ラウラ「おとうしゃん。何を一生懸命調べているの」
お父さん「ちょっと調べものだよ。腹の足しにはならないよ」
ラウラ「おかぁしゃんは夕飯の準備。アタシもお腹すいた」
お父さん「夕飯はまだだよ。ジェリーは寝ているだろ」
ラウラ「お腹すいたなぁ」
お父さん「じゃ、カリカリもらいな」
ラウラ「なら、いらない」
話は変わって
これまでアップした「アジサイ」を「紫陽花」と書いていたところ、先輩(源太郎の先輩だから後期高齢者相当にしておこう)からメールがあってその字は間違いだと言われた。
和種のアジサイは本来「ガクアジサイ」であって、こんもりとした紫陽花は後に品種改良したものだというのである。花は「見るに限る」と思っている源太郎だが、ちょっと悔しいので辞書を引っ張り出して調べて見ルことにした。
こういう時は「ブリタニカ大百科事典」が信頼おけるので、索引を見ると「紫陽花」と書いてあるじゃないか。なにを根拠に年寄り(失礼)が指摘したのかと思いつつ、よく見ると、確かに索引には「アジサイ(紫陽花)」と書いてあるので、カタカナで表記するのに理由があるのではないかと推察した。しかも「アジサイ」には色々な種類があることも書いてある。
「ガクアジサイ(額アジサイ)」
「クサアジサイ(草紫陽花)、アジサイ属とは異なる」
「コアジサイ(小紫陽花)、シバアジサイともいい関東より西の本州と四国の山地に自生」
「タマアジサイ(球紫陽花)、本州中北部・四国に分布し山地の樹陰に生える」
「ツルアジサイ(蔓紫陽花)、山地の大木の幹や岩の上に絡まる」
「ヤマアジサイ(山紫陽花)、サワアジサイともいいガクアジサイの変種」
そして、「ガクアジサイ」が園芸品種であるアジサイの原種と言われ、房総、伊豆半島、紀伊半島南部、小笠原諸島に自生する花で、観賞用として庭に植えられると書いてある。しかも、一度外国に観賞用として輸出されたものが帰ってきて「セイヨウアジサイとかハイドランジア」なんて名前のアジサイもある。まぁ、学者のことだから、分類することが仕事だが「アジサイは美しい」というだけでは飯が食えないことはよくわかった。
で、肝心の「紫陽花」の文字の間違えがわからない。日本語大辞典が無いので、じゃ書棚の古語辞典や広辞苑に頼ってみよう。まず、広辞苑を紐解くと夕飯前なので、真っ先に「鯵刺し」に目がいった。「これは美味いなぁ」と思いながら、ページをめくりすぎたので戻って見ると、「八仙花」と書いてある。そして「アジサイ」の別名とあるじゃ無いか。
しかもだよ、「紫陽花」は「アジサイ」とは別なもので、中国杭州の「紫桂」だという解説。ここで源太郎の思考回路は断線した。そしてさらにわからなくなった文字は、万葉集で「味狭藍諸芽等」や「安治佐為」と書いている。(先輩!! 禅問答じゃあるまいし、答えくらい書いてくれよ。もしかすると源太郎に調べさせて、老人会で得意になって話す予定か・・・・それには騙されない)
源太郎の結論。要するに何処の誰が言ったか知らないが、そんなことは学者に任せて、綺麗な「アジサイ」を見ることができる季節を楽しもうじゃないか。源太郎は「アジサイ」でご飯は食べていない。箸とお茶碗あれば十分。一杯の日本酒もお願い。
裏庭のガクアジサイは美しい。
コメントありがとうございます。
物の本によれば「ガクアジサイ」が日本のアジサイの原種らしいですが、もともと自生している範囲が限定されているので本当かなぁと思ってしまいます。
学者さんたちが一生懸命考えているのでしょうから、あっているのでしょう。まぁ、美しければいいと源太郎は単純に思いますね。
コメントありがとうございます。
ストローハットさんのブログでアップされていたアジサイ苑の写真の看板は「あじさい苑」と平仮名でしたね。(笑)
表示の仕方はともかく「美しい花」には変わりなく、お互いに梅雨時のアジサイを楽しみましょう。
良い一日を。
色々あるのですね。
ウーン、
こりゃあ、一般庶民には
難しいですな。
ガクアジサイが
日本古来の紫陽花であるとの
解釈で宜しいのですよね。