退蔵院は妙心寺の塔頭のひとつで、年中公開されている
見どころは「元信の庭」や「余香苑」という名庭
四季折々に咲き誇る花々は目に鮮やかだそうだ
特に、しだれ桜はJRの「そうだ京都に行こう」のCMで使われたという
また水琴窟や瓢箪池など、庭園を飾る凝った趣向も見事だ
← 退蔵院総門
← 方丈から見る元信の庭
← 陽の庭
← 枝垂桜
← 水琴窟
退蔵院所蔵の『瓢鮎図(ひょうねんず)』は国宝
本物は京都国立博物館にあるが、方丈横には模写があった
← 瓢鮎図(模写)
瓢箪で鯰を釣ろうとする男を描いた画は
『つるつるの瓢箪でぬるぬるの鯰を釣るにはどうすればよいか』
という禅問答を表しているのだ
因みに『瓢』はもちろん瓢箪だが
『鮎』はナマズのこと。
古来中国ではナマズを占いで使ったので『鮎』と書いた
古来日本でも「鮎」はナマズのことだったのだが、いつからか「アユ」になった
ナマズを「鯰」と書くのは後世の当て字だそうだ
だから、退蔵院は「瓢箪」と「鯰」に関係したものが多いのだ
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