80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ED73 1000番台の製作(2)

2021-05-30 08:57:46 | 九州・山陽方面
ED73 1000番台の側面エアフィルターを作ってみました。

以前ED77向けの試作を行い、割と良好な結果を得たのでその実戦投入というかたちです。もともと今回のED73はED77製作へ向けた練習作のつもりなので、加工の手間など含めて感触が良ければED77にフィードバックしたいと思います。

使うのはこちら、エバーグリーンの「カーサイディング」(品番 2020)。波板というよりは縞板?のような感じで溝のピッチは0.5mm、厚さ0.5mmです。



このままでは溝が浅いのでPカッターを使って深彫りします。刃先を立てて引くと溝がただ深くなるだけなので、写真のように左に傾けて1回、右に傾けてもう1回、いずれもあまり力を入れずソフトな感じで彫ることでいい感じの波板になりました。



これを6mm幅にカットし、18mmごとの切断位置と、その間を4等分した4.5mmごとの目印線をつけておきます。あと裏面を#240耐水ペーパーでこすって板厚を外板(0.35mm程度)に合うように調整します。



目印線をガイドに折った耐水ペーパーの折り目を使って溝を掘ります。中央は#240を使ってやや太めの、その両サイドは#400を使ってやや細めの溝になるようにします。写真はフリーハンドで試行錯誤しながら削っていますが、この後はステンレス定規を当ててスピードアップしました。



出来上がりはこんな感じです。前回の試作段階ではもっと深彫りしていましたが、今回は溝の深さは抑えて幅を広げる方向で加工してみました。もう少し攻めてもよかったかなー。。ま、着色すればもう少し凹凸がはっきりするはず。



ってことで片面だけ一気に作ってサフも吹いてみました。ヨシいける!



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

80系電車の製作(10)

2021-05-26 13:14:00 | 信州全般方面
ライト関係に着手しました。ヘッド、テール、運行番号窓の前面まわりのほか室内灯を点灯化します。車体をいじり回すとどうしても塗装へのダメージが生じるので、本来なら塗装前に済ませておくべき作業ですが、なんとなくやり過ごしてしまいました。反省点ですね。

室内灯はテープLEDを使います。3チップ×5組だとややはみ出してしまうので途中2か所に「山」をつくって長さを縮めていますが、断線のリスクがあるのでおすすめはできません。ちなみにこれはクハ85用です。



デッキ上にφ6mmドリルで穴を開け、デッキ内にも照明が届くようにしました。トイレはL字型のパーツをすでに接着してしまいましたが、ここも淡い光が届いた方が実感的なので上部を欠き取りました。



そのトイレの中にはブリッジダイオードと、チラつき低減用の電解コンデンサーを仕込みます。手持ち品を流用した関係で容量が100μFしかありませんので「防止」ではなく「低減」です。笑



客室側の壁に接着。ブリッジダイオードの足は、床上に設ける予定の接点に合わせて曲げてあります。



コンデンサーがそれほど大きくないので、これなら室内灯からの採光もあまり邪魔されないかと。。



一方のヘッド、テールライト関係はまだどういう構成にするか検討中です。とりあえずヘッドライトは市販のライトケースを短くカットしてφ3砲弾型電球色LEDを差し込み、端子を写真のように大きく開いて両サイドから給電することに決定。ライト後方にある四角い穴は、テープLEDの一番端のチップで運行番号窓を照明することを目論んで開けたものですが、期待どおりの成果が得られなかったのでボツにしました。



というのも、この写真のようにいつもの「イロプラ」を使って導光しようとしたのですが、分散効果はあっても導光効果は思ったほどではなく、発光面が下向きなことも相まってぼんやり光るのみでした。面倒ですが運行番号窓を直接照らすようにLEDを配置し直したいと思います。テールライトの導光にもイロプラを使う予定でしたがこれも却下。光源BOXから光ファイバーで導光するノーマルな方法に変更します。



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄色ナンバーのかっこいいやつ

2021-05-23 00:40:53 | 機関車
80系もゴールが見えてきたのでお約束の浮気物件に手を付けています。なのでゴール前で5周ぐらいすると思います、、笑

コトの発端はKATOの20系寝台客車の再生産。いちおう若干数を予約したまではよかったのですが、九州ブルトレからの連想ゲームで色々な想いがぐるんぐるん頭の中を駆け巡り、出てきた答えがイエローナンバープレートで異彩を放っていた「ED73 1000番台」であります。中間台車付きの僚車ED72とともに「く」の字型の前面がこれまたかっこいい!

残念ながら全車廃車解体済みとのことなので形式図とネットの写真を頼りに模型寸法を求めます。参考にさせていただいといて文句言うのもナンですがやっぱり形式図は形式図だわ~けっこうえーかげんです。なので写真を見ながら補正していきます。ちなみに右上はED75の詳細図で断面はこれを参考にしました。下の薄い図はトラムウェイのED71の動力ユニットで、今回はなんとこれを流用しちゃいます。



ED72なら九州鉄道記念館に保存されているED72 1の写真があるので、前面から乗務員ドアあたりまではこれを見ながらそれらしく作れるかなと。。

(ED72 1@九州鉄道記念館,2004年6月撮影)


実は動力ユニットはもう買ってあるので後戻りできません。さすがにED71とはちょいちょい違いがあるのですが全長が同じところがミソ。走りも悪くありません。(あ、深い意味ないです、、)



車体が小さいのでプリンタ出力した型紙をささっと窓抜き。一見前後対称に見えますが、エアフィルターと明り取り窓の位置が左にズレてるんですね。実車写真でも確かにズレてるので間違いないと思いますが何ででしょ??



サーフェーサーを吹いて軽く研磨し、乗務員ドアや内貼りを貼って本日の作業は終了。



実はこのボディは2作目なのです。当初プラ板で作ろうとして窓抜きまでやったのですが、なんか幅が揃わなかったり、断面がグダグダになったりしたので思い切って断念し、扱い慣れたペーパーで再出発することに。ささっと窓が抜けたのは練習の成果と言えなくもありません。



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レイアウト】ユニトラックセクション(1)

2021-05-19 22:59:16 | レイアウト
久しぶりにレイアウトの進展がありました。通称「ユニトラックセクション」の駅寄りの区間です。

今回の改築に当たり、部屋の出入口付近は本格的なシーナリーを諦め、取り外し可能なボードの上にユニトラックを載せるだけという手抜き簡易仕様にします。今回は、そのボードを載せる台を作りました。

台の足はホームセンターで手に入りやすいSPF材の38mm角のものを使います。面倒なのでカッティングサービスですべて必要サイズにカットしてもらいました。775mmの部材の一端にT字金具で130mmの部材を固定します。念のため接合面には木工用ボンドを塗ってあります。



同じものを6本作り、320mm部材を間に挟んでラダー型に組み立てます。もっとも、材料をケチったため、実際に購入した部材は上側の2本だけで、その他はあり合わせの端材から切り出しました。



所定の場所に立て、長さ1,800mmと1,500mmのスチールアングル材を渡して3組の足を連結します。この台の下にはカラーボックス3台を収め、キットや仕掛品などの箱を収納することにしています。退蔵しないためにはいつでも目に入る場所に置くのがイチバン♪(たぶん効果なしw)



スチールアングルの上面に防振用のラバースポンジを敷きます。プリンターの下に敷こうと思って買ったものの余りでかなり柔らかい素材ですが、上に載せるのは軽いボードとユニトラック(と車両と簡単なシーナリー)だけなので沈み込みの心配はないはず。両面テープで固定しています。



あらかじめ作っておいた「地面」を載せます。13mm厚のファルカタ材にTOMIXのレイアウトマット(グリーンミックス)を木工用ボンドで貼ったものです。左手前の空いた部分には駅セクションとの接続ボードが入る予定です。



そしてユニトラックのカント付PC曲線線路を敷けば完成!内側R730、外側R790です。写真だと分かりませんが、一番手前はカント無し区間からカント付き区間へ移行するための「アプローチ線路」となっています。



591系高速試験電車を乗せてみました。それほどきついカントではありませんが、そこそこいい感じに傾いてますね。ちなみに車両自体に強制傾斜装置は付いてません!(爆)



てことで、他が完成するまでは当分バーカウンターになりそう・・・ イェィ!!




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

80系電車の製作(9)

2021-05-17 04:22:11 | 信州全般方面
しばらく間があきました。レイアウトやら新規浮気物件(!)やらに時間を費やしていたことは潔く白状しておきたいと思います。新規浮気物件やばいです。。(匂わせ)

さて前回はモハ80 200番台のベンチレーターを交換したら元の穴が見えてしまった、という話でした。最初は見える穴だけふさぐ予定でしたが、室内灯の光が漏れても困るので全部の穴をふさぐことにして、いったん外した弁当箱ベンチレーターを再び戻し、カッターで取付足を切り取って穴を埋めました。ちなみにベンチレーター本体に傷はつかないので再利用可能です。



パテと研磨であらあら仕上げたところ。再塗装前にもう少し凹凸のチェックをしたいと思います。



ついでに避雷器まわりのアース線とパンタカギ外しロッドをφ0.3真鍮線で表現。後者はただクランク状に曲げた線を直貼りしただけの手抜きです。



パンタ点検台(ランボード)は、腰の低いPS23対応としてシュー先端を逃げるための切り欠きが設けられているので、ペーパー片でこのようなガイドを作り、カッターで切り抜きました。



切り欠きの両端にt0.5プラ板で補強用の足を追加します。実際どんな位置関係になるのかTOMIXのPS23とともに屋根に仮止めして検証してみました。う~ん、、なんか浮きすぎですよね。「必要に迫られて切り欠きました」感が皆無です。PS23を折り畳んだ状態の実車写真がないので何とも言えませんが、あと1~1.5mmぐらい腰を落としたいところ。



たぶん実車のPS23は折り畳んだ時にもっと背が低くなるのだと思います。上の写真をよく見ていただくと分かりますがスプリングが変に湾曲しています。さすがTOMIXだけあってプラパンタにしては良く出来てはいますが、こういう部分はどうしても模型の限界ですね。碍子台の方を少し削って調整しようと思います。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする