかった。

それが…

2日目の朝にソルロンタンを食べた。

ご飯を混ぜてクッパにすると…

『アジュ マシッソヨ~!(メチャ美味い~!)』

しかも確かに‘重くない’

この『ソルロンタン』って…

粥では 何となく物足りない という不満を解消し、

肉だというのに 味付けはほとんどせずに煮込む からサッパリしている。

(塩・胡椒・キムチなどの味付けは好みで各テーブルで行う。)

しかも美味い!

ソルロンタンが朝食として人気があるのは

「比較的安価で、注文してすぐ出てくるから」

という理由だけではないぞ。

日本に支店出したら間違いなく流行ると思う。

お店は明洞の『神仙ソルロンタン』

店内の様子

ご飯を混ぜてクッパにするとメチャ美味い。値段は6000W。お値打ち。

 

 


SEOUL CITYPASS PLUS(ソウル シティパス プラスカード)

2011-03-14 21:30:45 | 2011年3月2度目のソウル

海外での観光では「地下鉄」を利用することが多い。

タクシーは値段面もさることながら、「メーターは正確か」と常に緊張感が必要だ。

(ソウルのタクシーは運賃も比較的安価で安心できるそうだが…)

バスは路線がわからない。

その点、地下鉄は安価で路線図もたくさん頒布されているし解りやすい。

           

ソウルの地下鉄を乗りこなすには『交通カード』は必需品。

正式名はソウル シティパス PLUS カード

交通カードと観光カードをあわせたカードで、

交通機関の料金だけでなく、一部観光施設の割引もされるようだ。

コンビニの支払いにも使えた。

地下鉄料金はカード使用で一割引になる。

何より、いちいち切符を購入しなくてもよい事がうれしい。

「東大門駅」で購入したが日本語対応の自販機だった。

まずカードを3000Wで購入(一番左のマシン)。3000Wは初期投資です。

次に「韓国語」「英語」「日本語」「中国語」が選べるので当然「日本語」を押す。

カードを置く位置が示されるのでその通りにする。

チャージする金額を選んでお金を入れるだけ。

 

 


タッカンマリ

2011-03-13 22:20:55 | 2011年3月2度目のソウル

韓国の料理は概して大胆である。

その中でも、秀逸だったのは鶏が丸ごと一羽、鍋に入った料理だった。

それが   「タッカンマリ」

まず、鶏が丸ごと一羽入った大き目の鍋が登場した。

この鍋で2~3人前だそうだ。

形の豪快さに感動し終わったところで、店員が鶏をハサミで細かく切ってくれた。

煮立ったら、灰汁をこまめに取って、トッポッキッとキムチを入れたら出来上がり。

キムチに鶏とトッポッキッを巻いて、酢と醤油と唐辛子を混ぜたタレにつけて食べた。

半端じゃないよ、この美味さ。 美味!

最後はうどんを入れて汁も残さず食べきった。

       

お店は、東大門の近くのタッカンマリ専門店が並ぶ、通称‘タッカンマリ通り’

その中の一軒『チンハルメタッカンマリ』 

この店はKONESTにも紹介してある有名店。


臭いのビザ

2011-03-07 23:36:16 | 2011年3月2度目のソウル

昨日帰国。

昨日の今頃はソウルでチムジルバンに入っていた。

          

今回のツアーの目玉は、板門店ツアー。

一応『北朝鮮領内』にも入らせてもらった。

板門店の土産物屋で

「北朝鮮ワイン」「北朝鮮焼酎」

も買ってきた。

ワインは色からして飲めそうには見えない。

しかも瓶が汚れていた。

下の写真(一番左)は濡らした布巾で拭いた後に撮ったもの。

トライするけど…

 ↑ 上の写真は左から北朝鮮ワイン 韓国のワイン 北朝鮮焼酎

          

帰りは土産等で手荷物がいっぱいだったから奥さんに駅まで車で迎えにきてもらった。

車に乗った直後に言われたのが

『何か臭うよ』

2泊3日、毎食キムチを食べていたからにんにくと唐辛子の臭いかなぁ。

「薬膳っぽい」臭いだったそうだけど自分では気にならなかった。

一緒に行った同僚の何人かも奥さんに同じことを言われたそうだ。

ソウル旅行の楽しい思い出が、身体中の汗腺から「臭い」になって出てくる。

どうやら知らないうちにソウルの街は臭いというビザを私たちの身体に押してくれたようだ。