ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

アイルランド発: Pumpkin beer の話題

2016-10-31 17:19:27 | 日記
2016年10月31日(Mon.) 今日はハロウィーンですが、「 Trick or Treat ? 」 と言いながら家々を巡るのは、日本では希(まれ)でしょうね。 我が家では、10月の締めくくりとして、エゴマ、枝豆、ミニキャロットを収穫してきました。 また、1週間前に植えたばかりのニンニクは、早くも発芽していて、7~8cmに伸びているものもあります。 さて、ハロウィーンにちなんで、カボチャに関係した話題を拾ってみました。 ( ニュースソース: THE IRISH TIMES 10月28日発 )

<原文の一部>
Beerista: Pumpkin beer? It's surprisingly tasty : ビアリスタ: パンプキン・ビール? 驚きの美味しさ

It may be a bland vegetable but these two pumpkin beers are very enjoyable    Fri, Oct 28, 2016, 14:00
多分、精彩の無い野菜なんでしょうが、この2種類のパンプキン・ビールは結構楽しめます。


Beavertown’s Stingy Jack Spiced Pumpkin Ale: has clove and cinnamon on the aroma, a gentle sweetness and a slightly dark amber hue
(Beavertown’s Stingy Jack Spiced Pumpkin Ale は、クローブとシナモンの香りがあって、優しい甘さとわずかに濃い琥珀色の色合をしています。  注: エール・ビール/上面発酵のビール)

Does a pumpkin actually taste of anything? I'm not sure, to be honest. The few times I have had it, it’s either been in an extremely spicy soup so I couldn’t tell, or in a pumpkin pie which tasted mostly of sugar and a little bit of cinnamon. I also have vague memories of sitting in front of a plate of mashed pumpkin as a child (it was watery and kind of disgusting).

(抜粋)カボチャの味って、実際のところ、何かしましたっけ? 私はよくわかりません、正直なところ。 何回かは食べたことがありますが、それは言いようがない、とてもスパイシーなスープでもありましたし、また、ほとんどが砂糖と少しのシナモンの味がしたパンプキン・パイだったりしました。 また、曖昧な記憶ですが、子供の時にマッシュド・パンプキンを前に座っていたこともあります。(それは、水っぽくて、いやな感じのものでした。)

Of course, it’s good to put pumpkins to proper use instead of just gutting and carving them for Halloween and then letting them disintegrate slowly on your porch. But let’s be honest: a pumpkin is never going to win gold at the tastiest vegetable awards (if there is such a thing).

So the prospect of pumpkin beer didn’t fill me with a whole lot of excitement. The style originated in the US, where they feel pretty strongly about their pumpkins around this time of the year.

(抜粋)もちろん、ハロウィーンには、カボチャをくり抜いて彫刻するなどには適しているのでしょうが、そして、しばらくすれば、玄関先でゆっくりと崩れていってしまうのですが。 しかし、正直なところ、カボチャは、最も美味しい野菜の金賞を獲得することはないでしょう。(そんな賞があったとしてですが)  なので、パンプキン・ビールの見通し(期待)は、興奮させるようなものではありませんでした。 これはUSAで生まれたもので、この時期、印象深い存在ではあるパンプキンなのですが。

First up is Brooklyn Brewery’s Post Road Pumpkin Ale. This has a lovely deep orange colour, and the aroma is a little fruity with a hint of cinnamon. It has a gentle bitterness and a light body at 5 per cent. Overall, this is a surprisingly enjoyable and easy-going beer, a good autumn drink which would be lovely to serve with a stew, I reckon.

(抜粋)最初のものは Brooklyn Brewery’s Post Road Pumpkin Ale です。 これは、愛らしい深いオレンジ色で、香りは少しフルーティ、シナモンの香りも感じます。 優しい苦味と、軽い感じで5%(注: アルコール濃度)です。 全体として、驚くほど楽しめて、なじみ易いビールで、秋に適した飲み物で、シチューに添えられていても合うのではないでしょうか。 私の評価では。

Next was a can of Beavertown’s Stingy Jack Spiced Pumpkin Ale. This is a little more complex – and stronger, at 7.2 per cent – and very tasty. Using roasted pumpkin glazed in maple syrup, it has clove and cinnamon on the aroma, a gentle sweetness and a slightly darker amber hue. The can is pricey at €5 but it has the reliably cool Beavertown artwork, featuring a kind of skeletal pumpkin man turned space cowboy.

As for any pumpkin flavour in either beer? Couldn’t tell you.

(抜粋)次のものは缶の Beavertown’s Stingy Jack Spiced Pumpkin Ale です。これは、もうチョット複雑で、ー 強めで7.2% ー 、そしてとても味わいがあります。 メイプル・シロップをかけたパンプキンをローストしたものを使っていて、クローブとシナモンの香りがあり、優しい甘さと、わずかに濃い琥珀色の色合になっています。 この缶(ビール)は、高めの5ユーロですが、Beavertown のクールな芸術品とも言え、あたかも、骸骨パンプキン男がスペース・カウボーイ(注: 映画のヒーロー的・・・か)になったみたいです。
この両方のビールにパンプキンの香りが何がしかあったかと言う点については、言えません・・・。

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こんなビールがあるんですね。 もちろん、私は知りませんでした。 この醸造所は大手なのか、いわゆる流行のクラフト・ビールの類か? 知らないので、ゴメンナサイ。 季節限定も含めてクラフト・ビールの可能性が高いかも知れませんね。 いずれにしても、Ale ビールなので上面発酵タイプ、だから香りも高いことが頷けます。

日本のクラフト・ビールメーカーでも、こうした変り種を季節・地域限定で出せると面白いですね。 もちろん、GMO(遺伝子組み換え材料)などは用いない方法で・・・。



話は変わりますが、「議論は尽くされたので、採決に・・・」と与党が言っているようです、TPPの件です。 質問に正面から答えることもしないで、議論は尽くされたなどと言い放つことは、怒りを超えて、片腹痛い・・・思いです。 安保法の場合も、全く同じ進め方であったのではないでしょうか。

政党に・党則に縛られたかのような議員は、選出してくれた人民を見ているのではなく、党の上部組織を見て行動しているとしか思えません。 これで、議員の仕事をしていることになるのでしょうか。 もはや、操り人形みたいですね・・・、政党政治の弊害でしょうか。

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デンマーク発: 今日は、ちょっと特別なベッドの時間

2016-10-30 11:32:39 | 日記
2016年10月30日(Sun.) 10月最後の日曜日です。 ヨーロッパのCEST( Central European Summer Time : 中央ヨーロッパ夏時間)地域では、夏時間が終了する日なのです。 デンマークのサイトが、それを伝えています。 ( ニュースソース: CPH POST ONLINE 10月29日発 )

<原文の一部>
Today’s Date: Extra hour in bed : 本日は、ベッドで延長時間


These days most devices do it automatically, but there's always one! (photo: iStock)

October 29th, 2016 7:00 am| by CPH POST
It’s that time of year again when the clocks turn back an hour to provide people with more daylight in the mornings.

The change will take place at 03:00 so night hawks shouldn’t freak out when they see the time 02:00 twice during the night.

(抜粋)1時間、時計を巻き戻す時がまた来ました。 それは朝、少し余裕の時間を与えてくれます。 この時刻変更は、午前3時(注: 30日未明の)に行われます。 従って、夜鷹は、午前2時を夜中に2回見ることになりますが、混乱しないでしょうかね・・・。

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非常に短い記事内容ですが、紹介しました。 中央ヨーロッパ付近に位置する諸国は、このCESTを採用していますので、毎年の10月最後の日曜日の未明・午前3時に、時計を1時間戻して午前2時に再設定することになります。 なので、夜中に午前2時を2回見る・・・と言う話になるわけです。



実際のところはどうでしょうか。 2013年の10月最後の日曜日は27日、ドイツのNRW州のラーデンに滞在していましたが、夜中に起き上がって時計を巻き戻すことはしませんでした。 明け方、起きた時点で1時間分を巻き戻しました。 腕時計、目覚まし時計、PC設定、カメラ内蔵時計などを再設定したと記憶しています。 いつもより1時間朝に余裕時間が生まれた・・・と言う感じでした。 そして、これによって、日本との時差は7時間だったものが8時間になります。

一方、夏時間への切り替えは、毎年の3月最終の日曜日の午前2時に、1時間進めて3時に設定することになります。

ちなみに、CESTのエリアは、下の図で確認することが出来ます。 (黄緑色のエリア)



下の図は、タイム・ゾーンを示しています。



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話は変わって、昨日のブログで少し触れたTPPの件、今朝の報道でも状況が紹介されていました。 それにしても、質問や指摘に対して、正面からは答えていませんね、現政権の首相を含む閣僚たちは。 不誠実極まりなくて、ホトホト疲れます。 よくもすり替え答弁が出来るものだと呆れかえります。

ウェストミンスター型の行政府のあり方は、多数者による暴政に陥る危険性が指摘されていますが、正に、その状態にあるように思えます。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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デンマーク: オーガニック農家が増加中

2016-10-29 17:02:36 | 日記
2016年10月29日(Sat.) ハロウィーンが近づいていて、楽しみにされている方も少なくないのかも知れません。 ケルティック的な意味合いからすれば、夏の終りや、収穫への感謝、先祖との交流、冬への備え、新年(11月1日)を迎えるなどを含んでいるようです。

さて、オーガニック(有機栽培)のことは以前より気にしてきていますが、デンマークでは、消費者からの要求(需要)に応えて、生産者である農家もオーガニック・ファーミングへ切り替えるところも増えつつあるようです。 ( ニュースソース: CPH POST ONLINE 10月28日発 )

<原文の一部>
Significant increase in organic farmers in Denmark : デンマークでは、オーガニック農家が著しい増加

Over 1,000 farmers are set to reinvent a total of 40,000 hectares into organic farmland
1000を超える農家が、合わせて4万ヘクタールのオーガニック農地を運用するようになっています。


"Honour lies in honest toil" (photo: Pixabay) (まじめに苦労するところに、誇りがあります。)


October 28th, 2016 4:31 pm| by Christian W
With more and more Danes looking for organic food produce during their weekly grocery shopping excursions, an increased number of Danish farmers are adjusting to meet the demand.

Over the coming year, some 1,130 farmers are set to reinvent a total of 40,000 hectares into organic farmland – an increase of 34 percent according to new figures from the Environment and Food Ministry.

According to the Danish agriculture and food council Landbrug & Fødevarer, the increase is down to a growth in demand and the more advantageous prices organic farmers receive for their goods.

(抜粋)デンマーク人が毎週のショッピングに際して、オーガニック食品を買い求めることが増えに増えて、デンマーク農家の増加でその需要増大に応えようとしています。 来年(2017年)にかけて、1130あまりの農家が4万ヘクタールの農地をオーガニックなものに切り替えて行きます。 環境食糧省によると、これは34%の増加になります。 また、デンマークの農業食糧協議会によると、この増加は需要の伸びに追随するとともに、オーガニック農家は、その生産物に対するより有利な販売価格を得られるだろうとしています。

Benefits > Challenges
In 2015, the sale of organic goods in shops increased by 12 percent to 7 billion kroner, and over the first half of 2016, it has shot up by a further 18 percent compared to 2015.

Eijvind Lauridsen, a dairy farmer since 1987 who embraced the organic transition last year, said the benefits of going organic outweighs the challenges.

“My cows have always been free-range, but I won’t deny that the change has been a question of kroner and øre,” Lauridsen said.

“I can see there is a great demand for organic milk, and I want to be part of making what the consumers want. There are also a lot of rules to comprehend when making the change, such as how to till the land to get the least amount of weeds, which crops to grow and which method of crop rotation to use. So I’ve automatically become a better plant grower as a result.”

Organic food from Denmark is becoming a hit abroad as well. For instance, Landbrug & Fødevarer revealed last week that Danish exports of organic food products to France have skyrocketed over the past five years.

(抜粋)利益>挑戦 :  2015年、オーガニック商品の販売は12%増加して70億DKKに達しました。そして、2016年(今年)の前半においては、2015年に比べて、18%を超える急成長になっています。 1987年から酪農を営む農家( Eijvind Lauridsen )は、昨年(2015年)にオーガニックへの切り替えを導入しましたが、そのオーガニックによる利益は挑戦したことを超えていると語っています。 「うちの乳牛は、常時放牧しています。しかし、このチェンジは、お金の問題であることを否定するつもりはありません。」  「私が見るには、オーガニック・ミルクの大きな需要があります。 そして、消費者の要求の一部に応えたいと考えています。 また、変更をするには多くのルールがあることも理解しなければなりません。 例えば、最低限の雑草を確保するための耕し方だとか、それは作物を育てることでもあり、作物のローテーションの方法などについてです。 だから、結果として、私は自動的に良い植物栽培家になっています。」  デンマークからのオーガニック食品は、輸出も好調になっています。 例えば、前出の協議会の先週の発表によると、フランスへのオーガニック食品の輸出は、過去5年間でスカイロケット(急上昇)状態にあるとしています。

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デンマークでは、オーガニックなものへの消費者の要求・意識は確実に高まっているのでしょう。 但し、戸数で1000戸超ですが、2012年にデンマークに滞在して知った情報では約5万戸の農家がありますので、僅かに2%超えぐらいでしょう。 また、耕地面積的には265万ヘクタールあるとされていましたので、4万ヘクタールは2%にも満たない状況なのでしょう。 しかし、急速に増加していることも事実なのです。

有機肥料に基づいたり、農薬(自然由来は除く)は使用しないなどを考慮すると、手間隙はかかるもの。その分、コストは上がりますが、健康被害や食の安全・安心を考える、どちらを選択すべきかは明白でしょう。 それだけ、消費者も賢くなってきた・学んできたと言うことではないでしょうか。また、農業の重要性や楽しさなども知って、若者の就労場所としても見直されて行くかも知れません。

さらには、デンマークの食糧自給率(カロリーベース)は300%(2012年頃の情報ですが)とされています。 ご存知のように日本は約40%で、先進諸国の中でも最低クラスです。 こんな国は珍しいのです(不安全、極まりない)。

それにして、最近はスーパーマーケットでも、オーガニックマークの付いた商品を探して買っていますが、まだまだ少ないですね。有機栽培品をコーナーとして設けている店もありますが、まだまだ・・・と言ったところです。 消費者の意識が高まることが必要なのでしょう。

また、大規模生産でなく、地域に新鮮なものを届けることで、生産者も消費者も循環のサークルに納まるのであれば、そこに持続可能な社会が構築できて行くのではないでしょうか、紆余曲折は当然あるでしょうが。 そして、そこには、大資本家のような考えは不要となって行くのではないでしょうか。 マネーゲームに興じるような連中は不要でしょう・・・。

農業分野や再生可能エネルギーへの切り替えを目指す等の、実体経済へのテコ入れが必須で、マネーゲームで何とかしようと言うのは「失敗」だったと、答えは出ているのでは?  これらのことも考えながら、TPPのことも watch したいものです。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。






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デンマーク: 首都の歩行者専用道路(ストロイエ)に異変?

2016-10-28 16:59:52 | 日記
2016年10月28日(Fri.) 外は雨、気温は16℃ぐらいではないでしょうか。 蒔いたばかりのニンニクやタマネギ(種)などには、ちょうど良い水遣りになっていると思います。

さて、デンマークの首都コペンハーゲン(CPH)にある歩行者専用道路・ストロイエ。 CPHに行かれた方は、多分、歩いたことがあるのではないでしょうか。 そのストロイエの異変(?)を伝えるニュースのようですが、2012年に訪れた時と、そんなに変わってしまったのでしょうか。 ( ニュースソース: CPH POST ONLINE 10月26日発 )

<原文の一部>
Small shops quitting Copenhagen’s main pedestrian street :  コペンハーゲンの主要歩行者道路から小さな店が消える

Garbage, noise and fast food joints chasing away smaller merchants
ゴミ、騒音、ファーストフードが揃って、小さな商人を追っ払っています。


Large chain stores are driving the small merchants away from Strøget (photo: Kenny Louie) (大規模チェーンストアが、小規模な商店をストロイエから追い出しています。)


October 26th, 2016 12:09 pm| by Ray W
Noise, garbage and a boom in souvenir shops and fast food restaurants have led to increasing numbers of smaller shops and specialty merchants abandoning Strøget in Copenhagen.

A classic pipe shop and the fashion store Company Original are among the latest to leave. Arne Vejrum, the owner of Randers Handsker, a glove shop that has been on the street since 1956, said the state of the street is the reason shops are leaving.

“The street is run-down, poorly maintained and sometimes foul,” Vejrum told DR Nyheder. “There are problems with the homeless, and the facades of all of the burger restaurants are not exactly enticing visitors.”

(抜粋)騒音、ゴミ、そして人気のお土産屋さんやファーストフード・レストランは、小さな店舗や専門店などをCPHのストロイエからの排除を助長しています。 クラシックなパイプ店やファッション・ストアも、つい最近無くなりました。手袋店のオーナーが語ります。この店は1956年からこの通りで営業してきたのですが、現在の通り(ストリート)の状態が、この店の閉店の理由だそうです。 「この通りは、落ちぶれて、手入れも不十分で、時に不潔でもあり、ホームレスが居たり、全てのバーガー・レストランの”ファサード”なども問題で、訪問客を歓迎するものでは全くない」と語りました。 (注: ファサード = 建物の正面を飾る壁全体の意味合い)

Not lovin’ it
The problem is particularly pronounced along the first stretch of Strøget beginning at City Hall Square.

“I miss the old classic environment with small and special shops,” said Carl Christian Ebbesen, Copenhagen’s cultural and leisure mayor.

“It is a pity that only big brand stores are located on Strøget now.”

Ebbesen said that a resurfacing and free parking could help turn things around. He plans to discuss the problem with the city’s municipal council.

(抜粋)大好きとは言えない: 問題は、市庁舎広場に始まるストロイエから広がっていることは明白です。 (注: ストロイエの始まり部分は、ほぼ西端にある市庁舎前広場につながっています。)  CPHの文化娯楽長官は 「小さな、専門的な店が残る古き環境がなくなってしまった」 と言います。 「今や、ストロイエにあるのは有名ブランド店だけになってしまったことは残念なことだ」 とも。 彼は、見直しや無料駐車場などが問題解決になるかも知れないとも語り、この問題を、市議会でも議論して行くことを計画しています。 (注: resurfacing = 再舗装とも考えられます。)

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原文記事の後半タイトル 「Not lovin’ it」 は、MACの標語を皮肉ったものかも知れません。下の写真(2012年 撮影は私)の先頭のものは、POST ONLINE が掲載した写真と同じようなポジションから撮っていますが、私の方にはMACの看板が写っています。 なので、ファーストフードとも書かれていることから、このタイトルは、それを否定( Not )することから始めているのかも知れません。

さて、2012年の4月と7月にストロイエを歩いていますが、この記事にあるような状況を感じ取ることは出来ませんでした。 ただ、どこにでもあるように、主要な街などには、有名なファーストフード店やその看板は目に飛び込んできますので、そうした傾向・風潮が、古き良きものや伝統・個性などを失わせているのかも知れません。

下の写真は、2012年7月17日 ”火曜日”の写真です。 世界で一番先にできた歩行者天国・ストロイエとも言われいますので、平日にも関わらず、かなりの賑わいであったと記憶しています。 

















大量生産、大規模、画一的・・・は、没個性とも言えるのではないでしょうか。 だからと言って、全てを手作り・小規模と言うことでもないでしょう。その”もの”や”こと”にとって、何を最優先することが望ましいかによって異なるのではないでしょうか。 大規模・一極集中では危険分散上でも好ましくないこともあるでしょう。 その例は、地震などの災害によっても私達は経験済みです。

一方、文化的なもの・伝統的なものは、手間隙もかかるでしょうが、是非とも残して行きたい・後世に伝承して行きたいものです。 これらも、消費者・市民の動向や価値感に依存してしまうことでしょう。 その意味では、私たち一人一人が意識することが肝要なのでしょうね。



TPPに関し、首相が 「食品などの表示に関して、一切変更しませんから心配不要です」 と言うような発言があったように報道されていますが、違うでしょう。 GMO(遺伝子組み換え食品など)に関しては、もっと詳細・正確に表示するように 「変更・改善」 しなければならないのです。 まったく、この首相の言うことは、本音を隠して誤魔化そうとする発言が多過ぎるのです。 ウソが多過ぎます。 全く信用できない人物なのです。

これについても、選んでしまった私たち一人一人の意識による結果なのでしょう・・・。 


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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デンマーク: 男女平等指数で悪化の傾向続く

2016-10-26 21:58:58 | 日記
2016年10月26日(Wed.) 心、晴れやかにするようなニュースは少ないように感じていますが、私だけでしょうか。 マスコミの報道の仕方についても、疑問を持ってしまうものもあります。 ミスリードしていることはありませんか? 一方で、私たちも、マスコミ報道が、必ずしも正しいと思わない方が賢明なのかも知れません。

さて、デンマークが伝える男女平等(格差)ランクに関するものがありますので、取り上げます。 ( ニュースソース: CPH POST ONLINE 10月26日発 )

<原文の一部>
Denmark continues to plummet down gender equality index : デンマークの男女平等指標は降下継続

Danes fall another five spots down the 2016 Global Gender Gap Index

Still not equal (photo: Johannes Jansson)

October 26th, 2016 10:23 am| by Christian W
Denmark may continuously rank among the top nations in the world in terms of quality of life, but when it comes to gender equality the Nordic nation has been struggling as of late.

According to the World Economic Forum’s 2016 Global Gender Gap Index (here in English), Denmark once again fell down the overall rankings compared to the previous year, from 14th to 19th.

Denmark remains top in the world when it comes to educational attainment, but since 2006 – when it ranked 8th overall – it has fallen considerably in other key indicators, such as economic participation and opportunity (from 19 to 34), health and survival (76 to 106) and political empowerment (13 to 29).

The index gauges gender equality by evaluating parameters such as wage differences, health, education levels and political influence. See Denmark’s country profile here.

(抜粋)デンマークは、生活の品質に関しては世界のトップに位置づけされているのですが、男女平等指標としては悪戦苦闘し続けています。 the World Economic Forum’s によると、デンマークは昨年(2015年)の14位から更に降下して19位になっています。 教育の達成率ではトップに位置していますが、トータル的には8位とされており、個別指標のいくつかは、いずれも評価を下げています(経済活動面、健康及び生存率、政治参画など)。 詳細は、各リンク先に表示されています。

Nordic domination
Whereas Denmark has continued its downward spiral on the index, the rest of the Nordic countries are soaring. Iceland topped the index, followed by Finland, Norway and Sweden.

Rwanda came next to complete the top five, while Ireland, Philippines, Slovenia, New Zealand and Nicaragua rounded up the top ten.

Other notables included Germany (13), South Africa (15), France (17), the UK (20), Canada (35), the US (45), Australia (46), Mexico (66), Russia (75), Brazil (79), India (87), China (99) and Japan (111).

Women continue to face significant gender challenges in the Middle East and Africa, which accounted for all the countries in the bottom 10: Yemen, Pakistan, Syria, Saudi Arabia, Chad, Iran, Mali, Morocco, Ivory Coast and Lebanon.

(抜粋)北欧の優位: デンマークは下降線をたどっているものの、他の北欧各国は奮闘しており、アイスランドがトップで、フィンランド、ノルウェイ、スウェーデンと続いています。 その次の5位がルワンダ、そして、アイルランド、フィリピン、スロベニア、ニュージーランド、ニカラグアがトップ10に入っています。
その他の知られた国家としては、ドイツ13位、南アフリカ15位、フランス17、UK20、カナダ35、US45、オーストラリア46、メキシコ66、ロシア75、ブラジル79、インド87、中国99、そして、日本は111位です。
そして、中東各国やアフリカでの、これに関する情勢は厳しい状況に置かれているようです(注: 各国名が列記されています。)

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北欧の各国が上位に位置しているにも拘らず、デンマークだけが19位と評価されていることに、苛立ちを感じているのでしょう、きっと。 今後、是正して行くことを期待したいと思います。 一方で、先進国と称されている各国は、どうなんでしょうか。 一体、何を持って先進国と言っているのでしょうか。 日本の貧困率の悪さや格差社会の広がりは、先進国的とは言えないのではありませんか。 そして、今回の男女平等指標に於いては、なんと「111位」ですよ!

マスメディアのニュースの取り上げ方も疑問ですが、愚にもつかないバラエティー番組ばかりで、単に視聴率を確保することが、つまり、スポンサーを獲得することが目的になっていないでしょうか。

そして、視聴者が、そうしたことに疑問を抱かないことそのものが、男女不平等や格差社会の是正を阻害している要因の一つになっているのではないかとも感じてしまいます。



同様に、政治や経済も、USに追随しているのではないかと思えてしまいますし、本当に国民のための政治を考えているのでしょうか。 一部の特権階級・経営層だけを見た政治になっていませんか。 現政権や構成する議員に対して、深い疑念を抱いてしまいます。

そして政府は、ウェストミンスター型の行政府構造を目指しているように見えますが、正に多数者の暴政に陥っているのではないでしょうか。 そうではなくて、良識ある人々によるコンセンサス型を目指すべきでしょう。 首長に過大な権限を持たせるような体制に近いものは危険極まりないのではありませんか。 

そして、例え貧しくとも、心だけは貧困になりたくないものです。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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