長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

常識の定着の為には良い機会

2010-11-15 11:40:30 | 社会
我が国で一番大きな島は?

少々高飛車な質問ではあったが、事務所を訪れて下さった領土問題に疑問を持つ自称保守を名乗る方々にどれだけ質問をしてきたかわからない。2~3年前なら正解は皆無だった。答えは、択捉島である。ついでに生意気なことを申し上げる。白地図の日本列島を目の前にして、領海を正確に線引きできる人が議員を含めて、どれだけいるのだろうかと興味がある。

知識があるとかないとかは重要ではないと思うが、゛常識が定着するには時間が掛かる゛。最近、領土問題が支持率に影響を与える時代になったことを私は好ましく思っている。北方領土が、竹島が実効支配され、当時の世論はここまで敏感ではなかったと思う。忘れている人もいるだろう。だから、今回の尖閣問題は忘れないで欲しいと思うのだ。船長を不起訴のまま釈放した今回の考えられない措置を忘れぬと同時に、例えば、不法入国した金正男をファーストクラスで帰してしまった過去も思い出し、繰り返された過去の弱腰外交も忘れないで欲しいと思うのだ。

過去を忘れるから流れが変わらない。過去を忘れず、そしてその時々の世論が大きければ大きいほど、政治、行政が関心を持つ。そして、それが争点となる。領土問題を常識の領域にまで意識できる絶好の機会を頂いたと思う。国政選挙では外交安全保障は票にならないという時代ではないと思っている。そのような時代がこれまでの弱腰外交を許してしまっている。

民主党の支持率が急落したことは、民主党所属国会議員として辛い。しかし、領土問題がこれほどの関心事となったということは、国家として好ましいことだと思っている。頂いた世論を背景に、党内で今まで以上に領土問題を主張していこうと思っている。

我々がブレーキであるという自覚を持っている。我々に離党せよと言わないで欲しい。アクセルだけに任せて国が滅びることがあってはならないと、これでも踏ん張っている。
コメント (143)
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