Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

ラムラム王

2014-11-14 | テディベア

武井武雄さんデザインのRデコを作っていたら、いつか本のすてきな挿絵を紹介するつもりだったのを思い出しました。

 

表紙のラムラム王の絵を眺めてから、ページをひらくと、早く次のページに飛びたい気持ちでいっぱいになります。
1から8までの文字デザインと何枚かの挿絵から1枚づつを選んでご紹介します。
文章はその出だし部分です。

 

 

空の西の方に不思議な星があらわれました。

 

 

フンヌエスト・ガーマネスト・エコエコ・ズンダラー・ラムラム王の一生はこれから始まるのです。

 

 

ラムラム王はもう空を飛ばされることには馴れていました。

 

 

ラムラム王がギニビヤの宮殿をあとにして西へ西へとまいりますと、晴れ渡った桔梗色の空の下に大きな波止場がありました。
(明日に続く)


大正15年、叢文閣発行の「ラムラム王」を近代デジタルライブラリーで読むことができるようになってます。
旧仮名遣いですが、美しい挿絵も全部見ていただけますので、お時間がありますときに、下記アドレスをクリックしてみてください。
とくに、コマ番号4の絵は、銀貨社の本ではカバーの折り返した部分に小さく印刷されていますが、本文中に美しく配置されて象徴的なものになっています。
楽しくふしぎな世界へいざなってくれることでしょう。
近代デジタルライブラリー