アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

四国麺の旅 蔓橋・鳴門大橋

2008-05-27 21:31:33 | 国内の旅 2010年以前
【2005年2月 徳島・香川旅行 1泊2日】

かずら橋は四国・徳島の祖谷という山間部の村に架かる吊り橋。
昔、平家の落人がこの地に隠れ住んでいた。
追手が来たらいつでも切り落とせるように蔓を編んで橋を作ったという。
今は、安全のためワイヤーで補強してあるから純粋なかずら橋ではない。
橋は観光名所になっていて通行料も500円かかるのだよ。
渡ると揺れて結構な恐怖体験。
見なけりゃいいのに、足場の渡し木の間からは渓谷の急流が覗くのを見てしまう。

かずら橋観光を終えて寄った大歩危渓谷の道沿いにあった蕎麦屋に入った。
祖谷の名物は蕎麦である。
つなぎが少ないので麺のコシは期待できないが、その分そば粉本来の味を味わえる。
薄味のダシに蒲鉾とネギ程度の素朴な具でさっぱりしている。
かずら橋の恐怖体験で胃がひっくり返っている時には最適か。





四国麺の旅 讃岐うどん

2008-05-25 14:46:02 | 国内の旅 2010年以前
【2005年2月 徳島・香川旅行 1泊2日】

自称『食通』の素人は能書きが多い。
旅行誌やHPで得た俄仕立ての知識で薀蓄を垂れる。
私の旅も粗末なこだわりを持って始まった。

こだわりその1「讃岐うどんを食すなら香川県で食す」
小牧空港(当時)から降り立ったのは徳島空港。
と言うことでレンタカーを走らせ、まずは香川に入る。

こだわりその2「大手情報誌等に載っている店より名もない店に真の美味しさあり」
そして「讃岐のうどんはセルフがおすすめ」がこだわりその3
実際は……店などどこでもよかったのだ。
ということで、香川県に入って最初に見つけたうどん屋に入った。
図らずもセルフ店だった。

店内は、昼前だったせいもありお客は少ない。
店主らしき親爺は私たちを一瞥した。
あっさりと観光客であることを見抜くと「ご自由に」という態度。
最初から突き放されてしまった。
メニューで注文する店でないことは解って入店したつもりだが…
やはり戸惑ってしまう。

うどん一玉取って、寸胴で湯掻いて、ダシをかける。
ネギやわかめをお好みでトッピングして、サイドメニューに掻揚げをもらった。
簡単な作業なのだが、気の弱い‘こだわりの食通’は、妙にぎこちなくなってしまう。
お金を払うまで黙って見守ってくれた(?)店の親爺の不気味さ。
『兄ちゃん、そんなに茹でたら麺が死ぬよ』とでも腹の中で言っていそうだ。



店に入る前は、
『本物のうどんは造る時から違ってな、その日の天気で水加減を調節して…』
等という知識ばかりが先行していた。
でも、食べ始めたら肩の力が抜けて、終わる頃には‘こだわりの食通’の看板は完全に降ろしていた。
たべたらそんな細かいことはどうでもよくなったのだ。
うどんだよ、たかがうどん。
たとえ、味に違いがあったとしても、そんなミクロの味の差なんて私の大味な舌で理解できるはずがない。

コシがあるうどんは最近名古屋でも食べることが出来る。
もっと極端なことを言えば冷凍のうどんでも茹で方さえ間違えなければ大丈夫だ。
ただ、かき揚つきで320円というお値段がいいではないか。
この値段で食せる名物はそうあるもんではありません。


香川県庵治町は映画『世界の中心で愛をさけぶ』のロケ地でもある。


この日の宿はこんぴらさんで有名な琴平町

四国麺の旅 

2008-05-24 12:35:04 | 国内の旅 2010年以前
【2005年2月 徳島・香川旅行 1泊2日】

3年前、初めて四国に上陸した。目的は『麺の旅』
その翌年の2006年に、讃岐うどんをテーマにした映画『UDON』がヒットした。
そんなことは知りもせずに旅立ったから、まさに流行の先駆けだったのかも知れない。

休みが取れないから1泊2日の慌しい行程。宿はこんぴらさんで有名な琴平。
名古屋~徳島は往復飛行機を使い、四国の移動はレンタカーで廻った。
こんな行程の中で、讃岐うどん・祖谷そば・徳島ラーメンの3種類の麺を制覇したから立派なものだと思っている。

「うどん」といえば……ガキの頃、夕食が「うどん」だと無性に悲しかったな。
「うどん」だけでなく麺類全般が嫌だった。
育ち盛りの男子にとって麺類は「あっという間に食べ終わるし、すぐに腹が減る」という印象が強かった。
この旅行でやっとその呪縛から解放された。

【行程】
第1日 小牧空港から徳島空港
    レンタカーで香川入りして『讃岐うどん』
    こんぴら参りして宿泊
第2日 蔓橋で恐怖体験 大歩危渓谷で『祖谷そば』
    鳴門に戻り鳴門大橋 帰りの飛行機までの間に『徳島ラーメン』