ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ(Germany 🇩🇪): Hedgehogs

2019-05-16 18:24:47 | 日記
2019年5月16日(Thu.) 世界情勢が混沌としている感が否めないのですが、各国の指導者に位置する(と思われる)大統領や首相の資質が問われているのではないでしょうか、今。 そして、そもそも、誰がそんな人物を選んでしまったのか、それは、それぞれの国民であり政治家(議員)達なのでしょう。 一方で、こうした人たちの暴走を制御する議会が機能していないのであれば、国民がその抗議の意思を直接的に示すしかないないのでしょう。 例えば、暴力的行為は除外した上での Yellow Vests 抗議(デモ)などの手段です。
日本は、マスコミまでもが政権を忖度し、顔色を伺っているようにも見えます。つまり、世論をより正しい方向へ導く役割を担っている筈のマスコミが、そのジャーナリズム精神すら放棄しているかのようです。 そうした点で、日本は、実に異常だと思いますし、国民そのものの関心事も、誘導されているように感じます。
日本人は、実に流されやすい人種なのでしょうか。 誰かや大勢(多数派)に同調していないと、それがオカシイことだと思っていても、不安になるから付和雷同してしまうのでしょうか。
このままでは、歴史の教訓を忘れ、再び、戦乱(戦争)の世の中に突入して行くのではないかと懸念しています。改憲なども論外ですし、マヤカシの答弁なども看破しなければなりません。“自衛隊明記” などはその最たるものです。



さて、1週間以上も前のニュースですが、ハリネズミの生息数が激減しているようです。 ( ニュースソース: DWーDE 5月8日発)

<原文の一部>
Hedgehogs threatened by loss of habitat and food in Europe
ヨーロッパに於いて、ハリネズミは生息地と食物不足の脅威にさらされています。

The mammal has come under threat as humans destroy its habitat and kill off massive numbers of insects and invertebrates. The UK, for instance, has seen the population halved since the year 2000.
この哺乳類は、人間による生息地の破壊や多くの虫やミミズ(無脊椎動物)などを殺され、結果、脅威にさらされているのです。(意訳) 例えば、UKでは、2000年以来、ハリネズミの生息数は半減しているのです。



Hedgehogs, Europe's only spiny mammals, are under threat due to a loss of habitat and food. The result has been declining reproduction, landing the creature on a range of endangered species lists.
The main drivers of the decline appear to be linked to the agricultural industry. Large-scale farming has deprived hedgehogs of their natural habitat as farmers remove copses of hedges and trees in order to make way for ever-larger crops.
Another problem is that of increasing pesticide use, which kills off the hedgehog's natural diet of insects and invertebrates such as worms and slugs.
Other threats to hedgehogs include increases in road construction as well as walls and fences that limit their ability to migrate, harming their long-term survival by greatly hampering mating options.

(超抜粋)減少の主要因と考えられるのは農業です。大規模農法によって、ハリネズミの生息地を奪い、つまり、雑木林や樹木などを奪い去ったからです。(意訳)
他の要因としては、殺虫剤使用の増加もあります。これによって、餌となる虫やミミズ、ナメクジなども殺傷してしまっているのです。
さらに、道路建設などは、彼らの移動を阻害する結果ともなっています。 (注: 原文を流し読みして下さい。)

・・・ 原文サイトはこちら ・・・

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生物多様性や食物連鎖の原理は忘れてはならないし、大量生産の為に除草剤や殺虫剤を多用・乱用し、さらには、それに耐えうるGMF(GMO)などを開発することで、結果、人間の体内にグリホサート(発ガン性が強く疑われている)などが入り込んでしまっているわけです。



今が良ければ、自分達さえ良ければそれで良いと考える稚拙な政治家や行政である限りは、歩むべき道を大きく間違えることでしょう。 いや、現実はそうなっています。 これらを伝えないマスコミの罪は無尽蔵に大きいと言えます。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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