80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

阪急!

2016-02-25 10:52:38 | レイアウト
こんにちは。

夜中に雪が降ったようで屋根がうっすらと白くなっていました。春はまだ遠そうです。。

今月はとれいんが神戸・宝塚線、ピクトリアルが神戸線と阪急特集が並びました。さっそく購入し熟読しております。ついでに“2000系も忘れてませんよ”アピールをしておきますしょう。(笑)
しかし素の2000系というのは写真も作った人も少ないですね。なかなか製作の参考になる写真がみつかりません。オートカーともてはやされたとは言え所詮は通勤電車。国鉄101・103系、東武8000系、小田急2600形・・・。確かに現役バリバリの頃は写欲も製作欲も湧きませんでしたから仕方ないかも。




ということで、休眠中の車両工場に代わってレイアウト製作の方はボチボチと進んでいます。今まで手付かずだった最後の大モノ、駅セクションに手を付けました。
まずはホームの基礎工事。ホーム側面には石積み模様のシートを使うのですが、いかんせんお安いものではないので、バラストで隠れてしまう根元の方はヒノキ角材で嵩上げすることにしました。紙で作った簡単なゲージを当てながら接着していきます。




16.5mmゲージの線路を使って在来線も新幹線も私鉄も(持ってないけど外国型も・・・)いっしょくたにして楽しみましょう、というのが16番ゲージの精神。しかし言うは易くですが、トンネルポータルなどと違い、ホームの位置(レール中心からホーム端まで。いわゆる「D」)を決定するのは本当に難しいと実感しました。計算をしつつも現物車両で検証しながら作っていきます。




一般的な車両の台枠レベルの幅は2,800mmで1/80では35mm。この1/2に余裕幅を加えたもの、例えば模型ですから少し広めの2.5mm程度を加えたD=20mm程度が限界かと思います。一方、新幹線0系の最大幅は3,380mmで1/87では39mmとなり、1/2は19.5mmですので0.5mmのマージンしかありません。レールと車輪のガタやセンターピン位置の工作精度などで1~1.5mmくらいは平気でブレてしまうのでこれはNG。しかも0系の車体はおむすび型でスカートも付いているため、客車用レベルまでホーム面を下げてもほとんど効果がないんですね。だいいち客車ホームに新幹線というのは、いかに寛容な16番世界といえ、いかがなものかと・・・。




ということで残された手段、D=3mm(カーブではさらに+α)が見栄え的に耐えられるかどうかを実地検証しながら進めていきたいと思います。



こちらは「グラウンドマット」という製品。駅セクションは大きくターフ(シーナリーパウダー)を撒いていると大変なので、おもちゃっぽさ覚悟で3番線(エンドレス内側)の線路脇に採用することにしました。季節に応じた緑色の濃さが選べるので少し明るめの「春の緑」にしました。部分的に濃さの違うターフを撒いたり、フォーリッジを置いたりすれば単調さはカバーできるかなと思います。




敷き方は簡単。紙の下地に植毛してあるので、カッターでスイスイ切ってボンドで貼るだけです。




ホーム基礎とグラウンドマットの敷設状況です。ホームは8両分しか取れないのですが、ポイントの位置が遠い3番線だけは9両分取れるので、クモニ付き編成などが違和感なく停まれるように片側だけ延長しました。




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続・ホーム端のトイレ

2016-02-23 02:31:03 | レイアウト
再びトイレのお話です。


女性用の入口の位置があまりよろしくないので妻面に移設することにしました。すでに下見板を貼ってしまっていたのでイチから作り直すことはせず、ベニヤで封鎖したような形にしてあります。開かずの扉です。(笑)




4面に下見板を貼り終えたところです。窓枠はまだ片側だけ・・・。




マスキングテープで仮組みしてみました。右手がホームになります。




反対側です。男子用、女子用とも窓3個分ずつ。水周りはすべてこちら側に寄せています。って内装まだ作ってませんが。。
昭和40~50年代のイメージなので汲取り式を水洗式に改造したとの想定。でも臭気抜きのカラカラは建てておきたいですね。(笑)




屋根はエコーモデルの「日本瓦セット」を奮発しました。




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踏切周辺

2016-02-21 09:58:28 | レイアウト
おはようございます♪

引き続きラーメン屋のある踏切セクションをつくっています。ここはヤード出入庫線が潜り込む場所なので、地上をつくる前に、この地下というかアンダーパス入口周辺を整えていくことにします。

あまり人目につかない場所ではあるのですが、出入庫線を登ってくる車両を正面から眺めた時にトンネルの中が明るいと興ざめなので、トンネルポータルと併せて内壁を入れることにしました。材料は厚手の板目紙で、現物合わせで緩くカーブをつけ、垂直を出しやすくするために三角の支えを取り付けました。このあとポータルをグレーに、内壁をほぼ黒に近いグレーに塗っています。




出来上がったトンネルポータルユニットを挿入。線路間隔が狭いうえに高さがギリギリなため、トンネル上部の左右がすぼまった形になってしまいました。実際はあまりこういう構造は見たことないですよね。。




トンネル上部はヒノキ材で梁を模した飾りをつけた板目紙で蓋をしました。これも雰囲気重視です。踏切予定地には大まかなケガキ線を入れ、ガードレールを取り付けました。




ラーメン屋予定地と前面道路(左上)は薄手の段ボールを2枚重ねて嵩上げし、踏切間も同様に嵩上げした上に紙粘土を塗りつけました。ちょっとデコボコの路面を表現するため、あとは色を塗るだけにしようと思いますが、いかにも指でこすりつけただけ・・・的な表面になっている部分もあるので少し修正が必要かも知れません。
踏切手前側(左下)は線路に沿うようにボードがカットしてあったので、運よく残っていたカットした方の端材を貼り付けて拡張しました。猫の額であることには変わりないですが、これで警報機や遮断機などが置けます。




ボード面にプラスタークロスを貼り、アンダーコートを塗ったところです。線路間の広い中州のようなところはバラストを敷き詰めることになると思うのですが、まだどうなるかわからないので念のためアンダーコートで塗り込めました。右側に見える白い部分がトイレを置く場所で、少し飛び出た部分が階段となって駅セクションの島式ホームにつながります。




部分的にバラストを撒いてあります。このレイアウトでは基本的に「準幹線用」のグレーのバラストを使っていますが、駅手前となるこのセクションでは、列車が減速してくる左側の内回り線に赤茶色の「ローカル線用」パラストを使ってみました。一方、右側の外回り線は加速区間なのでグレーでもよいのですが、あまりにコントラストが激しすぎるのはおもちゃっぽいのでローカル線用をブレンドして撒きました。しかし粒が粗いので、遠目にはいいのですが、近くで見ると色の違うバラストがまだらに混ざりあってるだけ、という悲しい結果になりました。準幹線とローカルの中間ぐらいの色調が欲しいところです。




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ホーム端のトイレ

2016-02-17 01:52:28 | レイアウト
こんばんは。

新しいストラクチャーを作り始めました。島式ホームのはずれ、ホームから一段下がったところによくあるトイレです。


適当なプロトタイプが見つからなかったのでオリジナルで図面を描きました。トイレを設計したのは初めてです。(笑)
あまり大きなスペースは取れないので、男女別々ながら小ぢんまりしたものになりました。なんか窓多すぎ??




あまり古めかしいのはバランスが悪いので、木造ながら白く塗装されているものをイメージしました。浄化槽式に改造され、窓もアルミサッシに入れ替えられた昭和50年代くらいの姿でしょうか。まずは出入口や窓の木枠を表現します。




材質感よりも建物自体の存在感を重視したいのでSTウッドなどは使わず、下見板もペーパー帯を貼り合わせて表現します。実物の標準的な寸法がわからなかったので、イメージ優先で幅2.5mmの帯を切り出しました。重ねシロを0.5mmとして2mmピッチ(実物換算16cm)になります。




ケガキ線に合わせてひたすら貼ります。(笑) t0.3のスノーマット紙を使いましたが、もう一段薄い方がよかったようです。




とりあえず一面出来上がりました。ちなみにここは女子用の入口で、男子用は右側の妻面から入ります。余計な情報でした。。




断面はこんな感じ。ちょっと厚手ですが雰囲気は出たのではないでしょうか。窓の脇の狭いところにも下見板が貼ってありますが、これは実物でもこのようになっています。日本建築のこだわりでしょうか。




下見板の貼り合わせは面倒ですが、淡々と作業すれば確実に終わります。問題は“内装”にどこまで凝るかですね。なにせお便所ですから(笑)作り込みたい気持は大いにあるのですが、バラスト撒きや植樹もしなければならないので、ほどほどにしておこうと思います。



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思い出の踏切

2016-02-11 23:53:09 | レイアウト
こんばんは。

レイアウトの改修はあと1区間を新設のS字カーブセクションで結ぶだけになりましたが、旧セクションの両端を使って中間を新製するか、まったくイチから作り直すかで迷っているうちに他のセクションの方に目移りしてしまいました。まあいつものことですが・・・


こちらがその現場。ヤード出入庫線が地下にもぐり込む側の駅端セクションで、はっきりした目標もなく、なんとなく空き地を作っておいた場所です。線路に合わせてベニヤをカットするのが面倒だった、というのが本音なのですが、草地や畑にするのももったいないので、ここに踏切をつくることにしました。




ダブルスリップと出入庫線の掘割に挟まれた微妙な空間ですが、測ってみると、車道2車線に片側歩道をプラスした幅員7mくらいの道路スペースが取れることがわかりました。あらあらの位置に鉛筆で線を引いたところです。そして、踏切だけ作っても面白くないので、踏切脇には"あの"ラーメン屋を配置します。




食品サンプルをどう作るかで手が止まって以来、仕掛品箱に入ったままの「萬来軒」です。ストラクチャー第1号として作ったものなので、なんとしてもレイアウトのどこかに置かなければなりません。「駅前名物」の看板のとおり駅前に置く予定でしたが、たび重なる設計変更で駅前スペースがほとんどなくなってしまったので、せめて駅端の踏切脇ならばギリギリセーフなのではないかと。。




さてどこに配置するかですが、部屋の光線状態や、このラーメン屋のプロトタイプとなった、今は亡き調布萬来軒の踏切との位置関係を考えるとココになります(笑)。しかしベースボードを継ぎ足すと収納が面倒になるし、わざわざこのためにミニセクションを作るのもバカらしい・・・。というわけでココは早々に却下。




そもそも三角地帯の空き地をどうにかする、というのが目的なので、やはりこちら側に置くのが妥当です。この配置は線路に背を向けることになりますが、光線状態は良く、列車と一緒に写し込めるため"お立ち台需要"にも耐えられる配置です。店の前面に踏切と直角に道路を入れる必要があります。




90度回して店の正面が踏切道路に向くようにすると、線路側にも看板が見えるので、カメラカーが入線した場合に有効です。線路との間は小道になります。




実物の三軒長屋を1軒だけ切り離した格好で、店の右側はのっぺらぼうなので隣にも店を置く必要がありますが、取り壊されて空き地になっているという設定でもいけそうです。土管を置きますか(笑)。




道路の反対側は・・・。プロトタイプを意識するなら最初の写真の点対象の位置に置くのがベストですが、看板と入口がある2面とも逆光になってしまうので、せいぜいこの向きが限界ではないかと思います。



とまあいろいろ試行錯誤してみるのも楽しいですね。



(地上時代の京王線から見えていた黄色い風物詩「萬来軒」)



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