長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

福田政権何処へ行く

2008-04-07 20:11:41 | 国会
道路特定財源暫定税率分が廃止され、゛地方が困る困る゛のキャンペーンを張っている政府与党だが、そろそろ化けの皮が剥がれてきている。

9000億円の地方配分だが、6000億円は都道府県に。しかし、これらは高速道路や、やたらとご立派なバイパスを国の直轄事業として作る際に、裏予算として地方から国へと吸い上げられているのだ。帳簿上地方が使ったことにはなっているが、本来的には地方が使っている予算ではない。だから、都道府県は困らない。工事がストップしているというのは、裏予算が地方から吸い上げられなくなっている国の都合によるものなのだ。

又、市町村へは3000億円分が計上されていたが、これは国としても補填をしなければならない。では財源は何処からか?特別会計の中に7兆円の資産、現金で1兆円が眠っている。一般会計においても1兆円程が道路予算の中で使いきれず繰り越されている。これを3000億円の原資とすればよい。

要は、これを政府与党が受け入れるかどうか。民主党はこれら対案を繰り返し提案をしている。ボールは民主党ではなく、政府与党に投げられているのだ。民主党が反対勢力として国民を困らせているという構図を捏造したい政府与党ではあるが、そろそろ弾ギレ。

政府与党との間での政策協調がなされず、それぞれがそれぞれに考えているようではあるが、具体案として纏まりがない以上、政策協調は不可能。同じ土俵での議論は、同じ手続きを踏んだ政策があって初めて成り立つもの。これを、゛民主党が政策協調に応じない゛とするアザトイ手法。国民生活をないがしろにし、政局を優先し、政策を政局に利用しているのは政府与党の方である。また、野党がこれらの論争を政局に利用するというのは自然の成り行き。これを厳しく指摘される筋合いはない。野党とはそういう立場なのである。

福田政権、一体何処へ行くつもりなのか?
コメント (2)
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