80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

パーツが押し寄せた

2023-03-31 03:17:05 | 私鉄電車
先日は西武赤電・・・701系クハ用のFS072台車を仮組みしましたが、その後いろいろチェックして、日光規格の車輪でもいけることがわかったので本組みしてみました。

金属フレームを木片の四隅に仮止めし、この状態で軸受メタルを差し込んで半田付けします。



ボルスター取付用のボスねじも半田付けしてフレームは出来上がり。3点のパーツをすべてフレームの内側に取り付けることでナット止め車輪の幅に合わせることができました。



ボルスターへ組み付けて抵抗なく転がることを確認。プラの台車枠も取り付けて写真を撮ろうと思ったのですが、引っ掛かりが弱くてハラリと落ちてしまうので裸フレームのままで失礼。



さて、台車ひとつでもたもたしてるうちにIMONさんに注文していたブツが到着。zugの新101系プラキット2セットと床下機器、ギヤなどなど。衝動買いほど怖いものはありません。外堀が完全に埋まりました。。



追い打ちをかけるように日光モデルさんからもオプション車輪(スポーク)付台車や車輪なし台車が到着。すべてコロ軸受のDT10とTR11です。埋めた外堀に家が建ちました。笑



そして着荷ラッシュはこれだけでは済みませんでした。

西武赤電より前に、これもなかば衝動買い状態でSHOP-KIHAさんに注文していたキハ07の半完成ボディが到着。中央東線の甲府以遠が非電化だった頃に甲府~韮崎間を走っていたとされるキハ07が欲しくなって注文したあったものです。



老眼の目にはもはや窓抜きも辛くなってきたので半完成ボディとして組み立てていただきました。カスタマイズOKとのことだったので運転席正面窓を桟なしとし、ドアはHゴム窓のプレスドア仕様にしてもらいました。なかなかムフフな出来でニヤニヤしております。バックオーダーがあって納期が結構かかると聞いていたので安心していたのですが、予定より早く「出来ました!」と連絡が来て嬉しい悲鳴を上げています。



九州鉄道記念館で静態保存されているキハ07 41です。13年前に撮りました。当時はこういう車両はほとんど興味なかったのですが急速に嗜好が変わってきたようです。半円形の前頭部がかっこいい!



ニス塗りの車内に青モケットの直角シート。これも味があっていいですね。この大型車体でマニュアル変速の機械式気動車というのもすごい。現役の頃に乗ってみたかったなー。



ということで自分でオーダーしておきながらなんですが、この着荷ラッシュどうしましょう。

とりあえず寝ます。爆
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所沢工場やってます

2023-03-26 12:07:51 | 私鉄電車
西武所沢車両工場といえば戦後から平成初期まで、自社車両のみならず地方私鉄向け車両の製造などを行ってきた異色の車両工場。zugのプラキットをいじりながら今その気分です。

中間車に運転台をつけます。実車でも盛んに行われている改造。元々上信電鉄の200形に改造するために予定していた作業だったのですが、あちらは半流スタイルなので“首ごとすげ替え”を目論んでいたところ、こちらは平妻なので側板に穴を開ける羽目になりました。まずは大きく口を開けて・・・



切り抜いたパーツの一部を使って運転室次位の窓を再建し、残りの部分をt0.5プラ板で埋めます。接着はまだ。ここに乗務員ドアを現物合わせでケガいてからドア・窓抜きをして晴れて接着となります。



埋め戻したところ。窓のラインがヘロヘロなので修正します。ドアや窓のRをドリルで開けてからくり抜くのって自分的には合わないなぁとつくづく思いました。他の3か所はたぶんペーパーで丸刀とカッターを使って作ることになると思います。笑



話変わって台車。このキットには台車枠のほか、走行化できるように真鍮エッチングのインナーフレームやボルスター、軸受メタル(プレーン)などが同梱されています。以前、上信電鉄の500形(マンナンライフ)を作った時は躊躇なくエンドウの台車に交換してしまったのですが、ストック車輪を消化する意味で701系のクハ用に使っていこうと思います。実車のFS372/072はWBが2200mm(模型27.5mm)のところ、汎用動力が使いやすいようにとの配慮か26mmなので少しもっさりしたシルエットではあるものの悪くはありません。



しかしストック車輪というのが日光のφ10.5プレーン車輪。動力化すると余るやつですね。ショウルームへ注文すると車輪なしも販売してもらえるので最近はたまにそうしていますが、以前は知らなかったのでポイポイ捨て・・・もとい、ストックしていました。しかしナットどめのため幅広で、この台車フレームとの相性はよろしくないようです。これダイビングクイズで優勝できます♪



観察してみると、赤丸で囲ったボルスターとフレームを連結するツバ付ボスの位置を入れ変えれば幅は稼げそうです(撮影のため別のネジを使っているためお尻が出っ張っています)。それでもダメなら黄色で囲った軸受メタルのツバを少し薄く削ってやればOKでしょう。プレーン軸なのが気になりますが、十分グリスアップしてやればあとはEN22君が頑張ってくれるはず。



かくしてクハ1701形2両分の台車は新規購入なしで確保できました。ちなみに釣合梁式のTR11Aで登場した同車ですが、割と早い時期にFS072へ換装されたようなので今回の1970年前後設定でも問題ないでしょう。ロングセラー設計?の恩恵で新101系の車体や台車が701系にも使えるのは有難いですが、そもそも新101系の登場が40年以上前の1979年と聞けばそんなに新しい電車ではないんですね。つくづく自分も歳をとったなぁと。。


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西武「赤電」への思い断ち難く

2023-03-22 02:23:14 | 私鉄電車
毎年恒例の年度末の多忙で落ち着いて模型いじりができないのをいいことに、気分転換のつもりで色々と浮気物件をかじっております。

わがPCには本気浮気問わずちょっと作りたくなった車両ごとのフォルダがあって、ネットからダウンロードした写真や形式図などが収めてあるのですが、だいぶ前に作って、さすがに自分でもヤバいと思ってそれ以来封印していた「西武赤電10連」フォルダに再び目が行ってしまいました。自分で「無謀企画」と書いてるあたり本気ではないのが見え見えですが、その3つ上にある上信200形2次車(zug改)と結びついて、これを方針変更すればいけるかも?ということになりました。



もともとは上信オリジナルデザインの東洋工機製の200形1次車を作りたかったものの、zugの「西武新101系・301系」キットを使えば手っ取り早く2次車が出来るゾ♪、というだけで買ってきたものなので、方針変更にはたいして躊躇はありませんでした。西武はやっぱり西武として作るべき。。笑



ただしこのまま作ると「黄電」にしかならないので、自分的にもっとも好きだった1970年頃のベージュとラズベリーの「赤電」にするために大幅な加工を施します。当面は中間車2両分しかないので411系という2連の付属編成に化かすことにして、追加のキットが手に入ったら名車701系に仕立てるという算段。


まずは411系の「食パン顔」を作りますが、キットの妻板を使わないとカチッと組み上がらないので、プラ板でお面を作って上から貼ることにします。キットには貫通扉ありと無しの2枚の妻板が入っているので、「あり」の方を前面にすることにして窓部分をざっくりと切り抜きます。



右がt0.3プラ板から作った「顔」で、窓のほかライトと手すりの穴を開けてあります。左の妻板は貫通扉の凹みをプラ板で埋めておきます。



妻板に貼る前に0.5×0.25という細いプラ帯材を窓の内側に貼ってHゴムを表現しておきます。



連結面側は広幅貫通路なので、左右に切り込みを入れて貫通路を広げます。糸鋸で切ると切りシロが出て貼り合わせた時にすき間が開くので、板厚があって切りにくいのを承知で地道にカッターで切り抜きます。



左が貼り重ねで作成した前面、右が貫通路を広げた連結面です。厚いABS素材なのでカットが大変ですが、思ったよりうまくいったのでひと安心。



しかし加工はまだ終わっていません。ここに乗務員ドアをつける必要があります。ここも少し大きめに切り取って、ユニット化したパーツをはめ込めばOKかなと踏んでいますがうまくいくかどうか。。



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富山地鉄モハ14750形の製作(2)

2023-03-16 01:33:05 | 私鉄電車
車体も作り始めました。いつもどおりWordで作図して出力。前後対称なので側面図を1枚作ったら3枚コピペすればOK。今回は木製屋根板を使うので展開寸法を求める必要もなく、ラクに2両分の型紙が出来ました。



ペーパールーフの場合は紙の目を横にしてケガキますが、旧型電車のように柱が細くて屋根板を用いる車両の場合は目を縦にとってケガキます。



スイスイ窓抜き・・・といけばよかったのですが花粉症がひどくて1両分でギブアップ。今年の花粉は量が多いだけでなく目にも来るタイプだそうで、涙でケガキ線がボヤけて見えないのでやめました。この辛いシーズンが過ぎ去って欲しいと切に願うばかりです。


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富山地鉄モハ14750形の製作(1)

2023-03-13 02:29:30 | 私鉄電車
クハ173は内装がまだ残ってますが、運輸省規格型電車の誘惑に負けてモハ14750形を作り始めました。ダブグレー消費プロジェクト第1弾(笑)です。



自分で撮った写真がないので手書きイラストでプロトタイプをご説明。戦後生まれながら改造に改造を重ねているため、わずか4両の小所帯にもかかわらず個体ごとに特徴が少しずつ違っています。当然、時期によってもスタイルが違うのですが、1990年代初頭の特急塗装時代を照準に定めてモハ14751とモハ14755の2両をチョイスしました。釣掛け駆動ですが、ブレーキがHSCに改造されてモハ10020形などの新性能カルダン車と連結できたそうです。クモニ83みたいな感じでしょうか。



モハ14751はモハ1501として竣工した車両でこのグループのトップナンバー。腰板の張替えによって前面、側面ともにウインドウシルが撤去され、客扉の窓はアルミサッシ2段、乗務員扉窓は1段でベンチレーターは3個だったようです。

モハ14755はクハ1052として竣工したのちに電装した車両で、末尾4が忌番として欠番のためグループのラストナンバーです。ウインドウシルはサイドのみ撤去、客扉窓は黒Hゴムで乗務員扉窓は2段、ベンチレーターは5個です。なお最晩年は前面のウインドウシルも撤去されたようです。


とりあえず台車や屋根板などのパーツを購入。2両中1両を片台車駆動の動力車にする予定です。



この車両、車体はなにせ“規格型電車”なものですから割とシンプルなのですが、台車をD-18からNA-30というあまり見ないものに履き替えているのでこれを制覇する必要があります。基本的にはウイングバネ式ですが、メインフレームがなんとなくお座なりな?スタイルになっています。軸距は2,300mm。うーむ似てるものがありそうな無さそうな・・・。

(復刻版私鉄の車両10 富山地方鉄道/加越能鉄道 P.156より引用)


軸距2,300mmのウイングバネ台車と言えばみんな大好きDT33ですね!(どこがw)日光モデルの現行品は枕ばねとブレーキシリンダが別パーツになっているため、これらを取り付けなければかなりいいセンいけそうです。オシ17用のTR53も候補に上ったのですが、プレーン軸に改造する必要があるのと、よく使う模型店に在庫が無かったのでDT33になりました。



試しに1両分改造してみます。フレーム上面のブレーキシリンダ取付用穴をカットし、フレーム側面も軸箱のすぐ上までまっ平になるように削ります。



削り具合はこんな感じ。軸バネ上部の膨らみの部分を削っています。



プラ板で補剛材の入ったメインフレームを作ります。t0.3プラ板からメインフレームを切り出したところ。



フレームのフチに0.25×0.5mmの細帯材(エバーグリーンNo.100)を接着していきます。



めちゃくちゃ細かくて本日はここでギブアップ。あとは縦の補剛材を入れ、DT33にはない外側のブレーキシューを取り付け、中央に枕バネを構築する・・・という作業が続きます。



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