Jerry Emma Laura Piano

Mina, Dalida, Barbara, Laura, Lara....美人大好き! あっ、Mihoが一番好き

ラウラ、、、ご主人様が帰ってきたよ

2016年07月31日 | 毎日の話

ちょっとランチに行ってくると言って、あれから何時間(スペインの昼食か)。ラウラもジェリーも置いていかれているから、あっちをふらふら、こっちにふらふら。もう、待ちくたびれている。

源太郎は、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」をレーザーディスクで見ていた(古い)。音楽はともかく、ストーリーは知っての通り、色ごとに精力をつぎ込んだドン・ジョヴァンニのお話だが、従者のレポレッロとの掛け合いが一番面白い。彼が歌うアリア「お嬢さん、その目録がこれです」は何度聞いても笑える。それは、ご主人様の恋の武勇伝を、レポレッロが女性ドンナ・エルヴィーラに聞かせる場面。

「金髪の女性には、あのお方はいつも決まって、その優雅さを褒め称えます。黒髪の女性にはその操を、そして色白の女性にはその穏やかさを」なんてフレーズが歌われている。

どんなオペラでも、脇役の存在が欠かせないのだ。

「ラウラ、お前の脇役は誰だい」

「アタシの脇役、それはね。源太郎。おかぁしゃんもそう言っていたよ」

「はいはい、おとうしゃんが脇役ですね。じゃ、おやつはもうもらえないね。ご主人様からもらいなさい」

「えぇ、それなら、・・・・」

「解ればよろしい。ほら、おかぁしゃん(影のご主人様)が帰ってきたよ」

嬉しそうに、ジェリーもラウラも玄関にお出迎えに行った。

 

 


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