80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

近鉄860系の製作(7)

2020-02-28 11:38:51 | 私鉄電車
動力関係を仮組みし、走行試験を行いました。

モーター取付用のブラケット。以前は真鍮板で自製していたのですが、今回はネジ止めする方に「ラグ端子」を使ってみました。ネジ穴はそのままに、リード線を通す方の穴をφ2mmドリルで広げただけで簡単に流用できました。



反対側は今まで通りt0.3真鍮板にφ6mm穴を開けたものです。折り曲げ位置が微妙で、ズレるとモーターが水平に付かないのですが今回は一発合格でした。



ウェイトは小型車用のMPウェイトEを使用。モーターを前方へ寄せすぎたので重量バランスがめちゃくちゃですなぁ。。(汗)ま、駆動台車側は板ウェイトでさらに補重する予定なのでいいんですけど。。床板がヤワなので既にφ1.4ネジ2本で車体に固定してあります。



試運転は問題なし!



何となく形になってまいりました。床下機器はもういいよ!ってくらい既に床下がおなか一杯。しばらくは床下機器のレリーフ加工の鬼となる覚悟です。



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近鉄860系の製作(6)

2020-02-24 20:02:17 | 私鉄電車
860系の続きです。裾のRを削り出しました。初めにカッターでザクザク→木工用のゴツいヤスリで形を整え→#240耐水ペーパーで中仕上げ・・・といった流れです。スノーマット紙はケバ立ちが少ないので生の車体をそのまま削ってます。



連結面はスケールよりも小さめのRでサクッとナメる程度にしました。



オデコは市販の屋根板から切り出したブロックをベースに整形していきます。割と硬い素材で削り出しに苦労しました。



φ3mmドリルでヘッドライト用の穴を開けます。



Rを削り出しているうちに割れました(泣)。。。乾燥が進んだ木はもろいですなぁ。ヘッドライト穴の周囲に瞬着を浸み込ませて強度を上げてから削るのが正解ですね。。ちなみにここまでは車体に接着しておらず、ブロックだけ別に加工しています。



車体に接着しパテ盛りとサフで荒々の整形が完了。ヘッドライトケースはKSの113系用シールドビームを使います。仮に差し込んで位置を確認中。割れてしまった向かって左側が微妙に低いので手当てしないといかんかな~。。



床板は、モはt1mmベーク板、クはt3mmヒノキ板を使います。ベーク板は長手方向が200mmしかないので継ぎ足しています。幅は26.5mmとかなり狭いですが、小型モーター(FK-130SH)を使うのでモーター穴の脇は3.5mmぐらい確保できました。



1枚では弱いので床上側にもう1枚貼ります。こちらは車体の補強材の内側に入るので幅が23mmしかなく、モーター穴の両脇はさらに狭くなってしまいますが、最終的には車体に固定してしまうので問題ないでしょう。まさにモノコックボディ!



ちなみにモーターはこんな感じで収まります。けっこうフィット感のいい穴が開けられたので、ブラケット作るのメンドーだなぁー接着剤で固定しちゃおうかなー的な衝動がムラムラと・・・(笑)




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐かしの近鉄電車

2020-02-23 09:18:35 | 実物・資料系(過去)
860系の製作にちなんで古い近鉄の写真をお目にかけましょう。残念ながら860系そのものの写真はありませんでしたが、非冷房・マルーン時代の自分的にはドストライクな時代の姿です。
昭和52年(1977年)3月に友人と関西私鉄撮影旅行に行った時のもののほか、同じ年の10月の記録があるものもあり、こちらは京都・奈良への修学旅行時に撮影したようです。
ハーフ版絹目プリントからのスキャンなので画質はお許しください。

860系の前身の820系のさらに始祖となる800系。1度見たら忘れられない(笑)湘南顔のやつ、確か撮ってたよなーと思いつつ探したらありました。前面サボから貸切で使用中のようです。窓下のシルバー帯が特急車の風格を残してますね。

(800系モ812/昭和52年(1977年)10月、橿原神宮前駅にて)


何気なく撮った1枚ですが6826の車号が読め、6800系すなわち「ラビットカー」ではないか。渋いぜ!!

(6800系モ6826/昭和52年(1977年)3月、古市駅にて)


4扉大型車体なのに3桁番号ということで割と好きな900系。橿原神宮前駅の構内踏切で撮ってます。これも修学旅行時でしょう。確かグループ行動で自由に回っていいよということで電車であちこちまわった記憶があります。

(900系ク953/昭和52年(1977年)10月、橿原神宮前駅にて)


構内側線にたたずむ6000系。こちらも「貸切」ですね。時まさに修学旅行シーズン。あおぞら号で運びきれなかったか、乗る程の距離でもなかった学生・生徒さん達が使ったのでしょう。

(6000系モ6003/昭和52年(1977年)10月、橿原神宮前駅にて)


同じく6000系。河内長野駅で撮ってます。あべの橋行準急のサボが出ています。左端で同行した友人が“おいた”をしているのでカット(笑)

(6000系ク6105/昭和52年(1977年)3月、河内長野駅にて)


「奈良 難波」のサボを出して近鉄奈良駅で発車待ちの8000系。これも10月と記録されているので修学旅行時ですね。

(8000系ク8585/昭和52年(1977年)10月、近鉄奈良駅にて)


形式が分かりませんがこんな運転室の写真も。たぶん8000系?何かの参考までに載せておきます。

(形式不詳/昭和52年(1977年)10月、近鉄奈良駅にて)


ということで模型製作が進まない時の常套手段、古い実車写真で時間稼ぎのコーナーでした♪
同じ頃の特急車の写真もあるので、また追って投稿したいと思います。

よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近鉄860系の製作(5)

2020-02-16 00:37:12 | 私鉄電車
ク760形の方も妻板を接着し、2両の車体がオデコ部分を除いて箱になりました。



屋根裏には厚手のスノーマット紙を貼り重ねて補強。これだけでもだいぶ強度が増し屋根Rも型崩れしにくくなったので、中間に入れようとしていた“屋根タル木”は省略しました。



車体裾のRの削り出しに備え、レポート用紙の裏台紙(t1mm程度)を帯状に切り出して貼り込みます。写真でグレーに見える部分がそれです。



そして車体のコーナーにも大きなRがつく訳ですが、一応削ることは念頭に置いていたものの、あまり深く考えずに妻板をイモ付けしてしまいました。本来なら“折り曲げ”でいくべきところです。。



裏側にはボンドが盛ってあるので削って削れなくはないですが・・・。



分解しない程度に恐る恐る削り込んでこの程度のRがやっと。しかしこの倍ぐらい丸くしたいです。



ダメなら折り曲げ方式で作り直す覚悟で、削っては瞬着を浸み込ませ又削る・・・という作業を3回程度繰り返したところ、このとおりほぼ実車に近い感じになりました。やれやれ。。。



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近鉄860系の製作(4)

2020-02-11 14:44:36 | 私鉄電車
床下機器のメドをつけておきましょう。

一応、誕生時の820系の図面はあるのですが、ネットの写真を見ると全くと言ってよいほど原形の面影をとどめておらず愕然!
今回は非冷房時代を再現したいと思っているのですが、それでもずいぶんと違っているようです。


ちなみに機器の変更に関係しそうな出来事をWikiなどから拾ってみると・・・
①1968年:600V→1,500V昇圧(主制御器変更、電制廃止、MG・CPをモからクへ移設)
②1984年:第1陣が860系に改造され伊賀線に転入(6800系の台車と主電動機を流用)
③1993年:第2陣転入に併せて全編成冷房化

これだけやられたら、似て非なる物にもなりますわ・・・笑
記載は見当たりませんが、主抵抗器も形態が変わっているので①か②のタイミングで換装されたものと思われます。
また③の冷房化では、恐らくMGの換装や付属機器の追加、それらに伴う機器配置の変更などが行われたとしても不思議ではありません。


まあとにかく残された写真が「すべて」ですから、まずはそれに似た部品を集めることにします。
先日上信500形を作ったときのZugの西武新101系キットの余り、近鉄30000系床下機器の余り、その他バラパーツを集めてみました。
むむ・・・意外にこれだけでけっこうイケそう♪



主抵抗器は西武新101系のもの(左)よりは、近鉄30000系のもの(右)の方が格段に似ているのでこちらを採用。さすが近鉄どうし!



わりと大きくて目を引くこのハコ。モとクの両方の同じ位置に付いているので恐らくブレーキ制御装置ではないかと想像します。昇圧時に足回りが一新された時に取り付けられた可能性が大。



最初、これだけはスクラッチかなぁと思ったのですが、Zugの大小機器箱の余りをくっつけたらそれらしくなったので即採用。



コンプレッサーは「D-3-FRK」だそうです。820系の図面でどこにあるのかと思って探したらどうもコレらしい。なんと横向きに積んでありました!w



コンプはふつう横腹を見せてレール方向に積んであるものだとばかり思っていたのですが、横向きにする場合もあるんですね。しかも近鉄16000系のWikiにはこんな写真があったので近鉄ではポピュラーなんでしょうか?電動機のブラシの点検・交換はしやすそうです。

(Wikipedia 「近鉄16000系電車」より)


ちょうど手元にモデル8の「D-3-N」があったので流用できるかな~と思って眺めてみると・・・



おシリの印象はちょーっと違いますなあ。。点検ハッチが左右にあるし・・・。横向きにするとせっかくのサイドのディティールも見えにくくなってしまうので、ここに500円の投資をするかどうかはもう少し考えてみましょう。。



ということで、最初は絶望的に思えた床下機器ですが、他のハコモノやタンクなども似たものが続々と集まり、意外に早くメドが立つ結果となりました。集めたパーツが散逸しないよう、写真の脇に両面テープで“拘束”しておきます。(笑)



■Special Thanks !!■
床下の実車写真については以下のブログ記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。

J鉄局の局長ブログ_2 様
http://js3vxw-02.cocolog-nifty.com/photos/knr_iga_860_880/
SUB.RAPID EXP. 様
http://blog.livedoor.jp/subroom-subrapidexp/archives/11623483.html
鉄道写真撮影記 by労軽好人 様
http://railwayphoto.seesaa.net/article/279782306.html


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする