5年前に「おんな節」でデビューし、現代的な明るいキャラクターで演歌界に颯爽と登場した森山愛子さんですが、演歌の衰退傾向の中で、その後は必ずしも順調な歩みとはいきませんでした。母や父をテーマにした曲、股旅物などいろんな試みはそれなりに面白かったと思うのですが…
そんな彼女の新曲は「東京挽歌」で、タイトルを見ると都会派ムード歌謡というイメージですが、ジャンルとしては望郷演歌です。都会で暮らす若い娘が故郷に帰りたいと思いつつ、もう少しここで頑張らなければといった心の葛藤が表現されています。曲調としては民謡のテイストが盛り込まれていて、民謡調の掛け声がアクセントになっています。
この曲、年齢的にもイメージ的にも彼女によく似合っているのではないでしょうか。彼女は誰からも愛されるような面白いキャラクターを持っているので、何かのきっかけがあればブレイクする可能性があります。これからもマイペースで頑張ってほしいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます