テレマークの軽快で不安定な道具で、三岩小屋で一泊しながら三岩岳・窓明山を楽しむスキー登山ツアー。
この企画は和泉屋ツアーで一番ハードなツアーです。
参加資格をクリアし、これに挑んでくれたのが長岡の照英ことK原さんでした。
南会津の山、とりわけ三岩岳への登りは急登から始まる。
朝の冷え込みで、シール登行にアイゼン必須。その急登を終えお目見えするのがどっしりと腰を据えた三岩岳である。
一旦急登は一休みするが、1,350m付近からはご覧のような奥会津のブナ尾根の登行となる。
好天週末の今日は、先行パーティーも多いようだ。
北側の視界が開け現れるのが、明日滑降予定の窓明山の大斜面だ。
う~ん…。わくわくする!
春の陽射しどころか、初夏を思わせる日差し。
1,600m付近の開放的なブナの疎林は三岩岳ならでは。会津駒や大戸沢とはまた一味違う。
さて、いよいよ三岩岳が目の前に迫って来た。
振り返れば遠くに飯豊連峰が白く輝いていた。
ダケカンバの影も美しく雪面に映える。
登り出して4時間、三岩小屋に到着。
一先ず入口を掘り出す。
一度不必要な荷物をデポし、山頂を目指すことにする。
さすがに下界は温暖といえど、三岩直下からは雪面は固い。
先週初めの大雪は吹き飛ばされ、それ以前の旧雪面が茶色く洗濯板のようだ。テレマーク滑降は厳しいぞ…。
三岩岳2,065m。登り口から標高差約1,300m。
山頂で記念撮影…、だったが、風でカメラがガクっ!
南方の大戸沢、会津駒方面。
南西の越後三山。
素晴らしい展望を頂き、満足して小屋まで滑降。
山ならではの宵の夕景。
二人っきりの小屋。静かな三岩の夜を楽しみました…。
さあ、朝です。小屋をきれいに掃除してお礼の一礼。そして出発です。
目指す窓明までの尾根は風によるウェーブだらけ。
予想以上に時間がかかりました。
昨日、三岩岳から見下ろしていた窓明山頂1,842mに到着。
背後にはでっかい三岩が鎮座しております。
さあ、いよいよ山頂直下からテレマーク滑降!
雪質を入念に調べ、窓明一押しの大斜面にご案内。
登る体力、滑る体力、そして度胸。
これらが備わってのこの三岩・窓明ツアーです。
渾身の一滑の余韻に浸るK原氏。
窓明のブナ森
2日間登って滑った山々をまた振り返る。
巽沢山からの下りからは、このツアー一番の難所。
ずふずふ、ざくざく、大汗かいて無事下山!
テレマークによる、三岩・窓明の南会津スキー登山ツアーでした
このツアーは和泉屋テレマークでももっともテクニカルなツアーでした。
K原さん、今シーズンもテレマーク&ガイドにお越しいただき本当に有り難うございました
また、来シーズンもよろしくお願いいたします!
家に戻ると、我が家の庭の積雪はやっと130㎝まで下がりました。
そろそろトマトの季節になりますねえ。さて、少しづつ準備始めますかね~
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