長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

共に戦いたいので、戦略の見直しをお願いしたい。

2010-01-17 21:27:19 | 憲法
言葉を選び、真剣に、真心込めて記すので。茶化さないで頂ければ有難い。

前政権で連立与党を組んでいた政党公認候補者と戦い辛勝した議員数人に聞いてみた。「参政権問題賛成?反対?」「俺は賛成」「○○票が増えても?」「どういうこと?」「分母が増えることですよ」「・・・・ほぅ」「そういうことです」。つまり、まだじっくりとこの問題に接しておられない。更には、何が問題で何が国を売る行為なのかを今後理解説得する必要があるのだ。投網にかけて行うことではない。一人一人である。これは賛成派反対派双方同じこと。

日比谷公会堂前での外国人地方参政権付与に反対する抗議活動はしっかりと聞かせて頂いた。寒い中本当にお疲れ様と労いたい。ただ、大物議員も、ベテラン議員も、中堅も一票、私も一票。戦略としては、反対票を取りにいくという組み立て方が必要だと思うのだが、全く逆の方向へいってしまっている。民主党の議席は308議席。会派を合わせれば312議席。これに対し、民主党粉砕!とやってしまったところで、残りの自民党の一部、国民新党、無所属で過半数が取れるだろうか?絶対に取れない。ならばどうする?308議席の最低でも過半数を取らなければ目的は達成できない。

目的は何か?参政権付与を阻止することであり、民主党を粉砕することではないはずである。攻撃、糾弾した相手方から味方が生まれることはない。理解、説得を投げ掛けなければ味方は生まれない。だから、戦い方を軌道修正して欲しい。糾弾、攻撃から、理解、説得攻勢へと。当然、反対派工作は議員当事者が成すべきことと認識している。

皆さんから動きが見えないとご指摘を頂くが、これは戦である。戦に勝つためにこうやって戦っていると公にする軍隊があるだろうか?動きが見えないことで苛立つ方々の気持ちも良く分かる。しかし、インターネットで記せるほど軽々しい戦いではないのである。現実の事情を察して欲しい。賛成派も反対派もそれぞれの勝利目指して動いているのである。もしそれらを知りたいのならば、いつも記しているように事務所に連絡を頂きたい。そして、力を貸して欲しい。

議員自身が行う反対派工作の為の後方支援、つまり、世論が欲しいのである。皆さんからの説得、投げ掛けという後方支援が欲しいのである。ところが、「お前らは日本から出て行けっ」、「税金泥棒っ」、「売国政党を許さないっ」、「売国議員を落選させるっ」、「小沢一郎に何もいえないのか!鳩山の言いなりなのか!」ど初っ端の印象だけであまり認識のない議員は引いてしまう。水島社長と思しき人までマイクを握り同様なことを口にされていたのは残念だった。要は「あの人達、街宣右翼?」と逆に人括りにされてしまう。訴えるべきは、外国人地方参政権が何故問題なのか?成立することでどのように国益が損なわれるのかである筈だ。議員と言うのは結構街宣の内容を聞いている。世論もしっかりと窺っている。だから、訴えて欲しいのだ。説得し中で戦っている我々の後方支援をして欲しいのだ。ただ、どなたか存じ上げないが、「議員の皆さん、どうか反対してください。国を守ってください」、「法案をまだ知らない議員たちよっしっかりと目を通し、反対してくれっ」という訴えもあった。そうだ、そうだ、それで良いと、、、。

活動は報われなければならない。国益を守らねばならないとお思いならば、どうか戦略戦術を考え直して欲しいと切に願う。私は皆さんと戦いたい。それから、法案を提出しようとしているのは政府である。本質的には政府も民主党も同じだと思うが、手続き論が異なってくるのだ。この切り口も間違うことなく運動していく必要がある。民主党所属議員と手を結んでいくなど考えられないと、イデオロギーを優先させ、死に場所を探すようなことだけは考えて欲しくない。勝たなければ活動をする意味がない。
コメント (43)
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