我々トマト登山部は、この前代未聞の大暖冬雪不足に並々ならぬ不安を感じている!
もちろん滑ることに悪影響なことはもちろん、なんといっても夏の南郷トマト栽培にも悪影響を及ぼしやしないかと、目に見えぬ何かに怯えている、そんな気持ちだ。
我々が栽培する南郷トマトの水源でもある伊南川上流域。そのエリアを代表する山が会津駒ケ岳なのだ。
今日はトマト登山部活動として、トマト水源涵養林の積雪調査にメンバーの岩崎大と会津駒へ向かった。
とはいうものの、やはり一番は滑りたいのだ…。
あまりの雪の少なさに、やはり夏道を辿るのだが…。
登行シールずるむけレベルの直登に、三歩進んで二歩下がる。
昨日の冬型でまとまった降雪はあったものの、依然1,500m付近もご覧のような藪です。
我々登山部が積雪量の目安にしているアオモリトドマツも、こんな大きな姿を目にすることは無かった。例年のこの時期より2m以上少ない。
平日の会津駒は静かだ。先行者が一人だけ。
森林限界を過ぎたところで、はるか南西方向に雲の上の富士山が見えた。奥会津から富士山が見えるのである。
越後中ノ岳もくっきり。
登山口から登ること約5時間。標高差1,200m以上、会津駒ケ岳(標高2,132m)山頂に着く。気温は-4℃。
1月寒中とは思えないまるで2月下旬の陽気だ。
標高2100m付近の昨日の降雪量は110㎝以上、特に不安定な雪ではなかったが風をともなっていたのか所どころ密度が高く締まっている。
さて、山頂からドロップしようとしたころ先ほど見かけたテンちゃんが現れた。
楽しそうだった。
山頂東面を滑ろう!
雪は落ち着いた締まり雪だが、それはそれで気持ちがよい!
何本か滑りたいところだが、下の藪やぶ具合の悪さを考えるとここで体力を温存しておく必要がある。
ウサギの道を戻ることした。
振り返ると二人のラインがくっきりと。やはり会津駒は裏切らない!
帰りは1,600m付近まで、空間を選んではターンを刻む!
しかし、それ以降は修行の下り坂でした…。
と、その帰りの森で地元の顔見知りの鉄砲ぶちに会いました。猟師だってやはりこの雪不足は深刻なこと。
雪が少なくなれば生息する野生動物も変わる。獲れるものが獲れない、今まで居ないものが獲れる…。
奥会津の暮らしは、雪があってこそ!なんですよ。
ほんとお疲れさまでした~
雪よ、降れ。
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