アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

ワットポーへ歩く

2007-09-29 20:52:49 | 2007年8月バンコク3泊4日
王宮周辺には悪い‘ゴブリン'が出るという情報を事前にゲットしていた。
彼らは「そのお寺は今閉まっているから私が別の観光地へ案内してあげる」と言ってお土産店に連れて行くらしい。

王宮を出て川側の通りをワット・ポーへ歩く。
王宮を出たところにはそれらしきトゥクトゥクの一群がいた。
「ゴブリンは来るかな?」
構えて歩き始めた割には‘期待'に反して誰も来ない。
半ば拍子抜けしていたら・・・来ましたゴブリン

ゴ「どこ行くの?」
私「ワット・ポー」
ゴ「今、閉まっている。別のところ案内する」
私「いらないよ」

しつこく食い下がるでもなくそれだけでこのゴブリンは去っていった。
ネットの情報では結構騙される人がいるそうだがタイのゴブリンはしつこくない。
考えてみると、しつこいくらいの奴だとかえって警戒する。
逆に、事前の情報がなければ「閉まっているよ」と人の良さそうなのに言われれば信じるかもしれない。

 王宮のトゥクトゥク

王宮の隣がワット・ポーなんだけど、さすがに王宮は大きい。
王宮の囲いに沿って結構歩かされた。
しかし、道端はフリーマーケット状態だから退屈せずにブラブラ歩ける。

私達はワットポーへ向かっている。
でも、急いではいない。
ワットポーは‘目的地’ではあるけれど、本当は『道中を楽しむ』ということの‘手段’なのではないだろうか。

アユタヤでもワットプラケオでもそうだった。
そこが楽しみではあるけれど、本当は行くまでの道中が魅力的なんだ。
切符を買って列車に乗ったり船に乗ったり・・・
降りる駅を心配したり船着場を飛ばされたり・・・

ブラブラと歩きながら考えた。
ゴブリンを迎撃したり、フリマの売り物の品定めをしたりして私はタイの町を感じている。

そろそろお腹も空いてきた。
麺の屋台で腹ごしらえ。
同じ物をホテルの朝食で食べた。
ホテルのよりも味は少しくどい感じがしたがこれが庶民の味なのだろう。

ワットポーはすぐそこだ。




ワットプラケオ~日本人観光客事情

2007-09-25 00:21:23 | 2007年8月バンコク3泊4日
 合成です

奥さんと再会後、もう一度チャクリー宮殿を見学。
守衛さんが制服姿で立っている。
絵になるね。
プラハ城でもそうだったが守衛の隣で写真を撮るのはOK。
でも、くっついたり腕を組んだりするとやんわり断られるようだ。



3,4人の若者が守衛さんの横で代わる代わる写真を撮っていた。
その横でブラ~としていた私達は暇そうに見えたのだろうか。
「・・・・・写真とってもらおうよ」という声が微かに聞こえた直後に
うちの奥さんが「Could you take picture ・・・」とか言われカメラを差し出された。
英語ですか! 

日本人には見えなかったんだろうな。
中国か韓国からの旅行者に見えたのだろう。
ならば中国語か韓国語で言ってくれればねぇ。
英語はないでしょ。

以前、ソウルのデパートで買い物していて、店員に「I would like to get ・・・」と訪ねたことがあった。
そうしたら「何欲しいですか」って日本語で言われた。
かっこ悪かったなぁ。

ニコっとしてカメラを受け取った奥さんが「はい、チーズ」と言った時の彼らのポカンとした顔は面白かった。
なんか脱力感もあり「私たちも撮って」と言いそびれてしまった。

ワットプラケオ~妻とはぐれる

2007-09-24 12:02:34 | 2007年8月バンコク3泊4日
ワット・プラケオと王宮は広大な敷地内にある。
チケットを買って日本語ガイドをもらい内へ進んでいく。
とにかく広い。



観光客はかなりいた。
ツアー客の一群がガイドの周りで説明を聞いている。
おそらく、建物や仏像が何年に建てられたとか、誰が住んでいたとか言ってるのだろう。
あまり興味はないけれど 

喋っている言葉から中国の団体が多いようだ。
韓国、日本のツアーグループもいる。
日本人のグループにくっついて行ってただでガイドを聞いてやろうかな・・・
なんて悪趣味なことを考えていた。

天罰覿面!!
妻とはぐれた 

はぐれるなんて想定してないから待ち合わせの場所も決めていない。
携帯も持ってきていないので探すしかない。
20分ほどはぐれた辺りをうろついていたが見つからない。
あっちも探しているんだろうな・・・
最悪、出口で待っていればいいか・・・
ワット・プラケオと王宮は夫婦別行動の観光になった。





結局、王宮の前で再会できたけどツーショットのシャッターチャンスは飛んでしまった。
タイの仏様はなまくらな仏教徒に少し意地悪されたようだ。


ワットプラケオ~シャッターチャンス

2007-09-23 10:45:19 | 2007年8月バンコク3泊4日
王宮へのアプローチは船がいい。
ファランポーンの駅からだとかなり距離がある。

10時に王宮で衛兵交代があると聞いていたのでそれにあわせて船に乗った。
チャオプラヤエクスプレスのター・チャン船着場で降りればギリギリ間に合うはずだったが・・・
船はなぜかその船着場を飛ばして次の船着場で止まった。
衛兵交代に間に合わないことが確実になったので近くのお寺を散策してから王宮へ向かった。

王宮までの道には中国の旅行者の乗った観光バスが何台も止まっていた。
土産物を売るお店をチラ見しながら王宮へと向かう人の群れに付いていく。
ここには歩行者用の信号があり、それをわたってまずはワット・プラケオへ。

 船着場近くの路地

入り口の正門を潜りいよいよ寺院内に入る。
服装チェックを過ぎると早速絶好のフォトポイントがあった。
ツアーの団体が写真を撮っていた。
その横では日本人らしきカップルの彼氏が絶景を背景に彼女の写真を撮っていた。

個人旅行の場合見知らぬ誰かにお願いしないとツーショットはない。
相手がカップルの場合撮ってあげるとそのお返しで撮ってもらえることがある。

お返しを期待したわけではないが、その彼氏に「写真撮ってあげようか?」と言ってみた。
彼氏はきょとんとしていたが彼女は理解したようで『撮ってもらおうか』って彼氏に言う。
その言葉から韓国のカップルのようだ。
『say cheese !』でシャッターを押し、カメラを返す。
お礼を言われたが『撮ってあげようか』とは言われなかったなぁ。
まぁ、ここは日本人も多そうだし何とかなるだろう・・・




チャオプラヤエクスプレス

2007-09-22 21:24:07 | 2007年8月バンコク3泊4日
最終日は王宮めぐり。
BTSでサパーンタクシン駅へ行きそこから『チャオプラヤエクスプレス』で王宮地区へ入る計画だ。

サパーンタクシン駅を出ると人の流れに沿っていけば船着場に着く。
ここまでは迷うことはないが切符を買うときに迷った。
船着場が2箇所あり、最初に行ったほうで「ワットプラケオ?」って言ったら「ここだ」って返事。
料金は18฿。事前調査では9฿だと思ったけど・・・。
ちなみにチケットは黄色。
隣の船着場が9Bのほうだったかもしれない。

船はバンコク市内を流れる大河チャオプラヤ川を結構高速で走る。
走り始めるとすぐに車掌(船掌?)が改札鋏をカチャカチャ鳴らして切符を見に来る。
列車でもそうだったがカチャカチャならして検札するのはタイ式なのだろう。

さらにガイドらしき女性が現れ、英語とタイ語でガイドし始めた。
川岸に見えるホテルやマーケットの説明をしていた。
客層も結構欧米系が多かった。





三島由紀夫の『暁の寺』のモチーフになったその名も『ワット(寺院)・アルン(暁)』が左岸に見えた。
アジア的な大河に荘厳なタイ式の仏塔の組み合わせ。
船上見学だったけど、その光景は私的には最もタイらしい光景だった。


『MANGO・TREE』でプーパッポンカリー

2007-09-19 22:05:35 | 2007年8月バンコク3泊4日
旅先での現地料理は旅の楽しみの大きな要素。
外国で日本食なんてマッピラだ。
さらに、『高額の高級料理よりも安い屋台メシにこそ真の美味がある』というのが私の哲学だ。

でも、今回のバンコク旅行は2泊のきつい行程。
自然と食事も観光した先で屋台で簡単に済ますことが多くなる。
願ったりと言うものの・・・
1回くらいはゆっくりと涼しい場所でおいしいものを、少々値がはっても・・・
私の哲学とはかくももろいものの様だ。

2日目の夕食はパッポン通り周辺の有名レストラン『マンゴ・ツリー』と決めていた。
『るるぶ』にも載っているお店で客層は外国人中心だ。
支払いもカードでOK。

私たちが店に着いたときには、入店待ちの列ができていた。
日本のレストランシステムと同じで入り口で名前を書いて待つ。
名前を書こうとすると店員が「外のエリアなら今すぐOK」と言った。
涼しい食事も魅力だが・・・
歩きつかれていたし、お昼は屋台でつまみ食い程度だったのでかなり空腹だった。
迷わず即座にOKした。

 マンゴツリー入り口

パイナップルに盛られたケチャップライスとブーパッポンカリーを妻と二人で分けて食べた。
値段はどちらも350฿程度(約1300円)。
カニは殻の内に付いた細かい身までしゃぶって食べた。
とにかく美味い

食前にはもちろんビール。
これが歩きつかれた全身に廻った。
暑さと疲れと空腹にアルコールが加味されてそこに美味いメシと来た。
この美味さを説明したいけど、こんな時は美味いの後の説明はいらない。
とにかくメチャ美味い

 プーパッポンカリー 350฿

 パイナップルケチャップライス

シーロム周辺ぶらり

2007-09-18 21:43:43 | 2007年8月バンコク3泊4日
アユタヤからバンコクに戻り、わずか一区間だがMRTでサムヤーン駅まで行く。
そこからぶらりとシーロム周辺の散策がはじまった。

最初はタイシルク店『ジムトンプソン』。
きちんとしたお土産用にネクタイとポーチを購入。
涼しいところで休憩&綺麗なトイレも借りた。

タニヤ通り、パッポン通りは歓楽街。
特にタニヤは日本語が溢れかえったちょっと異質なバンコク夜景だ。
クラブやキャバレーなどが多く、少し前の日本の繁華街を思わせる。

パッポンは2本の通りがあり、どちらも露店が道幅いっぱいに並んでいる。
そこに人混みとくれば、道行く人の顔がみんなスリに見えてくる。
私的にはこのような場所は警戒心が先にたち落ち着いて冷やかしも出来ない。

ただ、しつこい勧誘や強引な客引きは‘期待'していた割りにはなかった。
本質的にこの国はいい人が多い国だと思う。

 タニヤ通りの夜景
 「ラーメン」「赤いグラス」「スーパークィーン」「クラブ恵」等などの日本語が夜の街を彩る

 ジムトンプソンで買ったポーチ

車窓から

2007-09-16 22:44:02 | 2007年8月バンコク3泊4日
レンタサイクルで廻ったアユタヤからバンコクへ帰る。
15:30発のバンコク行き3等車。
ホームといえないようなホームで、しかも乗客は列車の両側から乗り降りをする。



見知らぬ場所へ行くときにいつも思うことがある。
行く時にかかる時間は帰りのそれと変わらないはず。
なのに、行きは長く感じ、帰りはあっという間に着いてしまう。

不安なまま目的地の手掛かりを探すように見る行きの車窓。
帰りは寝過ごしさえしなければ見慣れた光景が降りる駅を示す。
バンコクならば終点なので寝ていても大丈夫だ。

アユタヤからしばらくは農村地帯を快速で走る。
バンコクに近づくにつれ人々の暮らしが垣間見れる車窓になる。
行きに覚えただいたいの光景を逆回しで再現していけばシャッターチャンスを逃すことは少ない。

 線路脇で食事の準備

 バンコクの運河

アユタヤ~危険な交通事情

2007-09-15 21:47:44 | 2007年8月バンコク3泊4日
アユタヤ遺跡は自転車でまわった。
アユタヤの町でも主要道路は交通量が多い。
これが結構厄介で、自転車で移動中かなり危険な思いをした。

大通りを渡るのはチョット大げさだが‘命がけ’だ。
まず、信号はあるのだが横棒のような表示になっていた。(意味不明)
もちろん歩行者用の信号などあるはずもなく、結局は目視頼りになってしまう。

路側帯がある道路もたまにあるのだが長続きしないから何度か車道に導かれる。
バイクなどは車を縫うように車道脇を走っているのでひやひやした。

狭い路地でも安心できない。
気がつくと後からクラクションを鳴らされるなんてことがあった。

      

ワット・プラ・スィ・サンペットに向かう途中、象乗り体験の現場に出会った。
興味はなかったが、ほのぼのとした雰囲気をカメラにおさめたかったので近づいていくと・・・
なんとこの象、カメラを構えた私の方にのっしのっしと向かってくる。
私がいた歩道は路側帯で仕切られていたので車道側に避けることも出来ず硬直して象が通るのを待った。
象乗り体験は街中の一般道でやっていたのだ。

‘恐怖’から我に帰りやっと後ろを振り向く余裕が出来た。
さっきの象は悠然と車道を、車を止めて渡っていた。

アユタヤで一番危険な交通事情は象だ!

 我に帰った私が見た光景

象の通った後には真新しいウンコが。
車の出す排ガスよりもは環境によろしいでしょう。


アユタヤ~遺跡観光事情

2007-09-13 21:25:24 | 2007年8月バンコク3泊4日
私たちのアユタヤ観光は着いてから出るまで約4時間という強行軍。
訪ねる寺院はワット・プラ・マハタート、ワット・ラチャブラナ、ワット・プラ・スィ・サンペットの3つ。
バンパイン宮殿はツゥクトゥクでもチャーターしないと行けそうもないからあきらめた。

自転車を借りて、最初に向かったのは木の根に絡まった仏頭で有名なワット・プラ・マハタート。
何度も現地の人に「マハタートこっち?」と身振りで聞いた。
「こっちだ」と指さされた方向を頼りにやっと到着。
入場料はあったけど、バンコクの寺院の様にチケットくれないのでいくらだったか忘れた。

木の根の仏頭には警備員らしき人がいた。
身を屈めて「お参りしなさい」か「写真を撮りなさい」という指示のようだ。
他の旅行記でもよく見たが、確かにここはフォトスポットだった。

結構広い敷地に延々と続く遺跡群。
そこらに寝そべる野良犬たち。
匂いのきついプラナリア白い花も印象的だった。

次のワット・ラチャブラナはマハタートの隣。
行くのに苦労はしなかった。
でも、ここはマハタートと同じような遺跡群。
細かい歴史を知りたいわけでもないのであまり同じ様な光景は逆に印象を薄める。

3つ目のワット・プラ・スィ・サンペットに行く頃には完全に遺跡に飽きてしまった。
有名なライトアップでも見ればまた感動もするんだろうか。
とにかく私的には遺跡群は1,2個見れば十分だ。

 木の根の仏頭

 首のない仏像群

 ワット・ラチャブラナ

 ワット・プラ・スィ・サンペット

アユタヤの町はバンコクから列車やバスで1時間半くらい。
よほど遺跡に興味があるのでなければ半日もいれば堪能できる。
実際、私達は往復3時間強かけてわずか4時間のアユタヤ滞在だった。
アユタヤの町はそれなりに魅力もあるが、それ以上に列車で行ける適度な町ということが素晴らしいではないか。

「駅に行く」「切符を買う」「列車に乗る」「列車を降りる」
日本ではなんでもないことが、海外では全て『武勇伝』となる。
私たちにとってそんなことでもワクワクどきどきの冒険なのだ。
もちろん、危険があってはいけないけれど、多少の冒険は旅の醍醐味!
バンパインと象乗り体験が付いて1000฿くらいのツアーはよくあるけれど
バンコクに行ったらぜひアユタヤまでの列車小旅行をしてみてください。

アユタヤ~レンタサイクル事情

2007-09-12 22:18:08 | 2007年8月バンコク3泊4日
渡し舟を降りてレンタサイクルの店を探そうとしていたら・・・
現れました‘ゴブリン’が
でもこのゴブリン、私が「レンタサイクルの店を探しているんだよ」と言うと
「レンタサイクルならこっちだけど、俺のトゥクトゥクに乗ってよ」だって。
営業はしているんだけど結構親切なのだ。
振り切ってレンタサイクルの店に近づくとあきらめて去っていった。

レンタサイクルの店に行く。
マウンテンバイクが15台ほど置いてあった。
最初に乗ろうとした自転車はペダルが空回りした。
2,3台試し乗りして何とか普通の自転車を発見。
でも、帰る頃にはお尻が痛くて痛くて・・・
この国のレンタサイクルは乗れる自転車で営業しているとは限らない。

 船着場近くのお店

 自転車

ここのお店の兄ちゃんだけど・・・
汚いけれどトイレを借してくれた。
解り辛いけど観光マップをくれた。
うちの奥さんが前カゴにショルダーを置いたら
持ち紐部分をハンドルにまわしてヒッタクリに注意しろという素振りをしてくれた。
根はいい奴だと思う。

ちなみに、借りるとき名前とパスポートNOを書けと言われた。
名前は書いたがパスポートNOは適当に書いておいた。

 お尻が痛い頃



渡し舟

2007-09-11 21:40:38 | 2007年8月バンコク3泊4日
列車は少し遅れてアユタヤへ着いた。
事前の調査ではトゥクトゥクの運転手が‘ゴブリン'のようにしつこく付きまとうとあった。
何があっても「No!」と言って渡し舟まで突っ切るつもりだったのだが・・・
一声も掛けられなかった。

駅を出て真っ直ぐ川の方へ向かう。
途中に興味深い屋台もあったのだが・・・
しつこい‘ゴブリン’がいつ現れるかもしれないので自然と早足になる。

渡し舟の乗り場はすぐに見つかった。
一人3฿で自転車は2฿の追加料金。
料金を払って階段を降り船着場へ行く。

アジアの川だ!!
東南アジア特有の水量豊富な茶色い川に少し圧倒された。
日本でこの色の川を見るときは各地でかなりの被害が出ているだろう。

 船着場

船は程なくやってきた。
何の案内もなく乗客は乗り込み、何の合図もなく船は出発する。
エンジン音だけを響かせて、急がずゆっくりと川を渡る。
川色からは想像もつかないほどに穏やかに。

向こう岸はアユタヤの町。

 渡し舟

3等車の旅

2007-09-09 21:42:56 | 2007年8月バンコク3泊4日
タイに限らず海外の鉄道は遅れるという記事をいたる所で読んだ。
覚悟はしていたが、幸いなことに時間通りに列車はホームに入って来た。

乗車して発車時間までに列車洗いが始まった。
列車の側面や窓に洗剤をつけてモップで洗っていく。
なぜかこの作業が私には『消毒』のようにみえた。

座席は対面4人掛けボックスで窓は上げ下げするタイプ。
座部はスポンジの入った安っぽいビニール張り。
子供の頃の列車の旅は、こんなんだったよなぁ。

エアコンがないから窓はもちろん全開。
それどころか車両連結部のドアも全開である。
暑いのは仕方がないが風さえ入れば苦になるような旅ではない。

バンコクからしばらくは街中を走り停車駅もこまめにある。
しかし、列車が郊外に出るとスピードを一気に上げて『快速』になる。
時間的にもそろそろアユタヤ?という頃に私達と同じ様な観光客が少しざわつきだした。
そんなときに止まった駅はアユタヤの一駅前のバンパイン。
『Bang Pa-in』という英語表記を見つけたときは次駅は間違いなくアユタヤと確信した。

海外の列車の旅は、リュブリアナ~ザグレブに続いて2回目。
あの時は1等車旅だったから、3等車で行く旅はこれが初めて。
でも、車窓からの風景を楽しんで行けば1時間半なんてあっという間に過ぎていく。

ちなみに
車両にはトイレがある。

 車内の様子

 停車駅

ファランポーン駅

2007-09-08 21:16:26 | 2007年8月バンコク3泊4日
2日目はアユタヤの世界遺産を訪ねる。
MRTでファランポーンまで行きそこからタイ国鉄でアユタヤへ。
事前の調べでは2時間弱の小旅行だ。

国鉄ファランポーン駅舎はドイツのフランクフルト駅に似ていて荘厳な創りだ。
ホームに出る前の待合はきれいだしエアコンも効いている。

 綺麗で涼しい駅舎内

 ファランポーン駅
                         
2005夏 フランクフルト駅  

親切な案内係りが「今からならバスのほうが速い」と教えてくれるが
「列車の旅がしたいんだけど」と言うと「だったらそこよ」と窓口を指す。

窓口では「アユタヤ、ツー(2)」で通じてしまう。
おまけに電卓に「40」という数字を打ち込んで見せられれば誰でも切符は買えるよ!
それにしても二人で40฿ということは約160円か。

貰った切符をよく見ると3等車。
あまりの安さに2等のエアコン付き車に変えてもらおうとしたら出てきた電卓には「450」。
その差額はないでしょう!
ということで何十年ぶりに窓の開いた列車の旅となった。


ルンピニーのビアガーデン

2007-09-07 21:29:00 | 2007年8月バンコク3泊4日
バンコクMRTのルンピニー駅3番出口が「スワンルムナイトバザール」の入り口である。
電飾で飾られたその夢の入り口はさしずめ地方のアミューズメントパークのようだ。
実際昨年までは観覧車も営業していたという。

先ほどの雨で少しは気温が下がったのだろうか。
逆に蒸し暑さは増したようだが・・・。
異国で飲むビールにとっての程よい調味料と言っておこう。

まだ雨で濡れた所もある屋外のテーブルに着くと『ビールはいかが』と若い娘がメニューを持ってくる。
ジョッキ1杯150฿は1฿=約4円だから安くはないぞ。
それでも飲んでしまうのが飲兵衛の悲しい性。

ステージではショーをやっているし、巨大なスクリーンでは海外のサッカーを中継していた。
食べたい物は周りの屋台でクーポンで買ってこればいい。
しつこい客引きもないのでゆっくり安心して選べる。
私たちの初日の食事はジョッキのビールと屋台のおかずで美味しく終わった。

 ナイトバザールの入り口 

 ジョッキ1杯150฿

 インスタント麺50฿ 

 ステージではショー

 屋台でもビールを売っていた。 
ビァシャン(象ビール)でこちらは1本60฿