南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
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3月9日 三ツ岩岳・黒檜沢源頭テレマークライド

2023-03-09 21:07:07 | 

南会津の秀峰三ツ岩岳。昨年、黒檜沢クライムは果たしたものの、テレマークライドは果たせなかった。

そこで今年も狙ってみた。

バディーは岩崎大。下大戸沢スノーシェットから入山する。

朝日を浴びる稜線。遠いな~

カリンコリンの雪面は、徐々に日が高くなるにつれて緩んでくる。

ここ数日の異常な高温で、春の全層雪崩が始まった。一ヶ月早い…。

三ツ岩岳へ向けて、まずは左岸のブナ尾根に取りつく。

日が当たり南面はすでに緩んだザラメが深い。体力を消耗しそう…。

振り返ると大戸沢岳が目の前。

三ツ岩のブナ森も美しいね~

さて、町村境尾根を乗っ越し黒檜沢へ入る。見上げると黒檜沢源頭部が屏風のように広がる。

沢を詰め黒檜沢二股に着く。今日は左の三ツ岩稜線から入り込む黒檜沢源頭をテレマークライドしたい。

真ん中の尾根に取りつくことにする。

ぐっさぐさの腐れ深雪。なかなか疲れそ~

ぐいぐいと高度を上げるが、猛烈に汗が噴き出す。日焼け止めが目に沁みて痛い。

見上げるが、雪壁の上の三ツ岩はまだ見えてこない。

島のようにかたまるネズコ・コメツガの黒木。これがまた雪下空洞でずぼずぼハマり、始末が悪い。

標高1,800mまで詰め上げてきた。ドロップポイントまであと少し!

歩き出して7時間20分。トマト農家の二人、よくがんばりました。

傾きかけた陽に猫の耳のような三ツ岩が光っています。

さて、ここからテレマークライドです。

斜度と斜面の大きさに圧倒。

雪は冷えて固まり出したザラメ。決して簡単ではない雪質だが、とにかく体力が消耗される。

吸い込まれそうに落ち込む黒檜沢源頭。ここで失敗したくね~汗

ルンゼの核心部を通過し、ちょっと安心。

あとは末広がりの扇状ゲレンデを楽しみ、黒檜沢源頭ライドを終える。

再び登り返して町村境尾根を乗っ越す。

やっと登り終え、西日のブナ森を楽しんで下り…たいところだが。

ぐっさぐさの腐れ雪と疲労で、もうテレマークどころではない。とにかく安全に…。

すっかり陽が落ちてしまった。下大戸沢を安心して帰りたいのに…。

首の皮一枚のスノーブリッジは我々の通過を最後に落ちてしまった…。今年は早過ぎる!

トータル10時間の三ツ岩岳・黒檜沢源頭テレマークライド。お疲れさまでした!

3月11-12日 テレマーク&スノーハイクスキー体験試乗会@南郷スキー場

ウロコ板も用意してます!

2022-23 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

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