アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

ぶらぶらと散策

2009-08-28 10:51:56 | 2009年8月カトマンズ
ホテル①にチェックイン後、近くの店で小腹を満たした3時過ぎ。
夕食までの腹ごなしを兼ねて、いよいよ初日の町歩き。
それにしても雨は止む気配なし。

傘を差してぬかるんだ道をタメルチョ-ク②から王宮方面に歩いた。
町を歩けばしつこい物売りや押し売りガイドがウジャウジャいるよと言われていたのだが…
たまにすれ違うリクシャーと呼ばれる自転車タクシーから声を掛けられる程度。
雨のせいだろうか、「押し売り」の類には不思議と出会わなかった。

王宮通り(ダルバールマルグ③)を散策しながら南下した。
それにしても、この通りは交通量が多い。
排気ガスとクラクションの音は予想をはるかに超えていた。
雨が降っていなかったら埃にも悩まされていたのだろうか。

国王像のある交差点を道行きに進むと大通り(カンティパト)と出会う⑤。
ここには歩道橋があり安全に対側に渡ることが出来た。
さすがにこの大通りの大量の車を縫って渡るのは現地の人でも無理だろう。

歩道橋の上からは池の中の寺院(ラーニポカリ)が見えた。
雑然とした町の中でこの景色だけは静かに、そして時間が止まっているように感じた。
しかし、少し目線を変えて歩道橋の下を見ると…あいも変わらず人と車の混雑と喧騒。
現実はこちらの方だから、喧騒の中に再び舞い戻った。

そのままアサンチョーク⑥まで歩きその周辺で時間を潰した。
路地の両側の店を眺め、買う気もないけど‘市場調査’。
値札がないから商品を見ているだけなんだけど…
じっと見てると店の中から声がかかるのであまりゆっくり見てられないのだ。

お腹はまだ空いてなかったが、陽も落ちてきたので夕食のレストランに向かった。
3時間ほどカトマンズ市内を傘を差して散策したことになる。
靴の中はしっかり雨が浸み込んでいた。


散策コース

 
     リクシャー                タメルチョーク

 
          ダルバールマルグ                  ラーニポカリ

 
     歩道橋の上から                   路地

 
               アサンチョーク                アンナプルナ寺院

タメルのローカル食堂~タカリ・バンチャ~

2009-08-24 22:51:59 | 2009年8月カトマンズ
我が家の海外旅行での食事は、頑なに現地食。
間違っても旅先で日本食レストランには行かない。
「歩き方」やネットで調べた店でその土地土地の味を満喫して回る。
カトマンズでは衛生面で心配なこともあるけれど…
大抵のものは美味しくいただけた。
胃腸には自信があるし、味覚のストライクゾーンはかなり広めに取ってあるのだ。

カトマンズで最初に入ったレストランは「歩き方」に載っていた『タカリバンチャ』という食堂。
『格安グルメのローカル食堂』で『店内はこぎれいで女性でも入りやすい』と紹介してあった。
入店して思ったのは、本当にこれが「小奇麗なの」ということ。
雨の日だというのに、電力事情の悪さから昼間は灯りが無かったのでとにかく「暗い」
汚くはないが、プラスの意味での綺麗さは感じないのだ。

店は雑踏の四つ角のビルの2階にあり、入り口を見つけるのに少し時間がかかった。
ホテルから近かったこともあり、2回も利用したよ。
2日目に利用した時には、確かに「この店はカトマンズでは小奇麗だ」と納得していた。
カトマンズではプラスの意味の綺麗さは必要ない。
汚くなければ綺麗なのだ

初日は3時頃に軽食をとった。
「チョウメン」という焼きソバと「フライドモモ」という揚げ餃子。
どちらも100円程度で、お値打ち感はあったがけして美味いものではなかったな。
しかも、食器とスプーン、フォークはアルマイト製で異様に軽い。
アルマイトの鈍い光沢は小学校時代の給食を思い出してしまった。

2日目の利用は夕食。
「タカリディッシュ」という名の「ダルバート」を頼んだ。
「ダルバート」は大皿の真ん中にご飯を置いてその周りに豆スープやカレーを並べたもの。
ネパールの庶民料理で、この店の看板メニューなのだ。

インディカ米のパサパサ感はスープやカレーで潤せば気にならないどころか絶品のお味となる。
「米はやっぱり日本の米」等と野暮なことは言はないぞ。
米そのものに味が無くたって、混ぜて美味しくなればそれでいい。
お変わり自由で値段がRs140というのもうれしいではないか。

お店では当然ビールも注文した。
一番安いのは「エベレストビール」というローカルビール。
Rs195という値段は、それでも食べ物の1皿の2~3倍の値段なのだ。
サイズが大瓶だと言うのがうれしいね。
味は……コクはないけど、日本の発泡酒程度の味わいはあった。

【初日に食べたメニュー】
   
         ↑チョーメン Rs65              ↑フライドモモ Rs90

【2日目の夕食】

            ↑タカリディッシュ Rs140

 
  ↑店は2階にあります               2日間とも飲んだエベレストビール Rs195

バイシャリホテル

2009-08-19 21:55:29 | 2009年8月カトマンズ
カトマンズのホテルは私の友人Kに頼んだ。
Kにはネパール人の知り合いがいて、その人に私のホテルを取らせたのだ。
Kは私に「せっかく夫婦で行くんだからいいホテルに泊まりなよ。」
と『アンナプルナ』という高級ホテルを勧めた。
しかも、「安価で取ってやる。」と言った。
私も行くまでは『アンナプルナ』に泊まれるもんだと思ってそこを拠点とした観光ルートも計画していた。

…・…Kをよく知る私としては若干の不安はありましたが…・…
空港に迎えに来てくれたKの友人に「ホテルは取れた?」と確認のつもりで聞いたところ…
「アンナプルナは90US$までしか安くならなかったからバイシャリを65US$で取った。」とのこと。

「バイシャリなら日本からネットで取れば50US$で取れるがな」と思ったが
海外旅行に関しては私は常にポジティブなのだ。
「きっと、ホテル内の最高級の部屋を取ってくれたのだろう」と、ここはKの顔を立てて穏便にすました。

…・…不安は現実のものとなるのです…・…
Kの友人に「パシュパティナート」→「ボダナート」を案内してもらいホテルに連れて行ってもらった。
チェックインを済ませ、友人を見送り、部屋に行くと……
「う~む。これが1泊65US$か?」というのが実感です。

【バイシャリホテルのビックリポイント】
① TVがつかない
② エアコンが効かない。設定は10℃になっていたのだけど…
③ バスタブにシミがついているし、蛇口がきちんと閉まらない
④ 冷蔵庫があるはずなのに…ない

TVは変えてもらった。
ただ、その他はどうやら常識の差のようで、あまりこちらも強く言わなかったのだ。
これならせいぜいRs1000程度だなぁと思いつつ、帰ったらKにたっぷり嫌味を言ってやろうと心に誓うのであった。



部屋から見える景色。
右側の緑部分は屋上ビアガーデンのようで夜遅くまでうるさいうるさい。

 
左:ホテルの朝食。お皿の上から時計回りに「クロワッサン」「ポテト」「すり身を揚げた」「エッグ」「ウィンナー」
右:ベッド。これは普通。

 
左:バスタブのシミ。シャワーしか使わなかった。
右:TVの下は空だった。ここに冷蔵庫があるはず?だよね。


ちなみにアンナプルナにも行ってきた。
トイレを使わせてもらった。

ボダナート

2009-08-15 20:46:43 | 2009年8月カトマンズ
ネパール最大のストゥーパ(仏塔)がある町、ボダナート。

チベット仏教の巡礼地として古くから交易の拠点となっていた場所だ。

確かにチベット僧と思われる人もいた。

ここでも我々外国人はチケットを買って入場する。(1人Rs100)
… … … …
ゲートを抜けて中に入る。

いきなり、ストゥーパに描かれた目がこちらを見ているのに気づく。

最初はギョッとするが、よく見ると…

『三角帽子を被った髭の爺さん』のように愛らしく見えるのだ。
… … … …
ただ、どう見ても私を歓迎しているようには見えないのだなぁ。

おまけに近づくと目線は遠方で私の方を見ていない。

いちおう仏教徒なのだが…

不真面目な仏教徒だから仕方がないか。

 
     ↑チベット僧              ↑正面から見たストゥーパ

不謹慎な話はさておき

この‘目’は「ブッダの目」と呼ばれ、ストゥーパの四方に描かれている。

ネパールではこの目が世界を見渡しているということになっているそうだ。
… … … …
巨大なストゥーパの周りは土産物屋やレストランが並んでいる。

ストゥーパの塔頂部から周囲に万国旗が張られている。

華やいだ雰囲気の中を巡礼者に混じって観光客も「右回り」で周回する。

右回りは規則だそうだ。

 
       ↑暇なのかな?                 ↑ストゥーパの周りの店
 

ストゥーパの周りの様子


ストゥーパの側面のマニ車


正面入り口の対面側にあるアジマ寺院。雨宿り?

パシュパティナート寺院

2009-08-12 21:29:35 | 2009年8月カトマンズ
昼過ぎにカトマンズ入りした。

迎えのガイドに最初に連れて行ってもらったのがパシュパティナート寺院。

ネパール最大のヒンズー寺院だ。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

寺院の中はヒンズー教徒しか入れない。

我々異教徒は門の前から中を覗く。

写真もNGなのだが……少し離れた所から門の内を撮ってる外人がいたなぁ。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

この寺院の周り(パシュパティエリア)の見学は外国人でもOK。
(ただし、入場料がRs500かかる)

有名なのはヒンズー経の火葬場。

観光客がいようといまいと焼き場は毎日煙を上げているのだ。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

焼かれた灰は火葬場の前のバグマティ川へ流される。

この川は聖なる大河ガンジスの支流。

ヒンズー教徒は死んだら灰となってガンジス川に戻るのだそうだ。



【カルチャーショックを受けました】
① 火葬場のすぐ横で平気で川遊びをする子供や洗濯をする女性がいた。
② このエリアで見た動物は、犬、牛、鹿、猿… 全て放し飼いか野生。
③ 1日中何もせず寝転んで過ごす人がいる。本当に何もしないそうだ。
   食事は誰かが恵んでくれるとガイドが言っていた。
   それでも生きていけるのだそうだ。

 
正面の門                    川の対岸の展望所からみたパシュパティナート寺院。


橋から火葬場を見る。


バグマティ川に架かる橋


サドゥーと呼ばれる何もしない人


チケット。 1人Rs500 約650円 (1Rs=約1.3円)

カトマンズは今日も雨だった。

2009-08-10 20:25:38 | 2009年8月カトマンズ
昨日早朝に無事カトマンズより帰っていきました。

今回の旅行はカトマンズ滞在が実質2日間の弾丸ツアー。
なのになのに、その殆どが「雨」でした。
ただ、雨くらいで旅行が楽しめなくなる程、我々はヤワではないよ。

タメルを中心にしたカトマンズと近隣のパタン・ボダナートだけの観光。
トレッキングもヒマラヤ飛行もない、ただ町歩きだけ。
よく歩いたもんだ。 
万歩計は3日間とも2万歩を越えた。

心配していたシツコイ物売りは意外とあっさり撃退できた。
楽しみにしていた値段交渉は……勝ち取ったのか負けたのかは不明。
お互いが勝ち誇った武勇伝を持てばいいか。

ビックリしたのは衛生面と常識の相違。
何事も受け入れることからはじめなければこの国には来られない。

初日ずっと雨だったから2日目に期待した。
2日目の朝、ホテルの窓から外を見て思わず呟いた。
「今日も雨??」
そう、カトマンズは今日も雨だったのだ。