80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

キハ120フィニッシュへ向けて(ライトべゼルで足踏み)

2011-03-30 16:32:41 | 大糸線方面
こんにちは。

ここ2、3日風邪気味です。熱はないのですが、咳が少し出ていてヤ~な感じです。。


さてキハ120。フィニッシュへ向けて作業しているなかで、ヘッドライト・テールライトのべゼル(カバー)の製作で足踏み状態に陥っています。この部分は作る前から何となく嫌な予感がしていたのですが、やはり的中してしまいました。



四角くくり抜けばいいだけじゃん?


でもね、1.75mm×1.5mmの穴をカッターだけで開けようとすると超むずかしいのです。左右の辺は緩いカーブになってるし。



幅の細い平刀でもあればいいのですが・・・


じゃ、穴を開けない方法。
各辺ぜんぶをバラバラにして組み立てるのはどうかな?



プラ板上に仮止めしながら、少量のボンドで組み立てていきます。



あ、意外と雰囲気はいいですね。
でも手間がものすごい。。



まあ4個なので、地道に作ってみようと思います。


中に仕込むライトの方は、φ3mm電球色と赤色LEDの頭を細く削って、隣り合わせに接着。



プリンタ用のシール紙を細長く切ったものを巻き、その上からアルミテープを巻いて固定し、さらに足の側にボンドを充填して固着しました。



一応こんな感じで、逆起電流対応回路を組み込んだ仮配線試験をして点灯を確認しているので、あとは前面裏側に組み付けるだけです。



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キハ120フィニッシュへ向けて(内装など)

2011-03-27 02:57:03 | 大糸線方面
久々にキハ120をいじりました。
フィニッシュへ向けて、シートや窓セル入れなどを行っています。


クロスシートはE127系でも使ったオハフ33発生品を使います。このクルマも4ボックス16人分しかクロスシートはありませんので、必要な個数だけ切り離して使います。
シートピッチはあと1.5mmくらい広いほうが窓割には合うのですが、窓2個分しかないため横着してそのまま使いました。
窓側はヒノキ補強材にかかる部分を削り、高さ合わせのプラ板を貼っています。白く見えるのがそれです。



シートの足元の部分(つながっている部分)は、塗装かなにかで目立たないようにしないといけないため、座面と背ずりだけ残してバッサリと切ってしまいました。E127系と結局同じことをしています。



シートを入れる前に窓セルを接着しました。エコーの0.3mm厚のものです。



シートをエンジ色に塗装し、ヒノキ補強材の上に乗せる形で接着します。



ロングシートは厚紙をL字形に曲げただけのもの。同じ色に塗装し、ヒノキ補強材の上に貼り付けてあります。



トイレの囲いもペーパーで簡単に作ります。
E127系ではLED点灯用のダイオードやら抵抗をこの中に忍び込ませたのですが、苦労の割に隠せるパーツは少ないので、今回は何も入れないことにしました。



あと、割れてしまった動力台車側の床板の代わりに、ヒノキ材の貼り合わせで床板というか、スカートまわりのユニットを作ります。



KATOの密自連カプラー、エコーの胴受、自家製のスカートや床下機器を取り付けたところです。ヘッド/テールライトの配線が済んだらφ1.2mmくらいのネジで車体に取り付ける予定です。



残る作業は前面(フロントガラス、ヘッドライトまわり、バックミラー)、LED関係、レタリングなど。なんとかゴールが見えてきました。



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100系と100形(後編)

2011-03-22 22:35:01 | 実物・資料系(現在)
引き続き名古屋便りの後編です。

「リニア・鉄道館」から次に向かったのは、名古屋市交通局が日進車庫の敷地内に開設している「レトロでんしゃ館」です。ここには市電とともに、市営地下鉄として最初に開業した東山線の初代車両「100形」が保存されているので、それを見に行くのが目的。

なんで急にまた?(笑)
ちょっとデータだけは仕入れておいても損はないかナと思いまして(^^;


100形には想い出があります。
名古屋には転勤で昭和61年から2111年間住んでいました。
初めての一人暮らしの場所に選んだのが名東区藤が丘。
転勤族は名東区に住むものだ、という、ガセとも好意ともわからないアドバイスを頼りに不動産屋を点々とした挙句、ええいどうにでもなれ!とばかりに諦めて、地下鉄の終点に落ち着いたのでした。
終点といっても、コンパクトなまち名古屋では30分もかからずに都心・栄まで出られるのです。

そこで最初に出会ったのが黄色い地下鉄東山線。当時既に5000形アルミ車は中堅どころとして活躍中でしたが、モノコックボディの100形はじめ「黄電」も多数生き残っていて、夏暑く冬寒い、何ともエコロジーな通勤で頻繁にお世話になったものです。
混雑する名古屋駅で頻繁にガラスが割れるからと、藤が丘寄りの戸袋窓には鉄板がはめられていたのが印象的でした。


そんな感傷に浸りつつ鶴舞線に揺られて赤池へ。
名古屋を離れる直前は日進市に住んでいたので、この辺りもウロついていた筈なのに、全然思い出せません。マンションが増えたなあという程度です。
日進車庫の建物裏に「レトロでんしゃ館」はあります。



100形107号車(手前)と108号車(奥)です。昭和32年日車製。
黄色がまばゆいこと!



車内は自由に入れます。昭和の匂いプンプンの車内。



同世代の営団丸ノ内線300~500形に通ずる運転室。でもこちらは狭いこと狭いこと。体格の良い運転士さんは狭い、暑いで、さぞ大変だったことでしょう。



車体が狭いのに広幅貫通路だから、妻面は座席の奥行きより狭いのです。



世に出ている形式図には本当に要部の寸法しか入っていないので、持参した巻尺を使ってさっそく計測を開始(^^;


窓幅850mm、窓柱180mm、客扉と窓の間は240mmでした。
そして窓下の腰高さ1000mm、窓天地960mmといった具合です。
さらに外ばめ窓の縁は40mm、中桟の幅は細く20mmでした。



ヘッドライトも丸ノ内線タイプです。こちらも詳細寸法を測りましたが、ほとんど必要とする人は居ないと思いますので割愛。なお左右のライト中心間隔は1500mmでした。



客ドアの幅は1100mmですが、高さがイマイチよくわかりません。というのも、クツズリ部分にずいぶん派手な傾斜がついていて、どこを基準にしてよいのかわからないのです。1800~1840mmの間くらいではないかと思います(定尺1820mmということか??)。
見る角度によって床板の厚みが違って見えるのは、この強い傾斜のせいだということがわかりました。



モノコックの床下の端部のようす。何やら四角い出っ張りがありました。遠目にはわからない部分です。



107号車の左脇腹には3箇所、このようなHゴム支持の覗き窓がついていました。雑誌などの写真では「足掛け」のように見えていて気になっていたのですが、これで謎が解けました。ただ、隣の108号車にもあるかどうか確認しなかったのが失点。。。



コンパクトなKH-10形台車(日立製)。直角カルダン式です。小さくても軸バネはしっかりウィングバネ式になっています。写真に写っていませんが、隣に「弾性車輪」のカットモデルもありました。



第三軌条式なので、集電靴を固定する梁が前後車軸間に渡されていて、枕バネの置き場がありません。下から覗くと、コイルバネ1本、吊りリンク2本のシンプルな揺れ枕機構がその内側に納まっていました。



こちらも連休中とあって、そこそこ子供連れで賑わっていたのですが、幸い子供達の関心はNゲージのジオラマやシミュレーターに向かっていたので、思う存分撮影、採寸できました。いつでもケガキできる体勢です(^^;


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100系と100形(前編)

2011-03-21 16:02:26 | 実物・資料系(現在)
こんにちは。

一昨日、昨日と愛知県にある家内の実家へ行ってきました。義父が手術をしたので、その見舞いも兼ねつつ、孫の顔も見せつつ、といった感じでしたが、オトーサンはこれ幸いとばかり、先頃開館したての「リニア・鉄道館」へ出かけて念願の100系新幹線との対面を果たし、その足で名古屋市交の「レトロでんしゃ館」へ回って初代地下鉄100形もちゃっかり見てくるなどなど、電車三昧の1日を過ごさせていただきました。

以下その報告ですが、いつも通りモデラー的視点からみた観察記録で、今回はとりわけ100つながりの2題に限った内容になりますので、その点をご承知おきください。訪問は昨日(3/20日曜)です。


最初に向かったのは今月14日に開館したばかりのJR東海「リニア・鉄道館」です。名古屋市の南端、金城ふ頭に開設されました。「あおなみ線」1000形で向かいます。


博物館は終点「金城ふ頭」駅のすぐ脇にありました。予想はしていましたがこの混雑ぶり。開館30分前に着いたのですが、今日は開館時間を早めたとのことで、既に列はある程度進んでいました。



入るとまず、C62 17号機と、この写真にある955形試作車(通称300X=左)とMLX01形リニア車両(右)がスポットライトの中に展示されていて、それらを見ながら奥へ進むとメインとなる車両展示スペースに出ます。



さすが東海道新幹線のお膝元JR東海の博物館だけに、新幹線車両が圧倒的なボリューム感で並んでいます。手前から300系323-20、300系322-9001(先行量産試作車)、100系123-1&168-9001、0系21-86&36-84で、左上に見えるのはドクターイエロー922-26です。
なお、前の写真ともども、わかりやすいように2F回廊からの俯瞰写真を載せましたが、順路ではまず地平レベルからこれらの車両に対面することになっています。



100系と0系の並び。少し前にはどこでも目にした光景がすでに殿堂入りしてしまいました。技術の進歩も超特急ということでしょうか。



今回の目的は何といっても100系前頭部のフォルム研究です。図面や雑誌の写真をどう透かしてみても見えなかった実車の立体感を、さてどこまで脳内にインプットできるか。。



シャークノーズと呼ばれる前頭部のサイドビュー。まあ、どんだけ頑張っても3連休中に人物を入れないで車両だけ撮るってのは至難のワザですね~
でもこの写真、よく見ると子供が居るおかげでコーンの先端、スカート上部、下部の3点の位置関係が一目瞭然でわかりますよ。ありがとね、ボク(^^)


ちなみに100系の切れ長の「目」の長さはジャスト1mでした。はい、巻尺で測りました。怪しいおじさんモード全開です。


真正面からコーン(これも「光前頭」って言うの?)の様子をみてみます。こう見るとかなりブサイクな顔になってしまいますが、それはともかく、車体との接合部はとらえどころのない楕円形??をしています。少しおむすび形に見えるのはカメラの高さのせいでしょうか。複雑な円弧ではなく、多分いくつかの正円の組み合わせでできているのではないかとみているのですが、ちょっと解析してみないとわかりません。



車内は開放されていますが、座席に座ることはできません。
100系が登場したとき、足元の広さには驚いたものです。
広い窓からの眺めも素敵でした。



そしてこちら、100系を象徴する2階建て車両の168形食堂車です。この博物館にはこの168形のほか、0系36形、37形と3両もの食堂・ビュッフェ車が保存されています。在来線食堂車がどんどん淘汰され消えてしまった今、供食の歴史を伝える生きた教材として画期的と言えるのではないでしょうか。



2階建てならではの広々とした厨房も見ることができます。



上階のダイニングへ上る階段室の天井には「井村屋水ようかん」の広告サインが。こんなデカイ広告があったとは知りませんでした。



階段室やダイニングの壁には、いろいろな車両がエッチングで描かれています。



ダイニングのようす。モザイクのような色使いがお洒落です。



階下の厨房から食事を上げ下げしていたエレベーター。



私も新幹線はよく利用しましたが、東京~名古屋間がほとんどで食事はたいがい駅弁か、“ビールとつまみ”だったので、こうして食堂の華やかな様子が垣間見られたのはよかったです。


最後にこちら、ドクターイエローT3編成の922-26です。こちらは車内でビデオなどが見られるようですが、今回は時間がなくてパスしました。



と、まあこんな感じでいつもながらの駆け足での見学となりました。100系新幹線については細部の様子を観察できたものの、残念ながら前頭部の形状把握はまだ十分ではありません。せめてスポット的に採寸できたデータから何か新しい発見がないか、しばらく研究してみようと思います。


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タキ1000追加増備

2011-03-16 00:16:34 | 中央東線方面
こんばんは。

今度は富士宮で地震ですね。東海地震が誘発されなければいいのですが・・・

さて、ホビセンからタキ1000の床下パーツと台車が届いたので、さっそくダルマさん状態のタンク体に組み付けてみました。

これがパーツ一式です。
え、でもなんで床下が青いの??



はい。日本石油輸送用のグレーのは売り切れてたので、泣く泣く日本オイルターミナル用を塗り替えることにしました。
せっかく綺麗に印刷されている検査標記なんかが消えてしまうのですが、背に腹は代えられません。。



軟質塩ビの下地処理にメタルプライマーが効くというウワサを目にしたので、あらかじめ手すりに塗ってから、明灰白色をスプレーしました。ちょっと明るすぎたようです。



タンク体側のツメが折れている件は、案の定、大きな問題ではありませんでした。センターピン代わりのタッピングネジを締め上げてしまえば、台車、台枠、タンク体がしっかりと固定されます。



回り道をしましたが、エネオスタキがまた1両増えました。



台枠とタンク体の間に挟み込み、車体を微妙に浮かせるためのスプリング板を紛失していたので、ただでさえ低い車高が左側の台車だけ余計に低くなっていますorz



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