泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

奥飛鳥の栢森「女綱の綱掛け神事・2024」

2024年01月14日 10時19分26秒 | 散歩
奈良県明日香村栢森地区において、1月11日に女綱の綱掛け神事・2024」が行われました。
 明日香村では、毎年「成人の日」に稲渕地区で「男綱(おずな)」が、1月11日に柏森地区で「女綱(めずな )」の神事が行われ、豊作を祈って新しく 作り掛け替えられます。
「綱かけ神事」は、子孫繁栄と五穀豊穣を祈るとともに、悪疫などこの道と川を通って侵入するものを押しとめ、住民を守護するための神事と言われています。
「男綱」は柏森のさらに奥にある男渕の竜神を、「女綱」は女渕の竜神を祭っているといわれています。
稲渕からさらに南にある柏森(かやのもり)地区の「女綱の綱掛神事」は、「男綱」と対になる「女綱」です。 
寒い中、栢森地区の方が集落から「女綱」を運んでこられ、福石(陰物ともいう)と呼ばれる石の上に祭壇を設け、僧侶の法要の後、飛鳥川の上に陰物を形どった「女綱」を掛けられました。
栢森大字の神事の特徴は、全体を仏式で行なわれます。ちなみに、稲渕地区での「男綱の綱掛神事」は神式で行われます。
15時40分頃から行われ、16時40分頃には終了しました。
最後に、参加者全員にミカンが配られました。
残念ながら、例年より参加者が少なかったようです。
今年も、明日香村の伝統的な「男・女綱掛け神事」共にに参加できて、とても良かったです!

           


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