80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

新幹線0系電車の製作36(ブルー塗装が完了)

2011-08-31 10:27:50 | 新幹線
こんにちは。

切り損なった27形の側スカートの補修部品ができたので、続いてブルーも吹いてしまうことにしました。天気予報によると台風が接近中で土曜までは雨模様とのことだったので、リスク覚悟で夕べの深夜に吹いたのですが、明けてみれば今日は晴れてました。。


塗装に先立ち、まずはガイドを使って塗り分け位置を鉛筆で軽くマークしておきます。



車内への吹き込みを防ぐため、内側にも少し浮かした感じでマスキングテープを貼ります。



窓まわりと側板上部を残してマスキングし、GMの青20号を吹きます。



塗料の無駄を少しでも減らそうと、マスキングした上に側スカートを仮止めして、同時に塗れるようにしました。セコいようですが、なにせモノがでかく、あっという間に缶がからっぽになってしまうので・・・(^^;



白熱電球の下でしばらく乾燥させた後、試しに36形食堂車の仕上がり具合を見てみることにしました。なにせ、お世話になった「リニア・鉄道館」に(勝手に)完成報告をさせていただく予定のクルマなので、大いに気になるわけです。まずは仮止めしてある側スカートを外して・・・



おー、ディティールの潰れがなくて、いい感じに仕上がってるヨ♪



続いて車体のマスキングを剥がしていきます。緊張の瞬間・・・



ジャン! きれいに塗れたー!(感激)



そして側スカートを接着。マスキングによらず、足回りをシャープに見せるために後付けパーツとしたのですが、その目論見は当たったようです。



下回りを履かせて撮影をば。。厨房を手前にした公式側から。



通路の高窓が並ぶ非公式側から。



半分しか見えない床下機器のチラリズムがいい(笑)
黒で仕上げればさらに重量感が出ること請け合い、かな。



写真では見えにくいかも知れませんが、整然と並んだ側スカートのボルト穴、これ自分で言うのもなんですが感涙モノです~。実車取材の苦労が報われました。




さて、あとは屋根のシルバーと床下の塗装ですが、天気の関係で台風通過後になりそうです。ディティール面では、妻面の送風ダクトやパンタ脇の特高圧ガイシと引き込み線、そして外ホロなどの宿題をこなさなければ。。
いずれにしても、完成までもうひと息のところまで来ました。


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新幹線0系電車の製作35(買って出た苦労ですが・・・)

2011-08-30 14:31:01 | 新幹線
こんにちは。

アイボリーホワイトの重ね塗りは、スプレー缶(GMのNo.21)が早めに手に入ったので、既に塗り終わりました。

続いてブルーに行きたいところですが、実はその前に済ませておかなくてはならないブツがあります。何となく億劫で、ずっと二の足を踏んでいたもの・・・側スカートです!


原図はとうの昔に出来上がっているので、とにかくt0.4のアイボリー紙に印刷します。
採寸チェックでは誤差ゼロ。
うちのプリンタも、だんだん言うことをよく聞くようになってきました(^^;



ケガキ線が消えない程度にホワイトサーフェーサーNo.1000を軽く吹き、乾いたら#800の耐水ペーパーでカラ研ぎしておきます。



側スカートにはボルト穴をはじめ、抵抗器、シリコン整流器などの冷却用のスリット、Dコックフタなど様々なディティールがありますが、いろいろ考えた末、今回はこれらをすべて、この鉄筆を使ってスジ彫り表現していくことにしました。



ケガキ線の交点に慎重にボルト穴を押しあけていきます。全ての雑念を忘れ、BGMも流さず黙々と鉄筆を突き刺す・・・。青梅鉄道公園やリニア・鉄道館の保存車をスチール巻尺で採寸した日々が走馬灯のようによぎります。



やり直しのきかない一発勝負。とはいえミスは出るもの・・・
台車部分はボルトの取り付け間隔が他と違うのに、勢いで同じにしてしまったミスが発生。以後、写真のように赤矢印をつけて注意喚起するようにしました。



それ以外にも、針先のオーバーランや、ケガキ線の読み違えなどでいくつかのエラーが発生してしまいましたが、いずれも言わなければわからないようなレベルなので続行。半日かかって、何とか無事に4両分8枚の側スカートが完成しました。



続いてこれを1枚ずつ切断します。実は、サーフェーサー処理する前に浅く切れ目を入れておいたので、それをガイドにしてスパッと切り離す予定だったのですが・・・



ま、まさかの切り込みアクシデント発生~!
27形の2-4位側の、せっかく打ったボルト穴やスリットの半分以上が使えなくなってしまいました(大泣)



山は登りより下りが危ない。
わかってはいたんですけどね~。。


とにかくヒートアップした頭を冷まさなきゃと、ネットニュースでも見るかとブラウザを立ち上げたところ・・・


なにー? 「ボルト」「一発アウト」だとぉー!?

シャレにもならないのでキャプチャ画像を貼っときます・・・グスン


クサってても仕方がないのでリカバリー方策を検討。
このへんはまだ使えそうかな?というところに狙いを定めて・・・



分割線のところでカットしました。これで実車と同じ分割スカート(^^;
中間部は・・・しょうがないので作り直すことにします。ハイ。




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新幹線0系電車の製作34(やっと塗装)

2011-08-28 15:56:14 | 新幹線
こんにちは。

しばらくヤボ用が重なって更新できませんでしたm(_._)m

ここしばらく雨模様で、今日やっと晴れたので、0系の塗装にとりかかりました。

まずは微細な傷などをパテで補修。



屋根のコーナーは、こちらの思い入れと裏腹にうまく決まらなかった部分で、パテで穴埋めして乾燥させておいたものを同じく補修。



36形食堂車は、間違って換気ルーバーが1ヶ所多く取り付けていることに気づき、点検フタとともに剥ぎ取りました。



他にエラーはないか実車の写真と見比べていたら、パンタ周辺のルーバーの配置が微妙に違っているのに気づきました。模型は広田尚敬氏の写真集を参考にしたもので、中央の横長のルーバーは2本ある上屋根の切れ目の右側のラインと一致しています。これは他の偶数車(パンタ付車)と同じ配置です。



ところが、リニア・鉄道館の36形ではこのようになっていて、右側のルーバーは上屋根の切れ目よりだいぶ右へ離れて付いていることがわかります。また、パンタ下の低屋根部分のルーバーのパターンも微妙に異なっています。



詳細はわかりませんが、広田氏の写真は36-6という初期製造車、リニア・鉄道館の保存車は36-84という大窓グループの最終期製造車なので、おそらく製造時期の違いであろうと解釈し、この部分は修正しないことにしました。


今日は時間の関係でクリームまで塗ります。GMのNo.21「小田急アイボリー(現アイボリーA)」で、クリーム10号近似色とされているものです。ルーバーやランボードのディティールが潰れないよう、屋根をマスキングしています。



一応、4両塗れました。ただ、何となくムラや下地の“透け”が見られるので、もうひと吹きしたいのですが、90mℓ缶はあっという間に空っぽになってしまったので、もう1本手に入れるまでしばらく乾燥させることにします。




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モハ484×特急「あいづ」

2011-08-22 23:29:08 | その他
こんばんは。

夕べから家内の帰省で愛知に来ています。
明日からまた天気が崩れるそうで、今日は束の間の晴れ間。
ひところのうだるような暑さはなくなりましたが、まだまだ夏真っ盛りです。



散歩がてらカメラ片手に、定番となっている近所の犬山線をチェックしにいったところ、河川改修に伴う橋の架け替え工事とかで近づけません。
跨線橋の階段から2000系「ミュースカイ」を撮って、早々に退散しました。



さてさて、また寄り道プロジェクトがスタートしてますヨ (^^;
きのう、家を出る前にサクッと出力したものは・・・モハ484初期型1両なり。
小高製と思われる特急形用屋根板があったので、ペーパールーフではなく屋根板仕様で作ります。(それっぽく小高の空箱に入れてみました)



何を画策しているかというと、往年の上野発着ボンネット特急「あいづ」の再現。先日、処遇が定まらないKATOのキハ82系を使って「つばさ」を仕立てたので、往年の東北特急シリーズ第二弾といったところです。

タネ車はTOMIXの485系初期型。基本セット4両にサロ481が1両“まま子扱い”になっていたので、実車の9両まではいけないけれどとりあえず7両なら何とかできそう、ということで、いつもながらの思いつきプロジェクトがスタートしました。
ではなぜモハ484だけ作れば事足りるのか??
整理するとこんな感じになります。

↑上野
クロ481:基本セットのクハ481+サロ481の切り継ぎ加工
モハ484:基本セット(M付)
モハ485:基本セット
サシ481:単品・・・先日山形の模型店でGET(ただしAU13タイプ)
モハ484:ペーパー自作・・・これが今回作るもの
モハ485:クロの切り継ぎの余りもの同士で製作
クハ481:基本セット
↓会津若松

TOMIXからはクロ481を入れた4両セットも後年に発売されたのですが、悲しいかな我が家にあるのは両端クハ481のもの。今ややる人も少ない切り継ぎ加工でクロを生み出します。
だから両数的にはモハ484を1両つくってやればいいのですが、手間としては上に書いたように、2両分の切り継ぎ加工も必要になります。

反対に、予定していたサシ481のクーラー載せ換えはしないことにしました。
仙台運転所所属のサシ481は圧倒的にキノコクーラーの初期型が多かったのですが、調べてみると晩年はサシ481-60を名乗る後期型が1両だけ混じっていたようなので、実際にこれが「あいづ」に組み込まれたかどうかは別にして、無改造でいくことにした次第です。


※Special Thanks
編成記録と車両配置についてはHP「Rail Art」を参考にさせていただきました。
ありがとうございます。


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新幹線0系電車の製作33(シートの試作)

2011-08-20 07:24:02 | 新幹線
おはようございます。

天気予報通り、昨日から天気が崩れてだいぶ涼しくなりました。

さて0系の換気ルーバーは、簡易プレス器のおかげで、鉄筆でスジ彫りするより遥かに効率よく、楽に作業することができました。これで4両すべてにランボード、点検フタ、換気ルーバーの3点セットがついて、屋根上のディティールが完成しました。


あとはもう一度サフェを吹いて下地を整えれば塗装に移れるのですが、天気の方があまり塗装向きではないようなので、先にシートを作っていくことにしました。


0系といえばこの転換クロスシートですよね♪



数が多いので、PCを使ってまたまたラクをすることにして、まずは試作してみましょう。
原図を描きます。白いヘッドレストカバーがかかった状態を再現。CADなど大それたものではありません。四角形、角丸四角形、台形の3つで描いています。



プリントしたら厚紙を芯にしてくるむだけ。



転換クロスなので背面も同じ柄です。



仮に窓際に置いてみるとこんな感じ。



見栄えの面からすると、やっぱり肘掛けは要りますか。。
数がハンパじゃないので大変ですが、秘策があるので引き続き試してみます。


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