80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

黄色すぎるキレンジャーをどうするか

2012-07-26 10:05:30 | 新幹線
こんにちは。

先週末より出張が重なっていて更新が滞っておりますm(_._)m

今月も鉄道、鉄模雑誌が発売されましたが、特集を見ると個人的な興味をそそるものが続々。
すべて総ざらいするほどの財力はないので、結局、床下機器特集の「とれいん」といつもの「RM MODELS」に落ち着いたのですが、旅先の書店で「鉄ピク」の事業用車特集と「新幹線エクスプローラー」のDr.イエロー特集を見るにつけ、やっぱり買っちゃおう!と黄色い方↓を増備しました。



キレンジャーこと921形がこのサイズのカラー写真で紹介されるのは恐らく初めてではないでしょうか?
さすがに表紙ではなく本文の中とびらですが・・・
ちなみに左上の模型は拙作「元祖キレンジャー」こと921-1、雑誌の写真はその弟分の921-2であります。


こだま形と並べると鉄道高速化の希望にあふれた昭和30年代の雰囲気が漂いますね。
カタチだけですが、このキレンジャー君はレイアウトの軌道検測を行っています(^^;



さて、雑誌の写真では921-1はすでに光学式の測定枠に換装された晩年の姿で、塗装は昨今のDr.イエロー並の黄色です。
まあ当然と言えば当然ですが・・・
で、相変わらずふっ切れないでいるのが、わがキレンジャー君を921-1にするのか落成当時の4001にするか、という問題。
4001の塗色はクリームないしは肌色に近い色だったというのが定説なわけで。。
本当は4001にして、作れるかどうかはわからないけど1000形試験電車か911ディーゼル機に牽かせるのが夢。
でも、珍しく綺麗に吹けたこの黄色すぎる黄色の上から肌色?を塗り重ねるのも忍びなく・・・


「実は4001形は東海道新幹線の軌道敷設末期、すでに黄色に塗りかえられていた」

なーんて都合のいい事実、ありませんよねー(^^;;


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南会津のめがね橋

2012-07-20 09:40:22 | 実物・資料系(現在)
こんにちは。
いよいよ梅雨明けでいきなり猛暑全開か?と思ったら、今日は一転して寒い・・・ブルッ

先日、わけあって栃木・福島県境付近を車で走っているとこんなコンクリートのアーチ橋、いわゆるめがね橋に遭遇しました。ナビを見ていたので相手が会津鉄道であることはわかっていたのですが、こんな橋がかかっているとは知りませんでした。運転しながら片手で撮ったのでナナメッてますが・・・(^^;



これは会津高原尾瀬口~七ヶ岳登山口間にある山王川橋梁というのだそうです。造られたのは昭和28年というから戦後ですね。九州の日田彦山線にもコンクリートアーチ橋があって、そういえばあっちでも仕事の合間に写真撮りに行ったよなぁ・・・と。
戦中戦後の資材難の時代にはセメントと石をまぜて現場で造れるコンクリートアーチ橋が方々で採用されたようです。


で、1年前の新潟・福島集中豪雨のツメ跡がいまだ残る山中を散々走って何とか本日の用事を終え、またこの橋の下に戻って来ると3分後に下りが来る時刻。これはラッキー!ということで東武6050系とのコラボ。



本当はこの反対側からあまり下の方を入れずに撮る(道路が写っちゃうから)のがお作法のようですが、この時点ではそんな知恵も時間もなかったので、とりあえず撮ったぞということで。被写体としては欧州型の電車や電機も似合いそうですね。



帰りがけに寄った「道の駅 たじま」でこのようなモノを発見し即刻お買い上げ。6050系のイラスト入りカップ酒、堂々5両編成!です。値札は1本250円となっていましたが、こんなものわざわざ切り離して買えるはずもなし(^^;
浅草雷門から会津磐梯山・猪苗代湖まで、がっちり電車が結んでいます・・・って、パンタグラフ見えませんけど??
東武・野岩・会津の3線によって東京と結ばれたときの祝賀ムードを今に伝える貴重なジャケットですね。



お酒の銘柄は「開當男山」(かいとうおとこやま)。地元南会津は田島で14代300年にわたって続く造り酒屋の作だそうで。
お、ラベルにも6050系が。。



実は1本ずつ分解するのが惜しくてまだ飲んでないんですが、一緒に買った「岩魚味噌」はすでにいただいてみました。
地元の清流で育った岩魚を焼いてほぐし、会津味噌とあえた一品で、農林水産大臣賞を受賞したというから相当の自信作。
このまま酒の肴でもいけますが、何にでも合うということなので、おとといはナスにのせて焼いて田楽風に、夕べはワカメサラダにマヨネーズとあえてみました。もちろんいずれもGood! 皆さんもお近くを通りかかった際はどうぞ(^^)



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ナゾの西武電車

2012-07-15 12:22:54 | 私鉄電車
こんにちは。

3連休なかびもダラダラと過ごしてます(^^;

これ、PCの熱中症対策。一応冷却ファンは内臓されてるものの、この時期、ものすごく熱い排気が出ているのが気になったので、タオルに巻いた保冷剤を敷いてみました。どれだけの効果があるかわかりませんが、仕事で使うとどうしても長時間連続になるので気休めくらいにはなるかなと。。
使ったことないですが、最近はやりのひんやりジェル枕みたいなのだともっと広い面積を冷やせるかも知れません。でも冷やし過ぎるとCPUのパフォーマンスが下がっちゃう?



さて、国鉄101系をキーワードにネットサーフィンしていたら、知らず知らずのうちに西武101系のページを読み漁る状態になっていて(よくあること)、そういえばわが家にも廃車体があったなとガサゴソ。

ありました。しかも怪しげな未完成ボディも一緒に出てきた。これ復旧できるのかな??



マイナーチェンジされた新101系ですな。窓回りがブラックになる前のバージョンだから結構古い。作ったのはたぶん四半世紀以上前のはず。ちゃんと2両編成で快調に走りまわっていたと記憶しています。アルミテープを貼った「ステンレス帯」は見事に剥離しているものの、顔自体は比較的よい状態で残っていました。小手指行きか・・・ せいぶ、って感じだな(^^)



フム・・・クモハ295とな。西武の社紋つき。これロットリングっていう製図用ペンで書いてますね。学生のとき製図の実習で使ってたやつだな・・・。ずらりと並ぶ自然痛風式抵抗器は「こだま形」モハ20系用でしょうか。こういうバラパーツが簡単に手に入った時代ですね。アルミサッシが簡易な表現ですが、側面もまずまずの状態といえますか。



ところが連結面側はこのように悲惨な状態なのです。。妻面だけでなく、右側面の中央付近まで歪みや亀裂が及んでいて、復旧にはちょっとハードルが高そうな気配。。



で、もう一方の未完成ボディはというと、雨樋がついていないので701系、801系、初期の101系のどれにでもできそうな物件。自分で言うのもなんですが、湘南顔を西武独自にアレンジした「西武顔」の雰囲気はよく出てるように見えますよ。タレ目にもならず・・・ しかしこんなのいつ作ったんだか(^^;



こちらはドアにエコーの真鍮プレス品を使っていました。酸化して完全にまっ黒けです。Hゴムのドアってことは101系?



そしてこちらも見事に踏まれて歪んでます。全く同じ壊れ方をしているのが興味深いですなぁ(^^;
でもこちらはドアが真鍮だったおかげで被害は車端部だけにとどまっています。



屋根裏には「秩父寄」の文字が。やはり旧101系にしようとしてたみたいです。
ちなみにこの当時、屋根板は150円だったようです。今では3倍に跳ね上がってますね。



そーかー、新101系との連結を企ててたのかぁ。。と思い目をやると何やら別の数字が。
1781・・・ 701系のクハってことですか?



ちょっと気になってググってみて驚いた。781Fというのは西武に最後まで残った701系で、401系とともに1997年2月にさよなら運転をやっていたんですね。この頃は冷房化され台車も履き換え、塗色は黄色一色でおよそ701系のイメージからは程遠いものでしたが、ホントにそんな編成を作ろうとしていたのかどうか。。
答えは「否」でしょうねー。あれは何か別の数字。たまたま一致しただけです・・・と信じたい(^^;

ということで、真夏の夜の浮気物件はナゾの西武電車の復旧できまり!?


あとレイアウトの方ですが、181系「あずさ」の特別編成(爆)を入れて様子を見ながら、ダブルスリップを含む駅セクションのレール敷設をほぼ終えました。



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ダブルスリップの再生手術

2012-07-14 14:39:43 | レイアウト
こんにちは。

3連休突入でも天気はパッとしませんね。
夜になっても蒸し暑くて細かい車両工作をやる気が起きず、ある意味大雑把でも済まされる?レイアウトの土木工作に専念しています。でも今日の話題はちょっと手ごわい・・・

旧レイアウトから剥がした拍子にバラバラになってしまったダブルクロスを復旧・整備した話はだいぶ前に書きましたが、今度はダブルスリップの復旧工事です。


このダブルスリップ、もとはといえば件のダブルクロスの一角を削り、そこに割り込ませるようにしてセットしたものでした。
当時の写真がこちら。これはこれで美しく収まっています(^^;



これを解体して、まず何が一番問題かというと、ダブルクロスに深く突き刺さっていた名残の、この大きな傷跡でしょう。片側のレールが大きく欠けてしまっています。



フレキの切れ端を使って必要な部分を再生。。



そして今回のプランでは、このように6番ポイントと組み合わせていきます。



もう一端はノーズレール(中央)の片側が抜け落ち、紛失していました。
残っている方のレールを見るとわかるように、このレールは先端部を斜めに削って絶縁ブロックに突っ込んであるため、同じように先端を削ってやる必要があります。しかもただ斜めに削るだけじゃなく、レールの頭は残して底面(「エ」の下側の出っ張り)だけさらにレールの腹と同じところまで削り込んでやらないとうまく刺さらないことが判明。



泣く泣く削って、やっとのことでそれらしいものができたのもつかの間・・・



ジャンク箱で半端モノのレールを漁っていると、妙にフィット感のある先端が尖ったレールを発見。ムム、これは!?
そうです。何のことはない、今格闘している部分から以前に取り払った残骸がひょっこり出てきたのでした。
苦労して削ったのはいい練習だったと諦め、おとなしく元のレールを使って復元することにしました。



ところでこのシノハラのダブルスリップ。普通のポイントだとつながっているノーズレール先端付近(写真中央の赤○)にもギャップがあって、選択式ポイントをDCC化するときのように、青線のようなたすきがけ配線でつなぐ必要があります。前に出した写真にチラチラ写っているのがそれなのですが、結局このダブルスリップは電気的にここだけ独立したブロックを構成しますので、ノーズレールのギャップと同じ位置(写真の左右の赤○)にギャップを切ることで面倒な配線をなくしました。
写真右側はちょうどレールを継ぎ足したところなので絶縁ジョイナーでつないでいますが、左側はもともとつながっていたレールを糸鋸でカットしただけで何も挟んでいません。道床に敷設する時に接触しないよう注意すればこのままでも大丈夫ではないかと思います。



出来上がったパーツを置くとこうなります。写真奥が駅セクションで左から1番線、中線、2番線、3番線の順。手前側に内・外回り用のカーブポイントを並べ複線にまとめていきます。



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ガーダー橋の組み立て

2012-07-11 22:36:30 | レイアウト
こんばんは。

前回「腹」(ウェブ)だけお見せしたプレートガーダー橋を組み立てました。まだ4橋分の1橋だけですが・・・(汗)

ウェブの上下につくフランジと呼ばれる板と、斜め・横の構造材を一体化したものを切り出します。
チラリズムは諦めようと思ったのですが、枕木の間から意外と中がよく見えるため雰囲気優先で表現することにしました。



斜めのパターンが反転したものを2枚作ります。横方向(枕木方向)の構造部材は垂直補剛板と呼ばれる縦の補強材2本分の間隔になるようなのですが、後先考えずに「腹」を作ってしまったため半端なセクションが出現してしまいました。



下側のフランジの上に2枚のウェブを貼り、さらに荷重で断面方向に変形しないよう両端に「フタ」をします。一応ここにもX形の構造材を表現したものの、考えてみればここは橋台に接して外から見えなくなってしまうので、わざわざ表現する必要はありませんでした。これも場当たり工法の成せるワザかと・・・



上側のフランジを貼る前に垂直補剛材を貼ります。約1mm幅に切った紙をウェブのケガキ線の位置に貼っていくのですが、あらかじめ桁高に合わせて切ってしまうと、いくら注意していても上下のフランジとの間にすき間ができたり、反対に飛び出したりして面倒なことになるので、2mm程度長めに切っておき乾いてからカットするようにしました。
貼る時もこの“ミミ”をピンセットでつまんでやれば位置決めがしやすく、曲がりなく貼れます。



すべての垂直補剛材を貼り終えたところです。



接着剤が乾いたところを見計らってニッパーで“ミミ”をカットしていきます。



最後にウェブの上面にボンドを塗って上側のフランジを貼れば完成です。



できあがったガーダー橋にフレキの切れ端を載せて雰囲気を確かめます。まずまずではないでしょうか?
このフレキというか道床なしレールは一般的に、枕木がバラストに埋まった状態を表現しやすくするためか枕木の断面がかなり扁平につくられていて、枕木が露出した鉄橋部分ではもっと厚さがほしくなりますが、枕木1本1本にプラ板貼るわけにもいきませんのでこのままです。



上から見ると斜めの構造材がチラリと覗いて、なかなかいい感じ。
さあ、あと3橋つくるべ。。



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