アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

古都の旅 興福寺

2010-01-18 22:13:45 | 国内の旅 2010年以前
 

興福寺は「五重塔」と「阿修羅像」で有名なお寺。
でも、阿修羅様は年中出張に出かけているらしくなかなかお目にかかれないらしい。
私が行った時も出張疲れでお休みしていて、写真だけが飾られていた。
残念なことではあるが仕方がない。

今では見所満載の寺であるが、明治維新時には仏像やお経を廃棄しようと言う運動(廃仏毀釈)で寂れた時期があった。
囲いも壊され五重塔なども売りに出され、まさに廃寺になりそうな時期もあったとか。
後にこの運動は見直され、興福寺は復興された。
その頃詠まれた歌がある。

秋風や 囲もなしに 興福寺 子規



興福寺には北円堂、東金堂などの国宝建築物があるが、中でも秀逸は五重塔だ。
奈良で一番高い五重塔で、日本でも京都の東寺の五重塔に注いで二番目の高さを誇る。
絵葉書などに良く使われる猿沢池から望む姿はベストショットだと言われている。
しかし、このショットでは五重塔は上半身しか現れない。
池とのバランスで五重塔を感ずるのにはベストなのだが…
私的には、南円堂から春日山をバックにして見た景色が五重塔のベストショットだ。

五重塔だけは年中ライトアップされているから夜に訪れても楽しめる。
真下から見上げても良し、遠くから闇に浮かび上がる姿を見ても良し。
私の泊まったホテルは露天風呂からライトアップされた五重塔が見えた。



「阿修羅」と言うと私の世代ではアニメのきん肉マンに出てきた「アシュラマン」を思い出す。
最初は悪魔超人だったが、人気が出たので後に正義超人扱いになった。
アニメのアシュラマンもかっこよかったが、本物の阿修羅様も絶世の美男子。
何処と無く正面顔が平成の大横綱「貴乃花」に似ていると思うのは私だけか。

 

古都の旅 置き忘れた感激

2010-01-12 20:15:38 | 国内の旅 2010年以前
小学校の修学旅行は県内では定番の「京都・奈良」だった。
いくら歴史的に有名な寺院と言っても、小学生にとってはお寺はお寺。
だから、京都・奈良への印象は「お寺が多い地味な所」になってしまった。

その後京都へは、大学時代、社会人になってからもよく行った。
新幹線や高速道路が通っており、ちょっとした小旅行で行きやすい所だからだ。
でも奈良には一度も行ったことがなかった。

この冬、何故だか解らないけど小学校以来の奈良に行きたくなった。
行ってみて解ったことは、歴史的価値の大きさだけでなく町全体の風情や奥深さ。
当時は理解できなかったことが、まるで縺れた糸がスゥッとほどける様に覚醒されたのだ。
あの時に置き忘れてきたものを探し当てたような気がした。

1泊2日の奈良旅行。
両親を連れての旅行でおまけに、出発は私の仕事の都合で午後からだった。
1日目は宿に着くだけで精一杯。
それでも宿近くの興福寺のライトアップをみた。
2日目は朝に興福寺と東大寺。
午後からは斑鳩に移動して法隆寺。
探し物は全部ではなかったがかなり集めてきたようだ。