ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ・NRW州ラーデン、人口6千人の田舎?街ですが・・・

2015-04-28 23:01:36 | 日記
2013年8月のドイツです。田舎(rural)の街とホスト農場のOさんが言っていましたが、その街作りは参考になるのではないでしょうか。



ホスト農場の一部分です。建築されたのは1782年頃のことです。築230年を、手入れしながら使い続けています。柱はオーク材(樫の木類)を使っているとのことです。


向えはOさんの祖父の時代から付き合いが続く魚屋さんです。店舗の形式は移動販売車で、週に2・3回オープンしている程度です。それ以外は、どこかに販売しに行っているようです。


近くのバス停です。


毎週のように食べに行っていた老舗のレストランです。


これは2店あったスポーツ用品店の一つですが、1ヶ月後には閉店。しばらくして、雑貨店に変わって新装オープンしていました。日本で言うシャッター商店街にはなっていない点も感心したことの一つです。


街の中心方面を眺めています。日曜日の午前11時頃で、人影はありません。電柱も電線もない街作りです。景観を大切にしているようです。

(ブティック)
(ファミリー洋品・衣類店)




左は電気店、その向こうが前述のファミリー洋品店、さらに遠い方がブティックです。


街の中央部に近い三叉路の角には薬屋さんがあります。


カフェです。屋外にもテーブルは用意されています。


貴金属・めがね・時計などのお店です。近くにもう一軒、類似の店があります。


アイスクリーム・ショップ、ここは夕方でもよく賑わっていました。街のほぼ中央です。


電話ボックスですが、使っている人は見かけていません。


信号の必要がない「ラウンドアバウト交差点」です。この周辺(1~2km以内)で3ヶ所はあります。

(ガソリンスタンド)


近くの公園を目指して歩いている最中ですが、街の中心街を抜けたあたりです。

(レストラン)




(信号が珍しいくらい)


住宅街が見えていますが、左奥から2軒目の屋根にはソーラーエネルギーのパネルが設置されています。郊外の農家では100%に近いくらいの設置レベルでした。


スーパーマーケットです。日曜日はお休みです。


住宅街の間には、こんな並木道も。


目指していた公園に到着しました。建物にはレストランも併設されています。


こちらはタバコの自動販売機、価格は5ユーロとか6ユーロと表示されていますので、安くはないようですね。意外だったのは、結構タバコを吸う人は多いことでした(印象)。

(レストラン)
(ビアガーデン)


公園内の様子。


公園へのゲート、トイレもこの建屋内にあります。


掲示板、年間の主な催しものも表記されています。(2013年です、ハイ。)


公園内です。廃墟のように見えているのは公園外の史蹟で、お城の跡です。




公園内には、臨時のお店が出ています。


民俗博物館・資料館も併設された公園なので、古い家屋も建っています。ちなみに、この公園への入場料は3ユーロでした。


木靴を製作するおじさん。


粉引き小屋。屋根から伸びている長い棒を馬が曳いて、小屋の中にある石臼を回す仕掛けです。






茅葺屋根、デンマークでも、こうした家屋は見かけました。






日本で言う木地師とは異なるでしょうが、手動の旋盤のようでした。

出来上がった製品は「キノコ」かな?




公園入り口の建物を、公園内側から撮影したものです。

(糸つむぎ機でしょうか)
(民族衣装の一部、帽子のようなもの)
(民俗資料館)

(史蹟)

(飲食コーナー、テント)



木靴・民族衣装をまとって農作業の実演中。


ホスト農場の奥さん(Eさん)はハーブのお店を出していました。



公園外ですが史蹟です。プレートのドイツ語は読めませんが、ラーデンやミンデンの地名も刻されています。

以下は、帰り道です。

アンダーウェアの専門店もあります(左側店舗)。


ドラッグストアのROSSMANNです。


アイスクリームショップには、結構お客さんが来ています。日曜日の午後、小さな街ですが、こうして人々が集う。出会いや会話があるのでしょうね。

(お世話になったレストラン)



店は変わってしまいましたがスポーツ洋品店です。営業時間は18時までだったかも、ギリギリ時間に飛び込んだ時がありましたが、「ダメ」でした。よい印象は持てませんでした。その後、この店は閉店になりました。仔細はわからないのでコメントできません・・・。



ラーデンでの最初の日曜日、老舗レストランでの初めてのディナーです。ビールもワインも、そして料理も美味しかった・・・。


BTW,安倍内閣が自衛隊の海外派遣等に関する枠組みを、まるで暴走するかのように決めて突き進んでいるように見えます。いくら条件(派遣の)を取り決めしても、それは日本国内側の勝手な思惑であって、諸外国から見れば、まるで関係ないことなのです。つまり、仮に敵対しているような国があったとして、そちらから見れば、所詮、敵対するグループ国家の一つにしか見えないと言うことです。従って、当然のように攻撃対象として見なすことになります。

このことは、結局、戦争に巻き込まれることを意味しています。そんなことも安倍内閣はわかっていないのではありませんか。先の大戦での反省はどこに行ったのでしょうか。二度と戦争をしないと誓ったのではありませんか。

いくら条件を設定しても「無意味」なのです。安倍内閣は暴走しています。戦争をしないと言っても、巻き込まれる道を選んでいます。

日本は、専守防衛に徹するべきが一つ。もう一つは、真の意味の平和外交に徹するべきです。安倍内閣の言う「積極的・・・」は誤りです。人的交流を積極的に各国と進め、武力に頼らない・話し合いで各課題を解決して行くことが求められています。

世界の人民も見ています。安倍内閣の危うさに気づいているのは日本国民だけではありません・・・。本当に、国会議員は仕事をしているのでしょうか? シッカリしてくれ! と言いたくなりませんか。






我が家のクラインガルテン(2年目)

2015-04-21 22:10:49 | 日記
2015年4月21日、我が家のクラインガルテン(市民農園)の様子です。ドイツではシュナイダーガルテンとも言われています。


元気なレモンバーム。いい香り!


こちらはオレガノ、かなり横に広がっています。パスタなどに使いますが、香りはまだ柔らかです。


そらまめ、スナップえんどう、玉葱、ニンニク、そして一番奥がジャガイモ(アンデスレッド)です。

玉葱とニンニクは既に210日(7ヶ月間)経っています。5月の中旬ぐらいが収穫になりそう。


やっと芽が出揃ったジャガイモです。今年は約50個を植えています。

今年の春先は、日照時間が例年に比べて極端に少なかったようで、作物の出来が少し心配です。それにしても、大量生産でなくて、手間隙をかけながら大切に育てたものを美味しく・安全に・安心して食することが望ましいですね。我が家の場合は自給自足とは全く言えませんが・・・。

地元で生産されたものが、地元で消費されて行く、地域循環型の経済規模というのが望ましい形なのではないでしょうか。大量生産には何がしかの不安を抱いてしまいます。

やれるところからトライ、部分最適を求めながら。一方で、全体最適の姿も描いてゆく。そして、「解」(かい)はいくつもあるものではないでしょうか。その中に地域特性が結果的に醸し出され、それぞれの地域がそれぞれに価値感・存在感が出せる・・・そんな社会であって欲しい。

地域も、国も、世界も・・・同じようなことに見えています。


ドイツ・ケルンでの祈り

2015-04-17 20:48:16 | 日記
2015年4月17日(金)、3週間ほど前に発生したgermanwingsの墜落事件を追悼するセレモニーがケルン大聖堂で開かれるそうです。この日、ドイツ各地の公的施設では半旗が掲げられるとも報道されています。

ケルンはご存知の方も多いかも知れませんが、デュッセルドルフを州都とするノルトライン・ヴェストファーレン州の中の一つの都市です。但し、ケルンは人口100万人都市で州都よりも規模的に大きいと言えます。

DW-DE(ニュースサイト)に掲載されている写真を転載します。
(ケルン大聖堂)


尚、式典にはメルケル首相も参列するそうです。

高校生16名と若き女性教員2名、合わせて18名の犠牲者を出したハルターン アム ゼーの街は、今も悲しみに包まれていることでしょう。


germanwingsの当該便名も掲載されています。



<追加>
日本時間20:40、ドイツローカルタイム13:40、ケルン大聖堂でのセレモニーがネットで生中継されています。大統領の挨拶中です。ドイツ語ですが、同時通訳で英語で内容が伝えられています。

ドイツ人72名、スペイン人50名、17カ国の犠牲者が出たと伝えています。(日本人のお二人も含まれています。)

”Cologne Cathedral service to mourn Germanwings victims”


'We Christians believe that love is stronger than death,' says Cologne's Cardinal Woelki
また、ドイツ人・クリスチャンは死よりも愛が強いとのメッセージも伝えられています。






全ての犠牲者のご冥福をお祈り致します。こうしたつらい事件がない世界を望みたいと切に願うものです。

ドイツ・ミュンスターからラーデンへ

2015-04-15 22:47:40 | 日記
ミュンスターの滞在は2日間、次は長期滞在先となるラーデンに向いました。

ミュンスター中央駅で列車を待ちます。ホームの様子ですが、夏休みシーズンの印象が強いです。





ビーレフェルト行きに乗ります。ミュンスターからは約1時間半ぐらいだったと思います。


列車内ですが、可倒式の椅子が結構多いのが特徴です。車椅子・ベビーカー・自転車などにも配慮されています。


(途中のハムHamm駅です。)
このハム(Hamm)も環境面での取り組みで特徴があるので、滞在も検討しましたが、時間配分的にキツクなるので計画から排除しました。


ビーレフェルト駅で乗り換え、ラーデン(Rahden)行きの列車を待ちます。ラーデンまでは1時間10分ぐらいです。

13時頃にラーデン到着、迎えのO(アルファベット)さんと無事に合流、車で自宅農場に向いました。



日差しは夏でした。そしてここで70日間お世話になったのです。


BTW,昨日(2015年4月14日)、福井地裁で高浜原発再稼動に対する差し止めが認められました。妥当な裁定であると思っています。一方で、関西電力は異議申し立てを行うとの報道や、政府は粛々と再稼動準備を進めるなどと、司法判断を全く無視するかのような行動・言動をとっているようです。

全く、あきれ返ります。何が大切かを全く判断できない人たちのようです。想像でものごとを判断することは好ましくないとは思いますが、こうした人たちは「金」に人間としての魂を売ってしまったかのように見えます。様々な理屈を述べているようですが、いいわけのようにしか聞こえてきません。

福島の現実を、よもや忘れはしないでしょう。想定外などと言ういいわけは許されません。国が責任をとる・・・などと言うまやかしに騙されません。国はイコール人民そのものではありませんか、何故、ここまで反対している人民が一連托生で責任を負わなければならないのでしょうか。

国が責任をとるのではなく、原発を推進する政府や電力会社経営層、そして、還元されたお金で生き延びようとしている一部の地方政治家や地元企業・・・、こうした人たちが全ての責任を負うべきです。

極論(過激ですが)としては、そうした推進派は、自身の家族を原発周辺に居住させることができるのでしょうか。

過去の、原発安全神話が生きていたまでの責任は問わないことにしましょう。しかし、福島の現実に遭遇したからには、英断を下すべきです。

先日の統一地方選においても、選挙前には論点を反らし触れることのないように振る舞い、当選したらとたんに封じていたことについて、あたかも住民から信任を得たかのように発言しだす。全く、ひきょうな・なさけない人がいるようです。

これで市民・住民を欺けるとでも思っているのでしょうか。「見え見え」なのです。政治家のトップも類似のように見えています。こんな日本は世界からも信用をなくしつつあるように感じています。

鴨長明「方丈記」も嘆いているのではないでしょうか。私利私欲に走るな!・・・と。


ドイツ・ミュンスターの2日目

2015-04-13 22:36:30 | 日記
ミュンスターの2日目、水曜日の午前中には朝市が開かれるので広場に向いました。

朝の9時頃の様子です。



ここからは朝市会場の様子です。専門店の集まりです。
(入口付近)

(まだ人出は少ない印象)




(カラフルなキャンディー)



(こうした移動販売車が結構多いです。)
(マッシュルーム)


一旦、会場外へ。
(有料トイレ)

(ナイフショップ)
(こんな表示も)


再び、朝市会場へ。花の向こう側には地下トイレがありました。


市中散策へ。バスを待つ人々。


大きな湖の畔まで歩いてきました。


(ランチをいただいた湖畔のレストラン)
(遠くに、旧市街の教会が見えています。)
(スポーツを楽しむ人も多い)

しばらく校外を散策した後、再び朝市会場を覗いてみました。片付けも終わり段階のようです。


市中で見かけたモニュメントのいくつかです。
(ハンザ同盟都市から送られた石が中央にはめ込まれています。)
(ケルンの名前も)


ミュンスターの旧市街地を象ったブロンズです。

ドイツでの朝市を見るのは初めてでした。パン、牛肉、豚肉、鶏肉、ハーブ、マッシュルーム、花卉、・・・夫々が単一商品を扱う専門店のようです。また、車を改造して移動販売車にして「攻めの営業」を可能にしていることが印象的でした。そのことは、約3ヶ月間の滞在となった他のドイツ各地でも見受けられました。同じ曜日の・同じ場所・同じ時間帯に、そうした車は品物を販売しているのです。チョットした街角で、です。