ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

アイルランド(Ireland): burst water pipeline

2018-05-31 18:06:05 | 日記
2018年5月31日(Thu.) 大阪地検が、あの佐川を不起訴にしたそうです。 これは全く許し難いこと。 公文書を意図的に改竄し、真実の隠蔽を図り、国会で虚偽の答弁を繰り返し、国政を混乱させ、国民を欺いた、公務員にあるまじき重罪人です。 また、その背景にある安倍政権(安倍夫妻)の影響を明らかにすることからも幕引きを図ろうとしているに等しいし、これは、大阪地検をも巻き込んだ大疑獄であって、大阪地検の共謀も追及されるべき事態に見えます。 そして、全体を俯瞰するならば、安倍による権力の集中し過ぎによって、誰も逆らえない・盲従する独裁政治に他なりません。

何度も繰り返しますが、1930年代のスターリンによる独裁は、デッチ上げ裁判(モスクワ裁判)や、その後の大粛清事件へと発展しました。 これも時の権力の集中によって、誰も止められない状態に陥ったことが主要因の一つとして考えられており、後に、大批判されることになりました。 安倍政治の現在は、このスターリン事案と酷似していると言えます。 仮に、安倍が、今を一時的に乗り切ったとしても、何れ歴史は、安倍疑獄として大批判することになるのは明々白々でしょう。 安倍の愚かしさには呆れるばかりで、これを正せない自民党関係者も同罪であることは言を俟ちません。



ついでに、日大のアメフトが物議を醸していますが、内田(前監督)が人事権を持った理事に就任していたことは、日大の独裁体制を意味するに等しく、日大の経営・運営体制そのものが、そうだったと言えるでしょう。 全く、上述の安倍体制やスターリン体制と相似性を感じます。 こんな体制で教育機関を名乗るなど、片腹痛いとしか言えません。 経営陣を総入れ替えすべき事態でしょう。



本当にイラツクことが多い昨今、こちらの体調までが狂いそうです。 さて、アイルランドの一部で、水道のトラブルが発生しているようです。 ( ニュースソース: The Liberal.ie 5月31日発 )

<原文の一部>
Drogheda possibly facing another water crisis this week as Irish Water attend another major burst water pipeline
Drogheda で、今週、水道管破裂によるトラブルに、多分、見舞われることになります。



Irish Water are attending a burst water pipeline that’s serving the Staleen Water Treatment Plant in Drogheda and Meath east.

Last summer, up to 80,000 people in Drogheda and East Meath were badly affected by a burst pipe that took over a week to fix.

According to RTE News, Irish Water said that a repair crew is currently assessing the damage and that repairs are due to begin shortly.

There’s enough water to supply the area for two days so they’re hoping they can have it fixed by then.

(抜粋)Drogheda and Meath east で、破裂した水道管の処置が行われています。 昨年(2017年)、最大で8万人の
Drogheda and East Meath 地区の人々が、破裂した水道管の修理に1週間を要し、その影響を受けました。 
報道によると、修理関係者がダメージの評価調査を行っており、間もなく修理が始まる見込みです。
二日間は、同地域に対する水の供給は行われますが、早期の修復が期待されています。(一部、意訳)

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首都ダブリンの北に位置する地域で発生しています。 昨年に続いてのことですから、地域住民も辟易していることでしょう。



さて、原文中に登場する Drogheda は、有名な地名でもあります。 1649年に始まるオリバー・クロムウェル(イングランド)のアイルランドに対する侵略に関するもので、ここドロヘダでは、クロムウェルによる大虐殺が行われた地の一つとして伝えられています。

「言うことを聞かないと、クロムウェルがやってくる」 は、アイルランドの母親たちが、言うことを聞かない子供達に、時に、使う言葉だそうです。

それにしても、威圧的な態度や言葉は敬遠したいものです、どんな場面でも・・・。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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ドイツ(Germany): Alternatives to single-use plastics

2018-05-30 16:50:54 | 日記
2018年5月30日(Wed.) 今日はゴミゼロの日だそうですが(ゴロ合わせ)、使い捨てのプラスティック製品なども対象になるのでしょうね。 ( ニュースソース: DW-DE 5月28日発 )

<原文の一部>
Alternatives to single-use plastics
シングル・ユースのプラスティックに対する代替品

The European Commission is planning a ban on disposable products like plastic straws, plastic plates and plastic cutlery. But that doesn't mean you'll have to go without these convenient items altogether.
欧州委員会は、使い捨て製品の禁止を計画しています。 例えば、プラスティック・ストロー、同皿、同カトラリーなどのことです。 しかし、このことは、貴方が便利なグッズが使えなくなると言うことではありません。(一部、意訳)


Stop sucking
Billions of plastic straws end up as waste. The European Union wants to ban these and other single-use plastics, which end up in rubbish dumps or in our oceans. But for those who just can’t stop sucking — like Marco Hort, who set a world record with 259 straws stuffed in his mouth — there are environmentally friendly alternatives.
(抜粋)指しゃぶりを止める: 山のようなプラスティック・ストローの浪費を止める。 EUは多くの使い捨てプラスティックを禁止したいと考えています。 これらはゴミバコに捨てられるか、海洋に破棄されてしまうものです。 Marco Hort(注: 写真)は、259本のストローを口に入れていますが、これは世界記録になっています。 まア、指シャブリを止められない人には、環境にも優しい代替手段でしょう。(一部、意訳)



Drink it, eat it
Animals in the ocean often try to eat plastic straws. To protect the environment, you can now eat the straw yourself. The German startup Wisefood has developed an edible straw made from the leftovers of Germany’s apple juice production. Alternatively, you can also acquire a multiple-use straw made from metal, bamboo or glass.
(抜粋)飲んで、食べて: 海洋の中の生物はプラスティック・ストローを食べようとします。 環境を護るため、貴方は今や貴方自身でストローを食べることが出来ます。 ドイツの Wisefood はリンゴジュース製造の残り物から、食べられるストローを開発しました。 あるいは、金属や竹かガラスから多様なストローを得られるでしょう。



We are forked!
There are no exact numbers of how many plastic forks, knives and spoons are used once and then binned. But it’s enough for the EU to want to say goodbye to them. If you need to eat on the run and can't use metal silverware, you might try edible versions. The Indian startup Bakey’s offers forks made out of sorghum; the US company SpudWares, out of potato starch. Yummy!
(抜粋)どれほどのプラスティック・フォーク、ナイフやスプーンがあるかわかりません。 それらは1回使われて処分されます。 しかし、EUはそれらにサヨナラしたいのです。 もし貴方が急いで食べる必要があったり、金属銀器を使うことが出来ないならば、食べられるタイプを試すべきでしょう。インドの Bakey’s offers forks はトウモロコシから作られていますし、USの SpudWares ではジャガイモのデンプンから出来ています。 美味しい!



No leftovers
Talking about eating your plastic alternatives: You might also like to try edible plates, since plastic plates will be on the way out under the EU's ban. The Polish company Biotrem has developed plates made from bran. In case you are already full from your meal, don't worry: The plates are organic and decompose after 30 days.
(抜粋)残り物なし: 食べられるプラスティック代替品に関して言うならば、食べられる皿を試すべきです。 ポーランドの Biotrem は、ぬかから皿を開発しました。 もし既にお腹が一杯だったなら、心配ご無用: この皿はオーガニックで光分解も30日後です(注: その間は使えます)。



Cut the cup
Besides banning the private use of disposable plastic products, the EU aims to encourage fast food chains, cafes and bars to curb the use of plastic cups. Half a trillion plastic cups are consumed every year — most of them being used for a single drink, then staying in the environment for eternity. Several companies now offer plant-based alternatives.
(抜粋)カップの排除: 使い捨てプラスティック製品の個人使用を禁止する一方で、EUはファースト・フード・チェーン店やカフェ、バーなどにプラスティック・カップの使用を抑制するように要請しています。 毎年、1兆の半分(5千億)個のプラスティック・カップが消費されています。 大半は1回飲むだけに使われ、そして、環境内に永久に存在します。 今、いくつかの企業は植物由来の代替品を提供します。



It's not plastic
One of those companies is the Balinese startup Avani. It has developed a compostable bioplastic made from corn starch. Although the cups look and feel like petroleum-based plastic cups, they are biodegradable. However, they decompose best in a commercial composting facility, and not in your backyard
(抜粋)これはプラスティックではない: バリの Avani は、コーンのデンプンから作られた堆肥化可能のバイオプラスティックを開発しました。 カップは石油由来のものと見た目も感触も変わりません。 そして、これは生分解可能です。 しかし、望ましいのは堆肥化商業施設で分解するのがベストで、貴方の裏庭ではありません。



Reuse, reuse, reuse
The easiest way to replace plastic cups is by using reusable mugs. But we might not always have our personal coffee cups on hand while we are out on the streets. Berlin is among German cities testing out a pilot project allowing coffee aficionados to borrow a reusable bamboo mug for a small deposit, and return it at another cafe at a later point.
(抜粋)リユース、リユース、リユース: プラスティック・カップを簡単に置き換える方法は繰り返し使えるマグを使うことです。 しかし、いつも持って出歩いているわけではありません。 ベルリンではテストをしています。 コーヒー・ファンにリユース可能な竹のマグを小額のデポジットで貸し出すものです。 そして、後日、別のカフェで返すと言うものです。



Clean ears, dirty oceans
Another plastic product the EU would see gone are ear buds. When disposed of improperly, they end up in the ocean, where animals mistake them for food. There are plastic-free alternatives with the stem made from bamboo or paper. But hardcore environmentalists say it's best to stop using them altogether — you can use your towel to clean your ears.
(抜粋)耳掃除、汚れる海: 他に耳かき棒(綿棒)があります。 誤って捨てられると、最終的には海洋に辿り着きます。 海洋生物はこれを食べ物と間違えます。 このステム(軸)部分を竹か紙で置き換えたものがあります。 しかし、筋金入りの環境保護論者は、それらを使わないことがベストだと言います。 耳を掃除するにはタオルでやれば良いと。



Plastic has become one of the biggest environmental problems of our time. We produce nearly 300 million tons of plastic waste each year — and an estimated 8 million tons of that ends up in the oceans.

Plastic doesn't biodegrade — it sticks around forever. Unless drastic action is taken, researchers warn we might have more plastic trash than fish in the oceans by 2050. This is why the European Commission plans to ban single-use plastic products.

Plastic straws, plates and cutlery are convenient and cheap, but they are not the only option. There are many green alternatives — some you can even eat!

(抜粋)プラスティックは大きな問題になっています。 毎年ほぼ3億トンのプラスティック廃棄物を作っています。 そして、推定で8百万トンが最終的に海洋に到達しているのです。
プラスティックは生分解しません。 ほぼ永久に残ります。 思い切った対策を講じなければ、2050年までには、魚よりプラスティック・ゴミが多くなると研究者は警告しています。 これがEUで使い捨てプラスティックを禁止しようとする理由です。
Plastic straws, plates and cutlery are convenient and cheap, but they are not the only option. There are many green alternatives — some you can even eat!

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便利になったと思ったプラスティック製品は多いですが、いわゆるレジ袋(買い物袋)などもプラスティックの一種ですし、今後は、多くの関連製品が、生分解可能なものや、再生可能な素材、または、リユースに移行するのでしょう。

また、マイクロプラスティックが海洋や各国の水道水にまで広がっていると言うニュースも既報していますが、安全ではない事実が確認されたならば、速やかに(極力)、方針転換すべきでしょう、何ごとも。

繰り返しになりますが、マスコミも有用な内容の報道を増やしてもらいたいものです。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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ドイツ(Germany): cow freed from bridge

2018-05-29 19:38:14 | 日記
2018年5月29日(Tue.) 今日の気温は28℃ぐらいで許容の範囲内ではありましたが、湿度が高めで蒸し暑さを感じさせるものでした。 梅雨入りも近づいているようです。(愛知県平野部)

さて、これは何? と思ってしまいました。 牛が救助されたとのニュースです。 ( ニュースソース: DW-DE 5月29日発 )

<原文の一部>
Bavarian cow freed from bridge after wanting more from life
バイエルン州の牛が、人生にさらなるものを求めた後、橋から解放されました。(注: want ~ from life = 人生に~を求める)

A cow in southern Germany, disillusioned with the simple life of the herd and "looking for a change," decided to forge its own path. But that adventurous spirit put it in a precarious situation on a bridge near Austria.
(抜粋)ドイツ南部で一頭の牛が、群れの中の単純な生活に幻滅し、変化を求め、自らの道を歩むことを決めました。 しかし、その冒険心が危険な状況に追いやってしまいました、オーストリアに近い橋の上で。(一部、意訳)



Firefighters have saved an adventurous young cow from a bridge in the southern German state of Bavaria near the Austrian border.

Hikers informed local police after spotting the forlorn bovine on scaffolding along the side of the Arzmoosbrücke bridge south of Rosenheim on Saturday evening.

"[The cow] panicked and fell down two stories of planks between the bridge and the scaffold," Flintsbach fire service said. After landing on the scaffold, a 5-meter (16-foot) gap stopped the cow from moving any further.

(抜粋)消防隊員が、この冒険的な若い牛を、オーストリアとの国境に近いバイエルン州の橋から救出しました。 ハイキングをしていた人がこの孤独な牛を見かけて地元の警察に通報、Arzmoosbrücke bridge south of Rosenheim の足場にいたもので、土曜日の夕方のことです。
この牛はパニックに陥って、橋と足場の間の踏み板を2階分落ちてしまいましたと消防隊員が語っています。 足場に降り立った後、5mのギャップが、これ以上の動きを止めることになりました(注: 動けなくなった)。


Firefighters were able to secure the cow and lead it to safety

Some two dozen firefighters secured the cow and placed a makeshift bridge over the gap to allow it to escape with very minor injuries. The owner was also present to reassure the cow during the ordeal.

As to why it had strayed so far from its herd and tried to cross the bridge, Flintsbach fire service said the answer was "clear."

The young cow wanted an "adventure" after having "become quickly bored with the cattle life."

(抜粋)24人前後の消防隊員がこの牛の救出に携わり、一時的な橋(板)でギャップをつなぎ、僅かなケガだけで脱出させることができました。 この飼い主は不安の最中の牛を安心させるようにしていました。
何故、群れから離れ橋をわたろうとしたか、消防隊員が言いました、答えは明確だと。 この若い牛は、牛の生活にウンザリしたことで、冒険をしたかったのだと。

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わかりにくい部分がありましたが、2枚目の写真にあるように、足場に5mほどのギャップがあって、そこに仮設の板を敷いて通行可能にし、やっと牛を救出したと言うものでした。

まァ、大事には至らなかったことで良かったと思います。



昨今、家畜の飼育環境などについても見直す(改善する)動きも加速していますので、こうした事件にも、手厚い対応をしているのかも知れません。 狭い舎飼いではなく、広々とした牧草地などで伸び伸びと育てることが動物にもストレスがなくて、より自然・・・と言うことでしょう。

2012年にデンマークでお世話になった牧場では、当時から、基本的には放し飼い的な飼育に徹していました。 牛、豚、羊、鶏、ガチョウ、アヒルなどをそうしていました。 これに加えて、ペットの馬、犬(ダルメシアン)、猫も・・・。 懐かしい思い出です。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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臨時: 悲しい知らせ

2018-05-28 22:08:43 | 日記
2018年5月28日(Mon.) 今朝、デンマークから悲しい知らせが届いていました。 2012年に滞在したデンマークの農場(牧場)、そこに飼われていたダルメシアンの雌犬、名前は Victoria が死亡したとの知らせです。

このビクトリアのことは、牧場に巣くうラット(ネズミ)との壮絶な戦いで活躍したことを当ブログで綴りました。 あれから早6年が過ぎてしまいましたが、ドッグイヤーですから、仕方がないことかも知れません。 但し、子供は残したようです。

今は、安らかに眠って欲しいと祈るばかりです。 牧場の一家も落胆していることでしょう・・・。


この写真は2012年のものです。

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臨時: ミツバチの減少を報道

2018-05-27 17:13:47 | 日記
2018年5月27日(Sun.) 3日連続で30℃を超えています。 我が家のクライン・ガルテン(小菜園)で、ニンニクの収穫とサツマイモの苗の定植をしてきました。 また、ジャガイモの収穫までは、後、3週間ほどのところに来ています。 やはり、安全・安心な食材は美味しく感じるものです。

さて、昨日(26日)のTBS系列のニュース番組で、日本国内におけるミツバチの生息数減少問題を取り上げていました。 国内報道としては珍しいものを感じましたので、関心を持って観ていました。



一つには、養蜂農家がミツバチの全滅被害に遭って、ハチミツが採取出来ずに困っていること。 次に、その主な原因の一つとしては、稲作のカメムシ被害防止のために、ネオニコチノイド系の農薬が複数回散布され、その近辺でのミツバチに影響が出ている事実があること。 さらに、EUでも類似の問題が生じているものの、農薬散布の方法が日本とは異なるため、EUでのネオニコチノイド系殺虫剤の屋外での使用禁止措置を、日本にも適用する必要はないとする農水省の考えの紹介。 また、ネオニコチノイドによってミツバチが全滅する事実や帰巣能力がなくなって巣箱に戻れなくなる現象の紹介などがありました。

そして、こうしたミツバチや受粉する為の蝶などの虫の絶滅が、穀物の受粉の80~90%をミツバチ達が担っていることから、主用穀物の生産に深刻な影響を与える恐れが高いことなどを伝える内容になっていました。



番組の途中までは、ハチミツを採取するための養蜂農家が困っていることを問題点として伝えているように見えましたが、終盤で、穀物の受粉に影響が出ることが大きな懸念事項であるとも紹介していたので、番組の構成内容に一安心はしましたが、最大の問題は、ハチミツではなく穀物生産に関わることなので、力点の置き方には多少の疑問は残りました。

さらに、EUでは、このネオニコチノイドが、雄ミツバチの精子数の減少にも影響を与えているとしており、この影響は、ミツバチだけに関するものなのかどうかも心配になるところです(この点の番組での紹介はありませんでした)。



2018年4月29日の当ブログ(EUでの決定)

2016年9月23日の当ブログ(精子数減少)



日本の行政には不信が募ることが多いし、メディアも重要な話題をもっと取り上げてもらいたいと痛切に感じます。 ただ、今回のような報道があったことは良かったと感じていますが、繰り返し話題にしないと周知には至らないでしょうね・・・。

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