アジアを回る・日本を回る

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2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
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道後温泉駅 高知・松山一人旅

2011-10-22 11:03:16 | 2011年 国内の旅

3000年の歴史がある道後温泉には

神代の時代、足に傷を負った白鷺がこの地の岩間から湧く温泉で傷が完治した

という、白鷺伝説がある。

そんな神話チックな町に行ってみたかった。

道後温泉の玄関口は路面電車の駅。

駅前には、旅行者をもてなすように「からくり時計」と「足湯」があった。

しばし

「からくり時計」の仕掛けを見て旅の心を和ませ

「足湯」で一服して身体の疲れを癒す

心憎い程のもてなしを受けて町の中へ向かった。

*からくりの上演は8時から午後10時まで、毎時00分スタート。

*足湯の湯釜は以前、道後温泉本館で使用していたものだそうだ。

↑ 句碑 「春風や ふね伊豫に寄りて 道後の湯」 柳原極堂

句碑の説明板にはこうあった。

『「ふね伊豫に寄りて」の中七字の字あまりが伊予のノンビリ感を出している』 

バス停。ここから夜行バスが出る。

コインロッカー。宿泊しない旅人にはなくてはならないもの。


坊ちゃん列車 高知・松山一人旅

2011-10-07 23:07:28 | 2011年 国内の旅

松山市内を走る『坊ちゃん列車』

夏目漱石の小説「坊ちゃん」がこの名の由来。

いちおう、『坊ちゃん』の一説はこうなっている。

     停車場はすぐ知れた。切符(きっぷ)も訳なく買った。

     乗り込んでみると

     マッチ箱のような汽車だ。

     ごろごろと五分ばかり動いたと思ったら、もう降りなければならない。

     道理で切符が安いと思った。

     たった三銭である。

今の列車は、蒸気機関車の格好をしているが、ディーゼル機関車。

ときどき煙突から白煙を吐くが、実は無害な蒸気(湯気)。

路面電車の線路を走るので、駅で何本かの普通列車をやり過ごした。

乗ってみると、子供や子連れの親ばかり。

中年男が一人で乗っている様はカッコの良いものではないようだ。

松山には小説『坊ちゃん』由来の乗り物がもう一つ。

マドンナバス というものがある。  

坊ちゃん列車を待つ間に走っているのを見かけた。

ただ、こちらの方は…

どう見ても、『ちょっと派手な保育園の送迎バス』のように見えるのだ。

←マドンナバス(松山市HPから)

           ↑ 道後温泉駅で ↓

 


子規堂 高知・松山一人旅

2011-10-02 20:32:30 | 2011年 国内の旅

松山城を下山して大街道へ戻った。

次の目的地、道後温泉まで「坊ちゃん列車」に乗ろう!

バス停の時刻表を見るとちょうどいいタイミングで列車が来る…

と思ったら平日は間引き運転していた!!

ということで1時間以上も待ち時間ができた。

『待ち時間 = 街時間』

子規堂までテクテク歩いて行ったのだ。

  

子規堂は、子規の文学仲間の「正宗寺」住職が

自寺の境内に、子規の家を模して造ったものである。

お堂内には子規の写真や資料の展示と子規の部屋や復元してあった。

それにしても、境内に入ってそのままお堂に行こうとしたら

「受付こっちですよ~」という声が奥から聞こえた。

入館料50円を払いに、いささか非能率的な場所まで行くのだ。

ちなみに、この受付のおばちゃん、話好きの方でした。  

 

境内に隣接するお墓には子規の遺髪塔だけでなく

内藤鳴雪の遺髪塔と高浜虚子の筆塚もある。

さらに、お堂の前には「坊ちゃん列車」と「野球」のモニュメント。

正宗寺本堂前には「子規の句」と、なんと「横綱千代の富士の書」の碑。

境内には、「斉藤茂吉」や「与謝野晶子」の歌碑もあるのだ。

国語の勉強になりました。

 坊ちゃん列車の展示

 「笹啼が 初音になりし 頃のこと」  高浜虚子

 「朝寒や たのもとひゞく 内玄関」  正岡子規

 

「正宗寺の 墓にまうでて 色あせし 布団地も見つ 君生けるがに」 斉藤茂吉 

「子規居士と 鳴雪翁の 居たまへる 伊予の御寺の 秋の夕暮れ」 与謝野晶子