80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

大糸線撮影と中央線沿線廃なモノ巡り(前編)

2010-05-17 09:32:27 | 大糸線方面
レイアウトの壁紙に安曇野から見る北アルプスの景色を貼りたい、という話をだいぶ以前に書きましたが、覚えていらっしゃいますか?
いわゆる「千円高速」のETC割引がきく今のうちにと思い、大糸線電車区間の撮影と、中央線沿線にある2つの「廃なモノ巡り」と併せ、一昨日の土曜日に信州・安曇野までのドライブを敢行しました。

仕事の都合で夕方までには戻らないといけないので、夜空がうっすらと明るくなりはじめた午前4時前に八王子の自宅を出発。途中、諏訪湖S.A.と梓川P.A.で小休止したあと豊科I.C.で高速を降り、とりあえず大糸線方面へ車を進めます。元々が「模型や」で列車撮影はあまりやらないので、撮影ポイントはいつも手探りです。

まずは小手調べということで、豊科~柏矢町間で撮影したのがこちらの写真。中央線上諏訪まで直通する快速1520Mで115系の3連でした。架線柱が東側なので午前中の撮影は場所選びが難しいようです。朝日がサイドから強く当たっていたためか、ちょっと露出がオーバー気味でした(オートなのに・・・)。



少し移動して穂高駅の北側にある鉄橋です。やってきたのは3222M松本行のE127系4連。あまり馴染みがなく、個人的には恐らく初めて見る電車(笑)です。新潟地区の0番代とは異なる完全な切妻で、クハ55の再来かと思ってしまいました。
両端にあるプレートガーダー橋は下周りが隠れてしまうので、あまり引かずに撮るか、思い切って真横から撮る方がよいようです。



GW明けのこの時期、安曇野では各所で田植えが本格化していて、水を湛えた田んぼに姿を映す山々がとても綺麗です。次の撮影ポイント、安曇追分~細野間へ移動する途中、少し風景だけを撮影してみました。レイアウト背景用の写真です。訪れた時期が若干遅かったのと、もっと迫力ある山岳風景は白馬周辺まで行かないと見られないのでちょっと雪の量が少なめですが、トリミングで何とか使えるのではないかと期待しています。その前にレイアウトの工作自体を進めないと。。



続いて安曇追分まで車を進めますが、雪山を入れてうまく撮れる場所が見つからず、撮影できたのはこの1本だけでした。塩尻まで直通の1520Mでまたまた115系です。朝方は115系の運用が多いようでファンとしては嬉しい限りです。何カットかあるうち、山を強調したものを載せてみました。




最後は安曇沓掛~信濃追分間です。撮り鉄はしないと言いながら、一応お立ち台情報だけは仕入れているので、撮影スポット周辺へはすぐに行けるようになっています(笑)
写真の115系3228Mと、E127系3225Mを撮影しここで時間いっぱい。後ろ髪を引かれる思いで引き返すことにしました。



帰路には、冒頭で触れた中央線沿線"廃なモノ巡り"が待っているのですが、その前に松本駅で駅撮りをしました。E127系の細部写真がメインですが、115系やE257系あずさのほかJR東海車も加わって賑やかです。
今回走行写真があまり撮れなかったE127系100番代2連の横カットと、マイナー車両ゆえ雑誌ではまずお目にかかれないクモハE127の発電制動用屋上抵抗器カバーと、クハE126の霜取りパンタの写真をお目にかけます。ぜひご活用ください。(って誰がそんなもん参考にするかー!?)







ここで腹ごしらえ。0番ホーム近くにある蕎麦屋で「特選ざるそば」をいただきます。しっかりとした歯ごたえもさることながら、420円でこのボリューム!やっぱり信州は蕎麦ですなあ。。(ちょっと食べ掛けてから撮ったので海苔とかネギがとっちらかってます)



駅撮りの締めはこの列車、臨時快速「北アルプスいろどり号」です。485系改造のいわゆるジョイフルトレインで全車グリーン編成。長野方から2番線に到着したところで、折り返し大糸線に入線し南小谷まで行きます。
それにしてもちょっとクセのある顔つきですね。



安曇野、松本方面での撮影はこれで終了。このあと向かった「廃な場所」とは・・・(つづく)


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自由形電機E641の製作(ほぼ完成編)

2010-05-13 01:38:48 | 中央東線方面
E641がほぼ完成しました。
前回書いたように「紙で作るシングルアームパンタ」はやや玉砕気味(まだ諦めてませんよ!)なので、とりあえず30年前のPS16を載せて出場です。一番初めに描いた構想図に戻った格好です。



前回からの主な作業は次のとおりです。
前面に取り付けたのは、窓下の手すり兼アクセント帯、テールライト、エアホースです。
手すり兼アクセント帯はt0.5プラ板を帯状に切り出したもので、裏側4ヶ所に台座を貼り、シルバーに塗って窓下に接着しました。上から覗くとこんな感じです。



テールライトはダミーで、窓セルに油性マジックを塗ってお茶を濁すつもりだったのですが、あいにくマジックが見つからず、赤色のランナーパーツの薄くなった部分を切り取って車体側の台座に貼りました。
ただ、そのまま貼ったのでは地色の水色が透けて発色がよくないので、裏側にアルミテープを貼ってみたところ(右端の2ヶ)ライトっぽく見えるようになりました。



エアホースはさすがにロストワックスの高価なものを奢る勇気もなく、プラ完成車の別付けパーツの余りを使いました。
これもそのままではカーブが緩いため、熱した半田ゴテに近づけて、だましながら曲げぐせをつけていきました。



窓ガラスは基本的には透明塩ビを車体の内側から貼っていますが、側面肩の明り取り窓はハメコミにしています。アルミテープで4辺の押さえ金を表現しようとしたもののうまくゆかず、見る角度によっては白い切断面がそれっぽく見えるので、そのままにしてあります。



ヘッドライト部のガラスもハメコミですが、こちらは中央をマスキングして4辺をシルバーで塗ってみました。なので材質は塩ビではなく透明プラ板です。



床板に車体を被せてカプラーを取り付け、ほぼ完成した姿です。
タキ1000を牽かせてみました。JOTが入手できていないのでOTの青タキです。
EH200の雰囲気だけは何となく感じられるような・・・





残作業としてはスノープロウ及びワイパーの取り付け、形式番号(銀インレタ)の貼り込み、屋根上の母線配管の取り付け、ヘッドライト導光パーツの仕込みなどがありますが、作業机を0系に明け渡さなければいけないので(笑)、これにてひとまず完成とします。


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悲喜こもごもな赤い地下鉄の台車

2010-05-11 15:17:52 | その他
先日、遅ればせながら東京メトロ葛西駅高架下にある地下鉄博物館(地下博)へ行ってきました。

(丸ノ内線300形301号車:地下鉄博物館展示車)

この手の博物館見物では、実車・実物展示もさることながら、模型展示にこの上ない喜びを感じてしまう私なのですが、数ある1/80模型の中にちょっと気になるものがありました。

それがこの丸ノ内線300形の模型です。
かつて活躍した他線の車両や、僚友500形と一緒に展示されていて、特に気にしなければ「よくできてるね」で済んでしまうのですが、帰宅してから写真を見返しているうちに尋常ではないことがわかってきました。



決定的なのがこの台車です。
登場時の300形はFS301という台車をはいていました。「ゲルリッツ式」と呼ばれる、コイルバネ上部を板バネで結んだ独特の軸バネ構造を持つ台車で、実物は同博物館に展示されている301号車で見ることができるのですが、私の知る限り、1/80スケールでこの台車は発売されていないはずです。しかもレジンキャストでコピーしたような乱れはなく、実にシャープな出来栄えです。



ちなみにこれはFS301台車(実物)のようすで、軸箱上部に板バネが見えています。



隣にある500形と比べてもクオリティの差は歴然です。こちらは窓サッシや屋根サイドの換気ルーバーなどがかなり簡易的なつくりになっています。模型メーカーの作というよりは、職員の手作りといった風情です。



そして台車はご覧の通り。どうやら日光モデルのDT21かDT24らしいのですが、箱から出して、別パーツ化されている枕バネを付けずにそのまま装着するとこうなります(笑)
気持ちはわかる!FS349あたりにしたかったんでしょう。私も同じこと考えました。これに集電シューをつければそれらしくなりますから・・・
あと一歩なのにどうしてシューがないんでしょうか。取れちゃったのかな??



どうしても気になったので色々調べてみたところ、どうやらこの300形の模型は、東京メトロへの移行を間近に控えた営団が、平成15年にModels Imonに委託して製作・販売した記念モデルであったようです。そう言われれば、そんなこともあったかなと思いますが・・・
限定200台しか生産されなかったようですが、型が残っていたらぜひ台車を分売してほしいものです。委託生産品だから、こういう場合は東京メトロに「お願い」するのかな?

<参考>
営団ニュースリリース(2003/6/18)
Models Imon ニュースリリース(2003.12.1)


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自由形電機E641の製作(その7)

2010-05-09 08:30:44 | 中央東線方面
E641の近況です。「紙で作るシングルアームパンタ」は、関節の構造をもっとシンプルにしないとスリムにならないので、とりあえずペンディングにして、パンタ台の取り付けと車体の塗装を行いました。

パンタ台は手元にあった3mm角プラ棒をサイコロ状に切り出したもので、パンタビス(φ1.2mm)に合うタップを持っていないので、セルフタッピングすることにしてφ1mmの穴を開けてあります。



屋根に瞬着で取り付けたところです。ホイッスルカバーは、プラ板の小片を“あんこ”にして薄紙を巻いて作ったものです。信号煙管はプラ完成品の添付パーツの余りを付ける予定なので、穴だけ開けてあります。



乗務員扉はサンドイエローではなく、手持ちのクリーム1号で塗ることにしました。同じ色の側面帯を入れるため、下塗りを兼ねてボディ全体にクリームを吹きました。
ところが、これが古いスプレー缶だったため、よく振ったにも関わらずボテ塗りになってしまい、手すりの間は埋まるは、気泡が抜けた跡のアバタはできるはと散々でした。古いのは使わない方がいいですね。



何とか補修してマスキングした状態です。場当たりでいいかげんに作っているツケが回り、帯の一部が昇降ステップにかかることが判明。へたにマスキングして、タッチアップで苦労するのはゴメンと、潔くステップの手前で止めることにしました。ナイス判断!と自画自賛しているものの、要は敵前逃亡です。。



車体のほとんどを占めるブルーは明るめの青20号にしました。0系用に買ったものの横流しです。



アクセントとして、エッジ部分と前面下部に青22を塗りました。ここしばらく大糸線を作っておらず、こちらも塗料が古めで一部にトラブル肌が出てしまいましたが、何とか塗りあがりました。



このあとは車体裾とスカートにグレー、屋根中央部にシルバー、フロントガラス周辺にマットブラックを、それぞれ塗っていく予定です。
フロントガラス下には、手すりを兼ねたアクセント帯をシルバーで入れようと思っているのですが、果たして似合うでしょうか?(103系高窓車のイメージ)
さて、懸案はパンタか・・・

残雪の北アルプスの麓を行くE641・・・(^^;


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気分を変えて

2010-05-07 11:04:23 | 総務部
新緑がまぶしい季節になりましたね。
デザインテンプレートを緑系に変えてみました。
前の「アルプス」も、名前を含めて(笑)いい図柄だったのですが、再び雪の便りが来るまでお休みします。

では、今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
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