武井武雄さんデザインのRデコを作っていたら、いつか本のすてきな挿絵を紹介するつもりだったのを思い出しました。
表紙のラムラム王の絵を眺めてから、ページをひらくと、早く次のページに飛びたい気持ちでいっぱいになります。
1から8までの文字デザインと何枚かの挿絵から1枚づつを選んでご紹介します。
文章はその出だし部分です。
空の西の方に不思議な星があらわれました。
フンヌエスト・ガーマネスト・エコエコ・ズンダラー・ラムラム王の一生はこれから始まるのです。
ラムラム王はもう空を飛ばされることには馴れていました。
ラムラム王がギニビヤの宮殿をあとにして西へ西へとまいりますと、晴れ渡った桔梗色の空の下に大きな波止場がありました。
(明日に続く)
大正15年、叢文閣発行の「ラムラム王」を近代デジタルライブラリーで読むことができるようになってます。
旧仮名遣いですが、美しい挿絵も全部見ていただけますので、お時間がありますときに、下記アドレスをクリックしてみてください。
とくに、コマ番号4の絵は、銀貨社の本ではカバーの折り返した部分に小さく印刷されていますが、本文中に美しく配置されて象徴的なものになっています。
楽しくふしぎな世界へいざなってくれることでしょう。
近代デジタルライブラリー
私も「ラムラム王」の本をすぐにでも欲しいと思っちゃいました。
junさんの、武井武雄さんの作品を紹介するこれまでのブログを拝見して、絶対に好きになる絵だと思っていましたが、思っていた以上の素晴らしさです☆
ラムラム王の名前は長いんですね。お話もとても興味深いです。
明日も楽しみにしています。
次はどんなかなといきたい気持ちになりますね。
明日も楽しみです。
ラムラム王の名前<フンヌエスト・ガーマネスト・エコエコ・ズンダラー・ラムラム王>は長生きするようにとお父さんがつけた長い名前ですが、王と言っても決して王様なのではなく名前の中に入っているのです。
想像力がふくらむすばらしい作品です。
近代デジタルライブラリーで無料で読めますので、楽しんでください。
>Donnさん
おしゃれな数字ですよね。
目次はなくて、数字で区切られて、お噺がすすんでいきます。
156ページですが、字も大きくて、読むのにそんなに時間はかかりません。