紅葉の宮床湿原

尾白山の紅葉は里までだいぶ下りて来た。

心配された台風21号は大雨と暴風をもたらし、なんとか無事に過ぎ去ってくれた。

強風のあとは、必ずと言っていいほど山から飛んで来るブナの黄葉が。そう、このトマト産地はブナやナラの広葉樹の森に囲まれた芳醇な産地なのであります。

トマト収穫もほぼ終わりに近づき、今は畑の片付け作業が本格化している。

首都圏からは、途切れることなくトマト応援隊のみなさんが入れ代わり立ち代わり作業の応援に駆けつけてくれる。本当に有り難いことです…。

今日は、天気もいいし紅葉を見に宮床湿原へ遊びに行こう！

湿原に行く途中に通るのが、南郷スキー場です。作業員のみなさんが今日も草刈りをしていました。

冬とはまた違って、秋色の景色もいいものです。

さ、登山道の入り口に駐車し、約15分ほどの登山道歩きです。

若いクリやナラに覆われた、木洩れ日の道を歩きます。

足元にはコナラやミズナラのドングリがたくさん落ちていました。

ドングリの生きる力には勢いがある。

ミズナラの朽ちた倒木に、新たな命が繰り返します。

木々の間から明るい湿原が見えて来た。

静かな空間、いつ来ても誰もいない宮床湿原。

トマト応援隊も、こんな天気の良い日は遠足です！

もうすっかりキツネ色になった湿原ですが、地面をよーく見ると色鮮やかなミズゴケが瑞々しく輝いていました。

他に、ウメバチソウ、コバギボウシ、モウセンゴケ、ミズギク、ヒツジグサなどの秋枯れを見つけながら湿原をあとにします。

湿原散策のあとは、明るい森歩きを楽しみます。

ブナ、ミズナラ、ハウチワカエデ…。

秋の宮床湿原もまた良いものでした。みなさん、次回は真っ白な湿原ですね。

畑の片付け作業、まだまだ続きます！