ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ(Germany 🇩🇪): drastic drop

2019-05-07 16:53:35 | 日記
2019年5月7日(Tue.) 報道によると(日本の)、花粉のピークは越えたそうです。 確かに、今日は遠方の山もクッキリと見えていました。 そろそろ、マスクなしでも大丈夫な時期になるのでしょうか。 天気が良ければサイクリングなども楽しめそうです。(愛知県平野部)



さて、類似の報道は過去にもあったように記憶していますが、改めて警鐘が鳴らされています。 ( ニュースソース: DWーDE 5月6日発 )

<原文の一部>
WWF highlights drastic drop in German insect population
WWFは、ドイツに於ける虫の生息数の劇的な減少に注目しています。

The insect population in Germany has dropped drastically, which could affect plant diversity and food production. The WWF reports that Germany is one of the most vulnerable regions in Europe for biodiversity loss.
(抜粋) 虫の減少は、植物の多様性や食物生産に影響を与えます。WWFによると、ドイツは生物多様性に於ける損失が、ヨーロッパの中で最も大きい地域の一つと考えられています。



In Germany, a serious loss of biodiversity has hit insect populations especially hard, according to the World Wide Fund for Nature (WWF). The consequences of reduced insect populations could range from loss of plant varieties to food shortages.
Günter Mitlacher of the WWF said their research found the number of insects in Germany decreased dramatically in the past few decades. "Everyone knows that bees pollinate apples, flowers, cherries, pears, strawberries and everything we like to eat in spring and summer," he said. "These would not be there without the insects."
"I remember as a child that I always had to scrape insects off of the windshield," Mitlacher said. "That isn't the case anymore, and it's because our landscape is totally polluted by pesticides, glyphosate and insecticides that kill these animals."

(超抜粋)World Wide Fund for Nature (WWF) によると、虫の生息数の減少がもたらす結果として、植物種の減少から食物の不足に至ります。
WWFによると、ドイツの虫の生息数は激減しているのです、過去20〜30年の間で。 そして、誰もが知っているように、虫(ミツバチなど)の存在無くして、リンゴも花も、チェリー、洋梨、イチゴなど、春や夏に食べるものが得られません。
これらの現象は、土地(農地等)全体が、殺虫剤、つまり、グリホサート(注: 除草剤の主成分)や殺虫剤によって、これらの生物が殺されているからなのです。

Germany particularly vulnerable
According to the WWF, Germany is particularly vulnerable to biodiversity loss, as culture and technology over the centuries have "extremely transformed" the landscape.
The WWF also said that only a small part of the land in Germany is capable of supporting a "rich natural heritage."

In 2018, Germany's Environmental Ministry introduced the Insect Protection Action Plan, which outlines measures including preventing pesticide use and maintaining a variety of plant species to promote the growth of insect populations. According to the Environment Ministry, almost 75% of all animal species in Germany are insects.

(超抜粋)ドイツは特に脆弱: WWFによると、ドイツは特に生物多様性で損失が大きいと言います。 この百年あまりで、大きく土地が変貌してしまいました。(意訳) 一部の地域だけは違いますが。
2018年、ドイツの環境省は虫を保護するアクションプランを導入しました。これは殺虫剤の使用を制限し、植物の種類を虫の生息数増加によって護ろうとすることも含まれています。
環境省によると、ドイツに於ける生物の種の75%は虫だと言うことです。



・・・ 以下、転載省略。 原文サイトはこちら ・・・

***

日本に於いても、殺虫剤や除草剤(ラウンドアップ: グリホサートが主成分)などの使用制限などは積極的に導入されているのでしょうか。 恐らく、規制があったとしても緩いものでしょう。 現に、ラウンドアップのテレビCMが流されているくらいですから。 日本の政治行政は、実に不安イッパイです・・・。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



***