泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

私が好きな「飛鳥での散策コース(厄除け霊場岡寺)」(1)

2020年05月08日 08時53分06秒 | 散歩

 奈良県明日香村においても、緊急事態宣言(新型コロナウイルス)をうけて、いつもの春とは違った様相を呈しています。現在、村内にある主な駐車場(国営飛鳥歴史公園等)は閉鎖となっており、訪れる人もとても少ないようです。

例年と変わりのない景色は、新緑とレンゲが綺麗なこと、田植えの準備がなされていることでしょうか・・

こういう状況の中ですが、健康維持のため毎日村内を散歩しています。

4月下旬に散歩の途中、「岡寺」に参拝してきました。丁度、石楠花やボタンの花が満開でした。

今回は、私が好きな「飛鳥での散策コース(厄除け霊場岡寺)」(1)を紹介したいと思います。

奈良県明日香村にある西国三十三所の第七番札所『岡寺(龍蓋寺)』は、岡寺は日本最初の厄除け霊場としても知られています。

「岡寺」は、飛鳥の東の山の中腹にあり、坂を上ると重要文化財に指定されている鮮やかな朱色をした仁王門があらわれます。本堂などはその奥、石垣の上に建ちならんでいます。本尊である「如意輪観音座像」は塑像(土で造られた仏様)で、塑像としてはわが国最大の仏像です。また本尊は厄除け観音で知られ、古来より信仰を集めています。西国三十三所の第七番の札所ともなっています。

奈良時代の名僧「義淵僧正」が創建した『岡寺(龍蓋寺)』の名前の由来は、民衆を苦しめていた悪い龍を岡寺を開山した義淵僧正がその法力で池に封じ、大きな石で蓋をしたという伝説から来ています。のちに龍は改心し、よい龍になったとのことです。この池は今でも境内に残されており、悪龍の災厄を取り除いたとして、「岡寺」は日本最初の厄除け霊場としても知られています。

歴史ある境内には、約3,000株もの石楠花(シャクナゲ)やサツキ、牡丹・著莪(しゃが)、ツツジなど、美しい花々が境内を彩ります。残念ながら、とても人気があった『華の池~水面に浮ぶ天竺牡丹~』は、開催中止となりました。今年はコロナの影響もあり、参拝される方はほとんどおられませんでした。今のところ、岡寺・飛鳥寺は参拝できますが、橘寺は参拝ができません。明日香村の主な施設等も閉鎖しています。

一日も早く、普通の生活に戻れるように願っています!

コロナウイルスの終息した後、のんびりと飛鳥の自然や史跡等を訪ね歩いてみませんか・・・

   

                            

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