長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

国会でもルールが無視されている・・・2

2007-06-22 10:48:40 | 国会
ここ数日、ブログが「ヤッツケ仕事になっている」という自戒の念を理解しつつ、本日も引用文ばかりのブログ。

以下、前回に続き、懲罰委員会の前後に関する詳細について、鳩山幹事長談。
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 それもひどい話ですが、問題はその内容だけでなく、そのやり口です。懲罰委
員長は民主党の横光議員で、彼は内山君の処分について、議員の身分の問題だけ
に与野党双方の意見がまとまるよう公正に指示していました。自民党は公正に進
められると自分たちの意見が通らないので、横光委員長を代えたいと思いました
が、懲罰委員長は常任委員長ですので、代えるには本会議で解任決議を通さなけ
ればなりません。それはおおごとになってまずいと考えて、委員長が開会しない
と決めた懲罰委員会を与党だけで開き、委員長の不信任を勝手に決めて代理を置
き、懲罰の内容まで決めてしまったのです。これではまるでファッショ(fascio)
です。

 私は他の野党の幹事長と共に河野衆議院議長のところへ赴き、事情を説明し、
懲罰委員会の無茶なやり方を認めて本会議でこれを追認してしまったら国会の権
威がまるでなくなってしまうので、本会議への上程を止めて議長の権威で懲罰委
員会に差し戻すように求めました。河野議長は、「私もこれはあり得べからざる
ことと思う」と述べ、「議院運営委員長とよく相談します」と答えられました。
しかし、「議長に権威がなくてね」とポツリと話されましたので、大きな期待は
出来ないとも悟りました。立法府が行政府の意のままに動かされてしまうのでは
議会の権威はあったものではありません。

 その後、河野議長から電話があり、「自分に出来ることは、横光委員長が自発
的に辞表を出してくれれば、新しい委員長を自分が指名する。その新懲罰委員長
の下で本会議場で内山君の登院停止を決めさせてくれ」との提案でした。予想さ
れたとはいえ、河野議長は完全に自民党のペースに乗って結論を出されましたの
で、こんな裁定は受け難いとして、河野議長に対して議長不信任決議案を出さざ
るを得ませんでした。
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この電話、情けないっ。
コメント
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