長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

「国益損ねても、メンツが大切だった」ということ。

2013-09-24 13:24:29 | 中国外交
当時、「釈放は絶対にダメだ!!!!公務執行妨害罪で起訴するべきだ」と、党内保守系議員で官邸へ建白書の提出、ド派手な記者会見などで訴えるもあえなく釈放となった例の事件。我々は、「変なパフォーマンスをするなっ」と完全に謀反人にされ、党内にドンドン居場所がなくなりましたが、「やっぱりなっ」ってな感じです。

・逮捕してしまった事が政府としては都合が悪かった。
・保安官は今までの矛盾を払拭するべく、体当たりの動画まで撮って、「犯罪の根拠となる証拠」をもって、起訴出来る環境を整えた。
・しかし、政府としては中共を刺激したくなかった。
・自公政権当時は逮捕もせず入管法で強制送還していた。
・折角のケジメをつけられる好機だった。
・政府は検察に圧力をかけ釈放。
・検察独自の判断と自分たちは知らんぷり。
・業を煮やし、sengoku38(一色正春さん)の登場となった訳です。

「国民への影響や今後の日中関係も考慮した」、「検察の独自判断だった」・・・・記事が事実なら(事実でしょう)嘘だったという事です。

「菅政権は横浜市でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を22年11月に控えていた。中国側が参加を見合わせれば日本のメンツがつぶれる可能性があると焦った菅氏」・・・・国益よりもメンツを優先した。これでは中共と同じです。

反権力、反体制主義者が権力を握ると、国益損ねてもメンツが大切という政になるという象徴的な事例ですね。

しかし、仙谷氏がよく認めたなぁ。深刻な離反の前兆でしょうか?同時に、役人とはこんな重要な事もだんまりを決め込むんだなぁと吃驚するしかありません。


--------------
仙谷氏「法務次官に要望」認める 中国漁船衝突 船長釈放
産経新聞 9月24日(火)7時55分配信

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖で平成22年9月に起きた中国漁船衝突事件をめぐり仙谷由人官房長官(当時)が、菅直人首相(同)の意向も踏まえ、公務執行妨害で逮捕された中国人船長を釈放するよう法務・検察当局に水面下で政治的な働きかけを行っていたことが23日、分かった。仙谷氏が同日、産経新聞の取材に応じ、認めた。

 仙谷氏は、衝突事件と同時期に大阪地検特捜部による証拠改竄(かいざん)事件が発覚したことで大野恒太郎法務事務次官と面会することも多くなったことから、「次官とはいろいろ話をした。私の政治的な判断での要望については当然、話をしたと思う」と述べた。

 事件当時、菅政権は横浜市でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を22年11月に控えていた。中国側が参加を見合わせれば日本のメンツがつぶれる可能性があると焦った菅氏から解決を急ぐよう指示があったことも認めた。

 一方、政権内では岡田克也外相や前原誠司国土交通相(いずれも当時)が「これはけじめをつけよう」と法的手続きに入るべきだと主張。仙谷氏は「政治的な配慮をする必要があるかもしれないと思い、問題提起した」という。

 仙谷氏は、船長釈放決定に先立ち法務・検察当局からの要請に応じ、外務省の課長を参考人として那覇地検に派遣し、外務省の立場を説明するよう自ら指示を出していたことも認めた。

 那覇地検は「国民への影響や今後の日中関係も考慮した」として船長を釈放したが、菅、仙谷両氏は当時「検察独自の判断だった」と強調していた。
---------------
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「恥晒しは絶対にやめてね。... | トップ | 全国の皆様へ、寄付金のお願い »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
国益よりメンツ (荒川躍進)
2013-09-25 10:58:42
代議士としての裁量が無いだけの事と私は思う 国のメンツを重んじて、バカを丸出しにしでも護ったなら 国民に支持されたろうに
返信する

コメントを投稿