アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

ネパリの道案内

2009-09-26 20:48:18 | 2009年8月カトマンズ
 揚げ菓子屋の親爺に見所のお寺を聞いたら、盛んに「マハボダ」を連呼した。

「どうやって行くのだい?」と聞いてみたら…

「この道を真っ直ぐに10分歩いて、右折して…云々」

     

10分ほど歩いてもそれらしき通りはないので、また道端の電気屋の若者に聞いてみたら、

「5分位戻ったら左手に見えるぞ」だそうだ。

道を尋ねて断られたことはないが、教え方が常に「○分歩いて…云々」なのだ。

おまけにその基準は教えてくれる人各自の物差しだから解りにくくてしょうがない。 


                       【マハボーダ寺院】

 探し探してやっとの思いで見つけた入り口の「MAHABUDDHA TEMPLE」の案内。

シンプルすぎてここも見つけるのは大変だよ。

溜息一つついて、うす暗く細い入り口に入った。

通路を抜けるといきなり寺院が現れる。

寺院には仏陀の細かい彫刻が施され、なかなか荘厳な景色だった。

揚げ菓子屋の親父のお勧めは正解であった。 


【おそらく本尊】


入場料はないが、お布施を入れるところがあり、日本語の案内もあった。



ネパールの揚げ菓子体験

2009-09-22 20:27:57 | 2009年8月カトマンズ
パタンはカトマンズからも近く、見所の多い観光地だ。

地元の人に混じって、欧米系のツアー客の一群にも遭遇した。

相変わらず降り続く雨の中、列をなして次の見学地へ向かっていた。

ツアーか…私たちも以前はこんなことしていたなぁと懐かしく思い出してしまった。



さて、私たちはと言うと

ダルバール広場~ゴールデンテンプル~クンベシュワル寺院と廻ったので歩き疲れた。

休憩を要すということで、軽食タイム。

    

町を歩いていて軒先で揚げ物をしている店があった。

旅先では現地食」に徹し、「B級グルメの達人」を目指す私にとって

ここの揚物屋はトライせずにはいられない。

    

ただし、どの店でも入れるかというと、ネパリのお店はそんなに‘甘く’ないのだ。

軒先で調理して、そのまま置いてあるのだから、砂や雨滴が少々入っているのは仕方ないとして

その他の衛生面の許容範囲をどこまで落としたらいいのか…

私の下した結論は

① 店先で揚げている最中の店←少なくとも新鮮

② お客が入っている店。←少なくとも安心

③ 満席ではない店。←少なくとも座れる

    

あちこち散策しながら、こんな狭い条件に合う店を探した。

3点とも合格の店はなかなか見つからなかったのだなぁ。

結局、足の疲れ>衛生面のこだわり となって適当に見つけた店に入った。

    

店先に6種類くらいの揚げ物が並べてあり、その中から2種類を指さして注文した。

白い餃子のような物は中に何か入っていると思いきや、しっかり空洞だった。

なんてことはない、ただの薄い煎餅。

日本でもインド料理店などで食べたことのある味だった。

帰ってからいろいろ調べたら「プーリー」という名前の菓子のようだ。

色の濃い方は食べたらプチッと甘い汁が口の中に広がった。

その甘さは 蜂蜜の揚げもの のように感じた。

こちらも調べたら、米粉を砂糖水で溶いたものを油で揚げた「シェル」というものらしい。

4個で15Rs。… … 1個いくらなんだろう? 





パタン クンベシュワル寺院

2009-09-19 13:57:00 | 2009年8月カトマンズ
 ネパールの国教は ヒンドゥー経 である。

このヒンドゥー教の最高神の一人が‘創造と破壊’の神  シヴァ 。

ネパールにはシヴァ神を祀った寺院が多い。

ちなみに、シヴァ神の乗り物は牛で「ナンディン」と言い、

シヴァ神の子供は象の化身で「ガネーシャ」と言う。

だからヒンドゥーの世界では牛と象は神格化されている。 



 クンベシュワル寺院 もヒンドゥー教の寺院。

ネパールには珍しい五重塔を持っている。

入り口にはナンディン像が祀られ、その横ではお供えの花などの屋台が並ぶ。 

 


 境内に入ると「シヴァリンガ」と呼ばれるヒンドゥーのシンボリックな御神体が置かれている。

下の受け皿様の物は女性器を表し、乗っている円筒状の物が男根の象徴だそうだ。

そこに赤い粉を塗るのがネパリのお参りのようでお世辞にも綺麗には見えないな。   

 

 カトマンズの北の山に、シヴァ神由来の聖地、聖なる湖「ゴサインクンド」がある。

クンベシュワル寺院の水はゴサインクンドから引いてきたと言われており、

この水で身体を清めると聖地を巡礼したのと同じ効果があると信じられている。

     

確かに境内には水を溜めた場所があり、雨の中を子供たちが泳いでいた。

ただし、水は泥水でゴミも浮いている。

見物している人たちもいたけど、これが聖なる水かなぁ。 

 

 寺院正面の道向にも、水場(沐浴場)があった。

こちらはきれいに整備されていて、真ん中にはシヴァリンガが祀られている。

身体を清める人もいたので、聖なる水場は間違いなさそうだ。

でも、よく見ると水場で身を清めるだけでなく、服を洗っている人もいた。

聖なる水とは、敬虔で特別な物というのではなく、庶民の暮らしに直結しているのだ。 






パタン ゴールデンテンプル

2009-09-15 14:51:17 | 2009年8月カトマンズ
パタンには独創的な寺院がいくつかある。
だから面白い。


 ‘GOLDEN TEMPLE’

いわゆる‘黄金寺院’ってヤツはアジアではよくある寺院だ。

行ったことはないが「インド」や「ミャンマー」にもあるらしい。

そういえば日本の「金閣寺」も外国人には‘GOLDEN TEMPLE’である。



 パタンのゴールデンテンプルの正式名は

ヒラニャ・ヴァルナ・マハー・ヴィハール

仏教寺院のはずだが、革製品の持ち込みは禁止である。

牛の神格化はヒンドゥー経のはずなんだけど…

結構仏教とヒンドゥー教が混存しているのだ。

     

チケットを買う時、「革製品を身に着けてないか?」のようなことを聞かれた。

基本的に自己申告だが、靴だけは見られるようで、

足元を見られて、「これならOK」と言われた。

私も奥さんも安物のスニーカーだった。

 

 境内は回廊になっていてマニ車を回しながら廻った。

「黄金寺院」という割には清楚な雰囲気を持っている。

私の基準では‘煌びやかさ’は明らかに名前負けしている。

この程度で‘GOLDEN’と名乗るのはネパリの基準だろうか。

   

相変わらず雨が降っていたので、寺院内の屋根つきの回廊はありがたかった。

本尊は撮影禁止のようだが、回廊にいた檀家?らしき人は「写真撮っていいよ」って勧めたぞ。

 

 

 ちなみに、ゴールデンテンプルを探し当てるのに時間がかかった。

入り口がなかなか解らなかったのだ。

なんとか見つけたが、入り口は‘GOLDEN’ではなかったのだ。 




ラリトプル 美の都

2009-09-13 12:47:43 | 2009年8月カトマンズ
パタンはカトマンズの南に位置する古都。

正式の都市名は『ラリトプル』と言い、‘美の都’という意味を持つ。

世界遺産『カトマンズ盆地』を構成する3古都の一つだ。

ちなみに3古都は「カトマンズ」「パタン」「バクタプル」である。


【ダルバール広場 左:ジャガナラヤン寺院    右:クリシュナ寺院】 

パタンは13世紀から18世紀頃まで栄えたマッラ王朝の後半期には首都にもなった都市。

王朝を興したネワール族という先住民の文化が花開き、芸術性の高い寺院が数多くある。

手先が器用で細かい彫り物などで生計を立てる人が多く、価値のある仏像や彫刻が数多くある。

寺院を廻りながら町を散策すると、あたかも街全体が美術館であるように感じられる。

  
      【ビムセン寺院  広場入り口】               【ヴィシュワナート寺院】

パタンの中心はダルバール広場。

17世紀前後のマッラ王朝最盛期に作られた寺院が厳かに並んでいる。

寺院群の対面は旧王朝とパタン博物館。

雨やどりを兼ねてか、広場の寺院や旧王朝の前には大勢の人が座っていた。

ちなみに、ダルバール広場の入場料はRs200でシールを胸に貼る。


  
  【ハリシャンカール寺院】          【ハリシャンカール寺院で雨宿りをする女性達】

  
   【ダルバール広場のバス乗り場】                  【ダルバール広場入券】

朝のパタン

2009-09-10 20:35:23 | 2009年8月カトマンズ


パタンまでの道は渋滞するような混みはなく、朝の8時半にはパタンゲート(写真↑)を潜った。

どことなくシルクロードをイメージさせるゲートだが、雨の景色には似合わない。

【町角の祠】

【朝の路地】

雨は…相変わらず降り続いていたが、とりあえず人の流れに沿って「ダルバール広場」に向かった。

仕事に向かう人や通学途中の学生が雨水の溜まった細い路地を行き来していた。

朝のお勤めなのか、道端の祠にお供えをする人たちもいた。

通りの商店は…と言っても本当に軒下に売り物を並べただけのものだが…

あくまでも自分のペースで開店の準備を進めていた。

これが朝のパタンだ

異国の日常は、それが何でもない光景でも、貴重なスナップになる。



パタンへ

2009-09-07 20:47:00 | 2009年8月カトマンズ
カトマンズ2日目も雨だった。
この日は朝からパタンに行く予定だ。

朝食後、ロビーにいたポーターにパタンまでのタクシー代の相場を聞いた。
「歩き方」ではRs100程度とあったけど、「歩き方価格」はたいてい値上がりしている。
念のため現状の価格を聞いてみたのだ。

値段だけだから即答を期待したのだが…
ポーターは外で客待ちしているタクシー運転手に聞きに行ってしまった。
返事は「パタンガイド込みで往復Rs1000でどうだ」とのこと。
ガイドは要らないから即答で「NO」と返事した。

ホテルを出るとさっきの運転手が「パタンまでRs400で行くよ」と声をかけてきた。
チップ込みでRs200なら相場以上だろうと思い「Rs200にして」と返事した。
運転手はRs300、Rs250と値を下げて食い下がったが決着は早かった。
「Rs200しか出さん。じゃあGood-by」って言って歩きかけたら「OK!OK!」だってさ。
意外とあっさりしているのはネパリの国民性か?

予定では、地元のテンプーという三輪タクシーかマイクロでパタンまで行こうと思っていた。
でも、前の日に乗り場の様子を見て「これは無理だわ」と思ったのだ。
あまりきれいとはいえない、しかも狭い車内に結構肩寄せ合って座らされる。
私はともかく奥さんが気の毒で…
かくしてタクシーでのパタン入りとなったのだ。


パタンに向かうタクシー


これが乗り場で見たマイクロの様子。客が動いている車に飛び乗っていた。


右端が三輪タクシーの「テンプー」

バンチャ・ガール

2009-09-02 20:52:21 | 2009年8月カトマンズ
初日の夕食は「バンチャ・ガール」というレストランに行った。
「歩き方」にも載っている現地では高級なお店だ。

店に入るとまず予約の有無を聞かれた。
行き当たりばったりで来たが、オンシーズンには予約が必要な店のようだ。
次にダンスショーを見る席にするか否かを聞かれた。
ショーは1時間後だと言うし、歩き疲れていたこともあって「Only dinner」の席にしたよ。

ディナーセットを注文したら最初にフライドポテトが来て、次にダルバートが来た。
ダルバートは、大皿にご飯、カレー、豆スープ、野菜などを置いて混ぜて食べる料理。
ご飯やスープはお変わり自由のようで、店の人が頻繁に来てお変わりはいいかって勧めてくれた。

値段は1人分Rs1100で、カトマンズの一般の店とは一桁違うようだ。
しかし、料理は1人分をシェアすることも可能なようで私たちはそうしてもらった。

実はこの店、現地のガイドに教えてもらった店なのである。
ガイドの教えてくれた店の名は『ヴァンツァ ガル』と聞こえた。
最初は「ヴァンツァ ガル」=「バンチャガール」だとは気付かなかった。
「歩き方」の地図を見ながら探していった場所に「バンチャガール」があってなぁんだということになった。

わざわざ現地ガイドに聞いたのに「歩き方」に載っている店だったとは。
ガイドにしてみれば、日本人の私たちに気を使って結構高級な店を教えてくれたのだろう。
私的には現地人しか知りえない‘穴場’的な店を期待したのだが…


店の中

 
前菜はフライドポテト             メインはダルバート 
セットでRs1100


サービスで注いでくれた「ライスワイン」という米のスピリッツ。
見難いけど注いであります。
何度もおかわりを勧めに来るけど強烈だから飲めなかった。


     ↑ガイドに書いてもらった現地語の「バンチャガール」