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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

言葉の届くリーダー達

2020-04-30 09:00:00 | 日記
 ドイツ、ニュージーランド、台湾。これらの国々のリーダーは、このところ国民からの信頼がすこぶる厚い。みな女性だ。彼女がそう言うのなら間違っていないだろう。彼女の言葉を聞いて、みな協力して乗り越えよう。そして、その通り、乗り越えつつある。
 
 おそらく、その地位に就くまでの間に乗り越えた試練は他者とは比べ物にならないぐらい相当過酷なものがあったろうことは想像に難くない。そしてその過酷さを乗り越えて得た彼女たちの能力はみな共通している。気持ちを乗せた言葉を届ける高い能力だ。いろいろな試練を乗り越えながら、次第に素直に飾らない言葉を話せるようになっていったのだろうと思う。
 普通なら世間の荒波に身構えてどんどん厚い鎧をまとって行きそうだが、彼女たちは逆に、不要な虚飾を脱ぎ捨て、彼女たち自身が全身くまなく言葉通りの人間に変わって行き、その心に浮かぶ言葉を素直に話せる人間になったのだろうと思う。話している言葉と、その言葉を口にしている本人に全く乖離が無いために、言葉に自然と信頼が生まれる。本当に素晴らしいことだと思う。
 
 もちろん、人間性とは異なる部分でもこれは面白いと思う面がある。彼女たちは本当に必要な時に「語る」能力を身に着けている。日本では「業務連絡」で終わってしまう内容を彼女たちは単なる告知に終わらせず、物語のように語っている。適切な例え話をうまく挿入して、多くの国民の、頭ではなく心の中に届けられるように工夫している。この比喩をうまく使う能力は歴代の名だたるリーダー達に共通してあったもののように思う。おそらく自分の言葉をうまく届けるための工夫を片時もゆるがせにせず、考え、観察し、心に刻んでいるのだろうと思う。
 
 何か別の物語に仕立てて伝えたいことを伝える、後世に伝える、そういうことは昔から世界中で行われてきた。特に恋心や様々な心情を景色の描写などに例えて短文の中に収める和歌や俳句などは日本の文化にまでなっている。同じ部屋の中にいて体全体で表現される同僚たちの空気を感じながら行っていた仕事の仕方を取れない状況に変わってきてしまっている今、目に見えないがどこかにいる国民に語りかける能力に長けたリーダー達の言動は非常に参考になる。
 
 うまく比喩を使い、語りかけることだ。自分の発する言葉が単なる業務連絡になっていないか、自己チェックしてみたい。しかも虚飾を避け誠実に簡潔に。言葉でいうのは簡単だが、実践するのは難しい。
 だが、自分の言葉がデジタルシステムの向こうにいる誰かに届き、行動を変えてくれたら、命さえ救える。大切だと思うことを精一杯伝える努力をあきらめてはいけないと思う。
 そして、ビジネスを繋いで行くことも、命を救う大きな役割の一つだ。世界のリーダー達の動向をよくみながら、自分たちはこれからどうすべきか、それぞれに届く言葉で語り合ってみることが必要だろう。コロナ前とコロナ後は、もう明らかに違う世界になりそうなのだから。(三)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(moniシリーズ)、それに農業も手がけるIT企業
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