小牧の旅のあれこれ

あちこち旅をしている時のあれこれ

ハウイ岬へトレッキング

2012-12-30 23:24:15 | オーストラリア
12/30(日)曇り
 今日はHさんの希望のタスマン半島のHauy岬までトレッキングをする事にした。宿から少し戻りOakwoodまで戻り海岸沿いのタスマン国立公園のゲートまで、無舗装道路を入って行った。途中はユーカリの森林が続く。公園入口にオフィスが在り国立公園数カ所を入る事が出来るムルチパスを購入して入った。1日ビジターの駐車場の先にキャンパーの人達のキャンプサイトが在り、大勢テントを張っていた。また左に桟橋が在り、タスマン海クルーズボートが有った。その先からトレッキングルートになり暫く海沿いの緩い登りの道を行く。

       HAUY岬へのルート

             駐車場

             キャンプ場

            クルーズ桟橋

             トラック入口

             海を見ながら歩く
歩いているとブッシュの中に動く物が居て、目を凝らすとワラビー(小型のカンガルー)だった。驚かさない様にソーッと近付き写真を撮る事が出来た。歩き出して間もなく野生のワラビーに出会う事が出来てラッキーだった。

             野生のワラビー
 道は右にカーブして所々に立ち木が黒く焦げた山火事の跡が有る森の中の道を、長い上り下りをして1時間程歩いた。ここにHauy岬まで往復2時間の道標があった。此処から一気に急斜面を下る道に成る。眼前に岬に続く展望が開け絶景が広がる。一気に下った道はまた登りに成り、岬の尾根沿いの道をもう一度下って登る。右手は断崖となり鉈で切った様にスッパと切れ落ち、覗くと目も眩む様な高さだった。右手には遥かにもう一つの岬が見える。岩がちの道を更に進むと道が無く成り終点と成った。岬の突端までは行く事が出来ない。突端には切り立ったロウソク岩の様なオベリスク状の岩が海中から聳えているのだが、見える所まで道は続いていなかった。終点には何人かのトレッカーが休息して居た。三姉妹の親子連れやカップルが居た。皆急な登り下りの末にやっと着いたと言った感じだった。この終点の岩場の上からは周囲の絶景が広がっている。海上にはタズマン海クルーズ船の白い航跡が時折見える。左には湾を挟んで今歩って来た半島が見え、右には遥かにPilar岬が見える。ここで少し眺めを楽しみ腹拵えして戻った。途中やって来る人達と擦れ違い、挨拶と励ましをした。小さい子供を連れた親子連れも居て、感心させられた。指導標までの急登に喘ぎながら、漸く辿り着き一休みした。そこから森の中の長い上り下りを繰り返しながら、下りにこんなに長い登りだった(?)と思ったりした。往復4時間で駐車した所に戻って来た。

            長い森の中の上り下り

             後1時間の道標

             まだまだ上り下りが続く

     途中の絶景

  岬の先端そこまで道はない
 無舗装の森の中の砂利道を20分程戻ると幹線道路ルートA9に出た。ポートアーサーとは反対に右折して暫く行った。道路の左手にタスマニアデビルセンターと言う所がある。タスマニアデビルやタイガークウォール(フクロネコ)やカンガルー等が居て、餌付けを見る事が出来る。入ると直に囲いの中にタスマニアデビルが二匹鼻をヒク就かせながら居た。程なくフクロキツネの餌付けが有ると言うので、小屋の前に行って見た。既に大勢集まって居た。小屋には体に白い斑点が有るイタチの様な動物が動き回っていた。飼育人が兎の腿の生肉(?)を持って来ると駆け寄って行った。奪い合わない様に飼育人が腿肉を50cm程の高さに紐で吊るした。三匹が先を争ってジャンプして飛び着き、肉を食べようとする。しかし肉が揺れているので上手く行かなかったり、互いに打つかって落ちたりする。サーカスを見ている様で子供達は大喜び。大人もその様子がおかしくて、笑ってしまう。

            タスマニアデビル

         飼育人が餌を持って来た

      餌に飛び着くタイガークウォール(フクロネコ)
 この後カンガルーの放し飼いにしてあるグラウンドに行った。出入り口は二重ドアになっていて、見物人の出入りでカンガルーが逃げ出さない様に成っていた。あちこちにカンガルーが居て、数匹が纏まって木陰で踞ったり寝転んでいた。HさんもKさんも、真近カンガルーを見るのは初めてで、おそるおそる近付いても知らんぷりで気にする様子も無い。触って背中を撫でても嫌がらない。賀状用の写真にするとかで、カンガルーとツーショットで写していた。

          ワラビー
 5時からタスマニアデビルの餌付けが有ると聞いていたので、其れらしき所に行ったが誰も居なかった。その先の囲いの所で大勢集まっており、既に飼育人が説明を始めていた。説明が終り説明人が囲いの塀で餌箱を叩いて「餌だぞー餌だぞー」と呼び集めた。しかし全然応答が無く、一匹もやって来ない。暫く呼んでいたがだめだったので、飼育人が囲いの中に入り探し始めた。囲いの中は自然の状態に近い様に木や草が生い茂り丘の様な地形も作ってある。ようやく見つけて追い立てて、餌付けが始まった。タスマニアデビルは気性が荒いため、餌の奪い合いは激しい。互いに威嚇したり攻撃して餌を奪う。確保した餌は奪われない様に隠し持って、鋭い歯で骨もバリバリ砕いて食べてしまった。

            餌を奪い合って威嚇する
 タスマニアデビルセンターを後にして、昨日のレストランDog & Houndに寄り酒を買ってピザを注文して持ち帰った。宿に戻るとレセプションが閉まって居て部屋の鍵が受け取れない。呼び出し電話が有り、Hさんが電話を待つと何か言われたが、電話の英語は判りづらくて其れでなくてもオーストラリア英語は聞き難いのでさっぱりだった。電話を待つ間に部屋に行って見るとドアに鍵が刺してあった。管理人が出かける前に我々が戻らなかったので、部屋の鍵を戻して置いて呉れたのだった。
 夕食は買って来た二種類のピザとサラダそしてビール&ワインで満腹に成った。
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