アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

杜の都・仙台の旅 鳴子あれこれ

2010-04-22 22:08:37 | 国内の旅 2010年以前
「下駄も鳴子」
というコピーが鳴子にある。
鳴子の町の足湯や外湯を下駄履きでのんびりと楽しみましょうということだそうだ。
カランコロンと下駄の音が‘鳴る’のと‘鳴子’を描けた洒落たコピーだ。

私が鳴子を訪れたのは3月の終わり。
なのに鳴子には雪が舞っていた。
あまりの寒さで下駄のロマンチックは放棄することにした。


・・・ ・・・ ・・・ ・・・
駅前通りは「こけし通り」という名がついている。
その名のとおり土産物屋に混じってこけし店も多くある。
どの店もこけしの絵付けをさせてくれる。

我が家の娘が絵付けにトライしたいと言った。
娘はどちらかと言うと何にでも飛びついて興味を示すのだ。
何が面白いのかなぁと思った。
でも、絵付けをしている娘の姿を写真に撮りに行く馬鹿な親になってしまった。


・・・ ・・・ ・・・ ・・・
鳴子の通りには昔ながらの大衆食堂があった。
「ゑがほ食堂」という名前の昔の映画に出てきそうな食堂だ。
暖簾を手でよけて店の中に入ると、地元の人らしき先客が一人で酒を飲んでいた。
子供連れで入って来た私たちに気兼したのか、程なく店を出て行ってしまった。

「きのこそば」と言う地元で取れたきのこがたっぷり入った蕎麦をいただいた。
一人で切り盛りしているらしい店の女将さんは
「このきのこは全部地元で取れたものですよ」
と教えてくれた。
きのこ大好きな私には申し分ない一品だ。


・・・ ・・・ ・・・ ・・・
温泉卵を買った。
買うときに店の親爺に「温泉卵をくれ」と言ったら、これは「ラジウム卵だ」と言われた。
こだわりがあるようだ。
でも、宿で食べたが、正直どこが違うのか解らなかったよ。

杜の都・仙台の旅 鳴子 栗だんご

2010-04-17 12:32:25 | 国内の旅 2010年以前


鳴子駅近くの「餅処 深瀬」という和菓子屋で鳴子名物の「栗だんご」を食べた。
この店はTV・雑誌等でもよく取り上げられる有名店のようだ。
取材で来店した芸能人のサインや写真が店に飾られていた。

実は前日の夕刻に食べに行ったのだが、すでに売り切れていて食べることができなかった。
翌日ホテルをチェックアウトして、鳴子を発つ前にやっと食べることができたのだ。
その代わり、朝一番だったから出来立てをいただけた。

店内には3,4人ほどが座れる茶室風の小間がありそこで食べることもできる。
早速注文すると、団子2個とお茶と漬物のセットで出てきた。
値段は350円。

第1印象では、丸餅にかけられた光沢のある餡が味覚を煽る。
一口目は箸で真ん中から割ってたっぷり餡に絡ませて食べてみた。
みたらし系の甘醤油味が先行したがくどさはない。
程なく口の中に栗のほっくりした甘さが顔を出した。

二口目で1個目を完食し、2個目は団子で餡をすくって食べた。
栗は名前に付けられているけれど、控えめな自己主張。
それ以上に餡が美味いのだ。

杜の都・仙台の旅 鳴子温泉

2010-04-13 19:57:42 | 国内の旅 2010年以前


鳴子は温泉とこけしの町。
仙台からは高速を使って車で1時間半程の距離にある山間の温泉街だ。

私が泊まったのは「鳴子天神」というホテル。
宿名が最近変わったようでホテル正面のネームは旧名「鳴子天鳳」のままだった。
格安プランを利用したのだが、料理もサービスも合格点。
駅から少し遠くて、しかも山登りになるけど、お勧めの宿だ。

お風呂は源泉掛け流しで加水温度調節のみの天然温泉。
色はやや濁りがあり、加水しすぎなのか、私的には少し温かったかな。
露天風呂はすぐ隣が山で野趣を感じた。
夜に酔って入ったなら狸に化かされそうな気になる。
幸い私は朝しか入れなかったけど(笑)…
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
鳴子の町には「早稲田桟敷湯」と「滝の湯」という2つの外湯がある。
早稲田桟敷湯はその名の通り早稲田大学生が掘り当てた湯だそうだ。
外観は洒落た黄色の建物。
案内にしたがって内に入ると、狭いくぐり戸を抜けて階段を下りる。
初めて来た人は階下に風呂があると思わないから少し勇気がいるかもしれないな。

湯は透明だが白い湯花が沈んでいる。
微かだが硫黄臭もした。
風呂場内の天井は高く、湯を引く木枠に湯の花が付着している。
地元の人だろうか、その湯の花をタオルに取り、身体に擦り付けていた。

もう一つの外湯「滝の湯」は早稲田桟敷からさらに山の方へ行ったところにある。
残念ながら、私の滞在中は改装工事中で体験できなかった。
なんでこの時期にと思ったけど仕方がない。

 



鳴子散策中、こけし店や土産物屋さんで
「どこに泊まっているの?」と聞かれて
「天神です」と答えると
「あぁ、天鳳か」とそっけなく、しかも旧名で言われた。
結構冷ややかな対応だったから少し気になるのだが…

杜の都・仙台の旅 るーぷる

2010-04-11 23:25:36 | 国内の旅 2010年以前


仙台市内を走る「るーぷる」という循環バスがある。
コースは仙台駅から青葉通り、瑞鳳殿を経由して仙台城跡。
その後東北大をぐるっと廻って定禅寺、広瀬通経由で仙台駅へ戻るというもの。
15分おきにバスが来るから観光地を各駅停車で廻って1日を過ごすのも良い。
料金も大人1回乗車が250円だが、1日乗車券なら何回乗り降りしても600円だ。

車体はレトロを意識した木目のボディ。
ワンマンバスだから車掌はいないが、運転手がガイドをしてくれる。
運がいいと話術に長けた運転手に当たって楽しめる。
仙台城跡から定禅寺まで乗った運転手さんのガイドは面白かった。


話術に長けた運転手さん。
「月曜日は休館が多い。皆さん最悪な日にご乗車になりました。」


レトロ調のバス停。色は楽天カラー?

杜の都・仙台の旅 ずんだ

2010-04-10 20:29:49 | 国内の旅 2010年以前


枝豆を磨り潰してペースト状にしたものを「ずんだ」という。
仙台を中心にした東北地方では昔から餅や団子のかけられていたそうだ。
もともと枝豆だからそれ程美味しいものではないが、現在の健康ブームに乗って日本中に拡がりを見せている。
近所のスーパーの東北物産展では必ず「ずんだ餅」は置いてある。

先ずは定番の「ずんだ餅」を食べた。
仙台駅の「ずんだ茶寮」というお店で、旅行誌でもよく取上げられている。
外観に‘ずんだ色’を施して、若者や観光客をターゲットにしているようだ。
店内もこじんまりとしているが明るくて雰囲気がよい。

セットで注文したので「ずんだ餅」の他に汐コブと黒豆茶がついてきた。
まっしろな少し固めの団子餅に荒引の‘ずんだ’が餡としてかかっていっる。
‘ずんだ’は甘さ控えめで、青臭さが残らない程度と言っても良いくらいに思えた。
でも、付け合せの汐コブが程よい口直しになるから甘みは効いているのだろう。

2日目に仙台城跡に行った時、「ずんだシェイク」を発見。
ずんだ餅を食べた「ずんだ茶寮」の出店のようで店のロゴは同じだった。
見た目は普通のミルクシェイクで、食感に‘ずんだ’の荒引を感じる程度だった。

仙台城跡は3月の終わりというのに雪がチラつく天候だった。
ただでさえ寒いのに、シェイクの冷たさでエネルギーが奪われそうな気がした。
とても屋外でシェイクを楽しむ気にはなれなかった。
夏にリトライしたいと思ったよ。

 

 

杜の都・仙台の旅 牛タン

2010-04-09 21:26:59 | 国内の旅 2010年以前
家族5人で仙台旅行に行った。
仙台の名物は牛タン、ということで旅行初日の夕食は町に繰り出して牛タンを食べた。
目指したお店は仙台市内に何件かチェーンを展開する『利休』の仙台駅店。
旅行誌などでは必ず紹介されている有名店だ。

店に着くと3,4組の入店待ちの列。
雑誌などでは待ち行列は当たり前のように紹介されていたから少ない方だと判断した。
実際、20分ほど待って入店できたがこれはラッキーだったのだろうか。

旅先での注文は雑誌で紹介されていたものにすることに決めている。
私は迷わず、雑誌で紹介されていた『牛タン極(きわみ)定食』と生ビールを注文。
牛タンと麦飯・テールスープというシンプルな定食だが牛タンの肉厚さに圧倒された。
値段は1900円、しかも麦飯!



子供たちの注文はというと、牛タンハンバーグ・牛タン丼・牛タンシチュー……
これでは真の牛タンは味わえないぞ。
まだまだお子様メニューだなぁと微笑ましく思ったよ。

ところで、名古屋で牛タンといえばハムより薄いのをレモンか塩でいただくのが定番。
だから、タンの味≒レモン味と頭に刷り込まれていた。
ところがここの牛タンは肉厚
しかも新鮮さの証拠となる焼加減はミデァムレアだ。

タンを1枚箸で取り口の中に運ぶ。
箸にも、口の中にも、普段のタンでは感じない‘重さ’を感じた。
味の第一印象は以外に淡白。
だがタンそのものの味わいも感じるぞ。
『美味い!!』
子供たちに自慢するように言った。
そして生ビールをゴクリ。

長男が私の『美味い!!』に反応したのか「1枚いい?」と私の皿に箸を伸ばしてきた。
少し心残りだったが「食え食え」と気前よくくれてやった。
後悔先にたたずというが、これをきっかけに3人の子供と妻に1枚ずつ献上することになった。
皿には6枚の肉厚牛タンがあったのだが、私も1枚食べたから結局残ったのは1枚のみ。
残った貴重な1枚は麦飯とともに味わった。