80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ペーパーで作る西武赤電(多摩川線編【2】)

2024-02-18 11:00:28 | 自由形
下回りを作っていきます。床板はt1.0真鍮板。短い車両なのでプラ板でもいいかな?という気持ちもありましたが、片台車駆動なので補重の意味も込めて真鍮板をチョイスしました。



モーター(FK-130SH)の逃げ穴や、センターピン穴を開けます。床下機器はIMONのクモハ351用を使いますが、モーターに合わせて取付位置を微妙に変える必要があるので付属の取付板は使わず、プラ板で自作しました。



駆動台車側のパワートレーンを仮組みします。MPギヤとユニバーサルジョイントで後位側台車を駆動するオーソドックスなものですが、ユニバーサルジョイントの交角がなるべく浅くなるようモーターはかなり前位に寄せて搭載しました。



モーターのネジ穴側のブラケットはラグ端子をL字に折り曲げたもので、最近のFKモーター搭載車の標準になっています。



反対側はt1.5プラ板からの組み立て品です。真鍮薄板にφ6という大口径の穴を開けて折って・・・というのがなかなか寸法どおり奇麗に作れないので変えてみたのですが、まあ手間的にはあまり変わりませんでした。。



非駆動側台車側もMPボルスターとエン・カツ規格の車輪に替えてしまえば楽ですが、無意識のうちにφ11.5・プレーン軸の日光車輪を買い求めてしまった結果、MPボルスターの穴とスリーブを活用しつつ段付センターピンでとめるという怪しい構造となりました。ちなみに心皿はプラキットの余り品を削って高さを合わせています。



床下機器は先述のとおりIMONのクモハ351専用品で、予定通りモーターやウエイトに合わせて若干外側に寄せて取り付けたものもありますが、主制御器など一部の機器は裏側をカットしたり削ったりしながら何とか収めました。それにしてもこの凝集感たまりません。シルバーに輝く宝石箱や~♪



うっとりしていてはいけません。スペースとの戦いは対カプラー戦に移ります。ドーピングはいけないと思いボギーセンター間距離をレギュレーション通りに作っているためガチンコ勝負です。もちろん後悔していますww。そして準決勝の相手は連結面側のISカプラー(IMONの通電カプラー)です。過程を書くと長いので結果だけ。勝ちました。カプラー本体の取付け高さを高めにし、お尻の一部を削り、スケールより1mm程度連結面側にハミ出した状態で取り付け・・・ってドーピングだらけじゃないかとの指摘はさておき、とにかく連結相手のクハ1411が負けて(カプラー取付位置を引っ込めて)くれれば決勝進出できます。



で、クハ1411は20m級車体で車端部の余裕はあるので、とりあえず負けてくれたとの前提で決勝戦に臨みます 笑。対戦相手はガタイが格違いなことで有名なTNカプラー。しかし勝ちました。おめでとうございます。こちらは前頭側なのでさすがに出っ張らせてつけるわけにもいかず、筐体の一部を削りに削って台車がこの状態まで曲がる状態を手に入れました。そして胴受けの上端を削るなどして、こちらも本体の取付け高さを高めてあります。たぶん他車との連結運転はしないので。



ちなみにガタイが格違いなTN勢と互角に戦えたのにはわけがあって、あらかじめ150mmのハンデをもらっていたのです。ボギーセンターの位置は前後とも連結面中心から3,000mmで同じですが、後退角をもった湘南形ゆえ、前位側のカプラーの飛び出し量(250mm)が後位側のそれ(400mm)より短いのです。言い換えればオーバーハングが長いため余裕があったということになります。


かくして激闘の床下戦は辛くも勝利しました。試運転の結果も特に問題なくスムーズでひと安心です。次なる塗装・仕上げ戦に備えます。(いつから鉄道模型はスポーツになったのか・・・)



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京王2024Fの製作(4)

2024-01-18 22:59:18 | 自由形
いつものように「まず1両組んでみる」スタイルを踏襲し、お題でもあるデハ2024号車を先行的に組み立ててみます。



内貼りを貼って3×3ヒノキ材で補強して・・・と、いつも通りのやり方で箱にしました。



前の富士急3100形もそうですが、湘南顔は上下2分割で作るので、お面だけ別に作ってボディと合体する方法だと「合わない〜!」とか「窓の高さが違う〜!」などの悲鳴が上がるので、現物合わせで下から順番に組み立てていくことにしています。まずは後退角を決めるための板を接着。本当は床面にピタッとつく位置に貼りたかったのですが、急行灯が床面スレスレの微妙な位置にあるためその上側の高い位置に貼ってあります。



連結面は広幅貫通路で強度が低く、側板接着時に力を入れると妻板がひしゃげてしまうので、通路の下側にさらに1mm厚の帯板を貼って補強しました。



前面の下部パーツです。急行灯や電照式行先表示器の窓の位置が不明なので、正面がちに撮られた写真などを参考にして位置を決め、展開寸法も2〜3回やり直して何とか使えそうなものができました。



窓寸法も、図面に記載された数値は窓の開口部かどうか疑わしいので、実車写真を見ながら寸法や位置を決めました。



前面パーツを組み合わせ、オデコ部分を除いて車体が箱になりました。まずまずの顔付きには仕上がったようでひと安心。



並行して台車のパーツも作っています。実車のKH14A台車は枕バネが主台枠の下に収まるタイプのため、構造が似ているTS310台車(カツミ)の枕バネ部分をコピーして使います。まずは「おゆプラ」で型取り。久々に百均へ行ったら「おゆまる」も「イロプラ」もなく、名前だけ合体したような第三の勢力(笑)に置き換わっていました。



型ができたらタミヤのポリパテを充填。



2台車分8個+αを製作したのですが・・・



主台枠とボルスター取付部の段差がほとんどなく、だいぶ薄く削り込まないと使えないことが分かりました。最初に測っておけよって話ですね〜。。
逆に言えば、「薄く削れば使える」可能性があるのでトライしてみます。


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自由形の山用電車

2022-07-14 02:58:22 | 自由形
213系5000番台へ床下機器を供出するためにわざわざ買ったアクラスの205系。本家213系が完成するまでは手を付けないつもりでいましたが、屋根まわりでちょっと悶々とし始めたので気分転換のつもりで手を付けてしまいました。ああ、また怠惰な流れだ・・・

モハ204・205の中間車セットなのでこのままだとたいしたモノはできません。毒を食らわば皿まで。以前ちょっと冗談で出したこの恐ろしい電車を実際に作ってみましょう♪



折り畳んだ図面と同じく中間のドア2組を除去。このうちの1組をさらにカットして乗務員室を作ります。なかなか好ましい16m級の2扉車ができました。扉間のユニット窓が3組しか取れないので南海2000系のよう。



前面は別売パーツの「メルヘン顔」にしました。台車は手持ちのTS807でいかにも東急車両で造ってそうなテイでいきます。床下には自然通風式抵抗器をデーン!M-M'ユニットの設定で狭い床下を機器でぎっしり埋めてやりましょう。かくして自由形山用電車「メルヘンズーム」爆誕!笑
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(自由形)東海電鉄モハ700形の製作12ほか

2016-06-20 10:49:59 | 自由形
こんにちは。ご無沙汰しておりますm(_ _)m
諸々あってしばらく模型づくりから離れていましたが徐々に再開したいと思います。


モハ700形はHゴムの色差しや窓ガラス入れなどの仕上げ作業をチマチマと行っています。ポスカの「はいいろ」でサハの両開き扉にHゴムを描き入れているところ。黄色地なので際立ったコントラストが出ません。ガンダムマーカーの「グレー」もあるのですが、ペン先がイマイチ馴染まずはみ出しが多かったのでこちらにしました。まあウデが悪いのでガンダムマーカーに罪はありません。




今回窓ガラスは、ほとんどの箇所を両面テープで止めています。花月園運転会に間に合わせるべくとった方法なので、もはやタイムオーバーとなった今ではそう焦る必要もないのですが、速乾接着剤に急きたてられることもなく位置決めができるので便利です。ただし接着剤のように貼り合わせた後の微妙な位置修正はできないのでどっちもどっちですね。左側のドア窓の斜め具合に焦りの痕跡がみえます(^^;;




サハのアルミサッシはアルミテープを耐水ペーパーでこすって艶を消したものを使いましたが、モハ2両はペーパーからサッシを切り出して銀色に塗装したものを使っています。窓ガラス本体はエコーのポリカ素材の薄手(t0.25)。片面に保護ビニールが貼られているので、張り込みの際にガラス面に指紋が付かないのがGOODです。貼り終わった後にピンセットで剥がしますが、寝ぼけまなこで作業していると、たまに表裏反対に接着していることがあって、我ながらびっくりします。。




ということで、東海電鉄モハ700形は牛歩ではありますが完成が近付いていますが、ではその次に何を手掛けるか。。

ご存じのとおり仕掛品やツバ付け品があまりに多すぎて迷うのですが、とにかく古いものから先に完成させていこうということで115系800番台を取り上げることにしました。小高の111系キット組みで、3両ユニット2本でサハ2両をサンドイッチした8連の非冷房編成です。



この写真は実は最近撮ったものではありません。日付をみてびっくり、なんと2009年11月に撮ったものでした!もちろん現在もこのままの状態で引き出しに眠っていたわけでして・・・




中間のサハ2両は車体が組みあがっていてこの状態。完全なキット素組みではなくドアをエコーの真鍮製品に置き換え、妻板も自製したものとキットオリジナルのものの2枚貼り合わせとしています。他の6両も基本的な仕様はこれに合わせる予定です。




一部は側板のサフ吹きが終わっているので研磨からスタートです。プレス前面は、先日作ったクハ451で丁寧に作業すれば見劣りはしないことを確認しているので、ライトケースをKS製に置き換える程度で、あとは素材の持ち味を活かしたいと思います。クハ153用なので貫通扉下側の絞りをストレートになるように加工します。お面は4つ必要ですが、編成端の2両分、最悪クモニで隠せない松本側のクハ115だけイケメンにできりゃいいか~♪みたいなテンションです、はい(^^;




車体はともかく足回りは他の作品にだいぶ流用してしまったので、とりあえず2両分のモハ114の動力関係を買い足しました。左端がエンドウの動力車ユニットB(DT21台車付)で、本来はこれを2両分買えばオシマイなのですが、無駄にDT21が1両分転がっていたため、もう1両はバラのパーツを買って同様のユニットを作ることにしました。




さて、ん?度めの正直で、山スカ115系8連は無事にロールアウトできるのでしょうか??




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(自由形)東海電鉄モハ700形の製作11(ヘッドライトの装着と塗装)

2016-06-06 16:08:12 | 自由形
本日2本目の投稿。ヘッドライトの組み込みの続きと、NKグループ標準塗装を施すまでの経過をご報告します。


湘南顔のモハ701は以前投稿したとおり、ヘッドライトケースごとユニット化したものをオデコの穴に差し込む方法で作ります。こちらがヘッドライトケースとφ3mm砲弾型LED光源を光ファイバーでつないだユニット。光ファイバーは1灯につき3本、合計6本を束にして、遮光のためアルミテープを巻いています。




車体内側から差し込み、慎重に位置を合わせてから瞬着で固定。すき間をパテで埋めたところです。




光ファイバーの素線自体はφ1mmですが、6本まとめると反力も相当強いので、真鍮の帯板とタッピングねじで天井にしっかり固定しました。




平妻のモハ751は、2本のライトをオデコに開けた穴に個別に差し込まなくてはならずユニット化できないため、光ファイバーを仕込んだライトケースをまずオデコに差し込み、光源を後付けする方法としました。果たしてこのバラバラな6本の光ファイバーを内径φ3mmパイプにうまく収納できるのか!?




ぜーの、スポッ!   ・・・なんて簡単にいくわけないじゃないですか(^^;;
この写真はさんざん苦戦した挙句の奇跡の1枚です。




こちらも同じように帯板で固定しますが、光ファイバー本体にアルミテープが巻けていないので、あとで黒塗料で塗り込める予定です。




かくして湘南顔と平妻、2両のヘッドライトの組み込みが無事終わりました。塗装に備えてライトケースの入口はマスキングテープで塞いであります。ちなみにテールライトもケースというか台座のみプラ板で作って窓下に貼ってあります。




塗装は屋根周りを中心に溶きパテで整形を行ったあと、#1000番のサフで下地を整え、まず白を全体に吹きました。日陰なのでサフ地肌のように見えますが白を塗っています。




白は次に塗る黄色の発色を良くする下地色であるだけでなく、最終的に窓下に2mm幅の帯が現れるようにするための準備でもあります。




帯部分をマスキングしてGMの「黄色5号」を吹きます。いわゆる「カナリア色」です。




窓部分をマスキングしたらこんどは「朱色5号」を吹きます。これはいわゆる「首都圏色」と言われるタラコ気動車の色です。赤2号(新潟色)や朱色3号(修学旅行色)でないところがNK指定色のおもしろいところ。




塗りあがったものがこちら。湘南顔のモハ701です。手すり、窓セル、Hゴム、それに屋根上一式などなど、まだ先は長いですね。さて、この塗装というか塗り分けでピンと来た方は「禾生」や「葭池温泉前」が正しく読める方でしょう。正面のV字塗り分けも含め、富士急の塗り分けを完コピしております。(^^;; ちなみにNKグループのレギュレーションでは「黄色5号と朱色5号をもって車体色とする」と規定されているのですが、白帯程度はOKですよね???




平妻モハ751。うぅむ・・・やっぱりオデコ広すぎ。窓の天地寸法をもう少し大きくするか、幕板の朱色を回り込ませればよかったかな~?




モハ751の一部にはアルミサッシが入っています。モハ701ともども、出来上がりはこんな感じになるというイメージで・・・




サハはもっとも完成形に近いところまで行きました。といっても、アルミサッシはアルミテープで上下と中央のサンのみ表現した簡易手法(暫定のつもりだけど、たぶんこのままでしょう)、ドアのHゴムの描き入れがまだできていません。





以上、NKグループ塗装となった東海電鉄モハ700形の近況でした。


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