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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

井の頭線にグリーン車!?

2025-04-15 11:20:09 | その他
(2025.4.15 11:20一部修正・再投稿)

タイトルを見て何を思われましたか?

京王ファンもしくは関東私鉄に詳しい方なら、「ステンプラカー」と呼ばれた3000系以前に活躍したライトグリーンの電車の復活ラッピング編成でも出たのかと思われたかも知れません。

しかし、しかしです。。

中央線快速電車のグリーン車営業開始の陰に隠れて話題になりませんでしたが、吉祥寺~渋谷間12.7km、急行で20分にも満たない京王井の頭線にもグリーン車が密かに登場していたのであります!

この写真をご覧ください。さすがに1両まるまるグリーン席とするのは問題があるのか、なんと半室、いや1/3室グリーン席の「デロハ1000形」が連結されているではありませんか!!う~ん・・・これは知らなかった。。



ということでハイ、4月1日でもないのにこれはバレバレの嘘っぱちですね。
Googleストリートビューでお馴染み「切り貼りの失敗」かと思われるのですが、ちょっとした繋ぎ目の段差を画像処理で滑らかにしたというよりは、ドア半分まるまる消し去って繋げたとしか思えない画像です。

こうした繋ぎ目の修正技術は2017年においてすでに開発されていたようですが、ドア部分を拡大してみてもドア上のビード、ドア下の靴ずりなどに一見して分かるような切り継ぎ跡がありません。一方、手前の草や背後のマンションにも不自然な歪みはみられず(下方に動かせるリンクを張ってありますので前後を移動してご確認ください)、電車だけ両開きドアのちょうど半分、すなわち650mm分だけカットして器用につなぎ合わせたということになります。なんと恐ろしい技術でしょうか😱

まあ「消しゴムマジック」みたいな技術はあるので電車だけ切り継ぐ(切り抜く)のはそう難しくないのかも知れません。ただ、どうみてもこのドアのサイズ感が、素人・・・というか機械まかせで切り継いだように見えないのが気になります。グリーン車のみならずJR・国鉄の特急車両で多用されていた「700mm幅のドア」をAIが学習し、その成果をここぞとばかり発揮したのではないかとさえ思えるようなサイズ感です。もっとも、右側の裾絞りが破綻してストレートになっちゃってるのは学習不足かも知れませんが・・・笑

ちなみのこの怪しい「デロハ」が観察できるのは久我山~富士見ヶ丘間(久我山駅から東方線路沿いに約100m地点)です。


ということで、今回は井の頭線の撮り歩きでもしようと思い、ストリートビューでロケハンをしている最中に偶然見つけたものです。桜のシーズンは終わってしまいましたが、これから夏にかけては新緑、ツツジ、アジサイなど沿線風景にはこと欠かないので、近くにありながらカメラを向けていなかった井の頭線を題材にして、以前、東京モノレールでやったような「撮り歩き」をやってみたいと思っています。


余談ですが、ストリートビューって意外に撮り鉄センスありますね。富士急行線では「富士山と電車を絡めた撮影スポットは少ない」というのが定説かと思っていたのですが、これはお立ち台としてよく出てくる三つ峠~寿間よりも少し三つ峠駅に寄った地点ですが、こんなに富士山の山容をしっかり入れて写せる場所があるということを教えてくれました。こんど行ってみよう♪

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2024年の完成車

2024-12-27 05:11:46 | その他
今年も残すところ5日となりました。今年は完成品購入とか年越し仕掛り品とかはやめて、純粋に組立てが完了したものだけを厳選して(笑)振り返りたいと思います。結果、なんか四苦八苦した記憶とは裏腹にフルスクラッチ品はゼロで、すべてキット組立品という結果になりました。

確かに最近はPLUMやZugなどプラキットに接する機会が多く、「素材を活かす」という工程に魅力を感じていたことも事実。この流れは今後も続きそうです。(仕掛り品が多いだけやん)


■マニ36 2131(名ナコ)
座席車より荷物車の方が多いという中央西線の825レを再現するために購入。アクラス製塗装済み車体にオリジナルのMDF材床板と日光製台車・床下機器をセットにしてディープランニング名義で販売しているもので、カプラーのみ購入すればすぐ完成に持ち込めるというスグレモノ。その意味ではかなりドーピングに近いけど完成は完成だから!笑




なお、同系キットではスハ32の2両セットというのも控えていて、こちらは中央東線の客レに組み込む予定です。


■「ホリデー快速あきがわ」
PLUMの201系キットを発売からだいぶたって「やっぱり買っとこ」となって購入。10連は⌚や¥の面で厳しいので4連でキマるホリ快に仕立てたもの。



銅箔テープと通電カプラーで編成内引き通しを本格的に試行した初作品で、期待通りの安定した集電性能が確認できました。台車は全部エンドウ製に差し替えてある、設計者さん本当にごめんなさい案件。



ホビセンの貸レで試運転したら脱線しまくりでまったくお話にならなかったのもよき思い出。プラなど軽量車に弱いIMONのISカプラーをいかに調整して使いこなすか・・・という点で大いに勉強になった事案でした。



■キハ07(甲)
中央線の甲府以遠がまだ非電化だった頃に甲府~韮崎間で運転されていたキハ07を「SHOP KIHA」のペーパーシートで製作。と言っても半完成ボディとして購入しているのでキットメイキングに近い感じです。IMONギヤに1527Dモーターのシリコンチューブ駆動、旧フクシマ引継品のベンチレーター、床下機器、日光TR29用ボルスターセットなどなど、ボディと台車枠以外はIMONさまさまのパーツ構成となっております。笑





ということで、残り5日中に万一滑り込み完成する車両があれば追加エントリーしたいと思います。


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ホビセンでプチ散財

2024-11-20 10:45:06 | その他
昨日の夜、ホビーセンターカトー東京へ出向いてナハネフ23の「床下セット」を買ってきました。プチ買物のつもりでしたが、ジャンク・・・というか半端ものコーナーにとんでもないものが山積みされていたのでプチ散財する結果となりました。



オハフ33(茶)のボディであります。見た感じ20体以上あるのではないかと思うくらい山積みになっていて摑み取り状態。1両税込300円は安い!と飛びついてとりあえず2両買ったはいいけれど、さぁて屋根なし・窓なし・下回りなしの戦前型ボディにどんな未来があるのでしょうか。。ひと晩寝て、いささかブルーになっております。(茶とかけてます。言わんでよろしw)



そしてもう1品、正体不明の屋根板も山盛りでした。1-415という型番がモールドされていて、調べたらサロ165用の屋根板のようです。クーラーやベンチレーターの位置が違うことは織り込み済みで3枚ほど購入。



オハフと違ってこちらはかなり有望な未来があります。以前買って九州の475系に仕立てようとしていたクハ165の半端ボディにぴったり。木製屋根板を当てがおうと考えていたのですが、ボディ側の出っ張りがあるため加工が大変そうで放置していました。オハ12系用Assyで窓ガラス問題も解決しているので後は自分の尻を叩くだけです。



しかし、ことあるごとに申し上げますがKATOの共通設計思想は美しい。クハ165ボディとサロ165屋根板のツメ位置が見事に一致しています。👏👏👏



ということで、「戦前型オハフ33(茶)ボディのみ」の活用方法を募集して今回の投稿を終わりたいと思います。ちなみに管理人は「も~~面倒なのでふつうのオハフ33(西コフ)でいいじゃん」という気になっております。。



※参考情報
DD51のキャブ(窓ガラスなし)と屋根のハンパものもありました。これこそどう使うんだ?って感じですが、着せ替えを楽しむのもアリ?

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JAM2023行ってきました

2023-08-21 22:27:51 | その他
この日曜にJAMを観てきました。最近はあまり各ブースをじっくり観察するということもなくなっていて、今回もなかば「買い物」にいったような感じです。笑

毎年真っ先にお邪魔するギミックさん。2023の今年は残念ながらこてはし鉄道さんがご入院されていたのでお会いできませんでしたが、お仲間の手で無事完成されたと思われる素晴らしい「EF58ボディ吊り上げギミック」がしっかり実演されていました。今年の開催テーマ「電気機関車」に合わせて製作されたものです。どうかお早いご快復をお祈りいたします。



そのあとはモデラー出展をざっと一巡してから模型店巡り。(笑) まずはトラムウェイのブースで101系やEF13など気になる新製品をチェック。3Dレジンの西武2000系の現物も見ましたが出来はなかなか良さげです。ただ、価格はかなり↑↑↑になるだろうとのこと。その場では到底言えませんが「がん(顔)だけ売ってくれ・・・」というのが正直な気持ちです。。キハ20系、とりわけキハ52はちょっとそそられるものがありました。

(101系:来月には発売になるだろうとのこと)

(EF13:うん、なかなかヨイ!)

(西武2000系:3Dレジン製品)

(キハ52:ほほーこれも期待かな)


最終日だったらめかB級品ボディは客車が少しあるだけでしたが、オハ35戦後型とマニ36のセット?を買い求めました。普通なら買わなかったと思いますが、たまたま出がけに中央東線の1973年頃の客レ編成を調べていてオハ35の戦後型が多いことに改めて気づき、「戦後型」というフレーズが頭の中をリフレインしたままの状態でブツを見つけてしまったのが敗因かと思います。いや、別に負けてはいないんですけど。。w

あとはワールド工芸のブースで、欲しかったイベント企画品のR10形冷蔵コンテナのキットを3個を買い求め、小一時間ほどで会場を後にしました。

こちらがお買い上げ品であります。



オハ35の「キノコ折妻」というタイプで、屋根に鋼板独特の継ぎ目が無い「布屋根仕様」の床下付きボディです。



何をどう見間違えたのかドアも同梱されていると思ったら端梁パーツだけでした。。Assyのドアパーツはメーカーには残っているようですが、まあ自作しても知れているので自家製ドアを付ければヨシ!台車(TR34)はさすがに買ってこないとだめかな。。



冷蔵コンテナは、先日製作したコキ5500に載せてED61あたりに牽かせる予定。



ということで、全然JAMレポートになっていなくて只のお買い物日記ですが、「やっぱり鉄道模型いいな」という刺激はたっぷり受けてきましたので、引き続き製作に励みたいと思います。


コメント (4)
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小笠原から戻りました

2023-05-21 13:20:25 | その他
先週の金曜日に小笠原から戻りました。前後の移動を入れて11日間は海外旅行を除けばをたぶん人生初ではないかと思います。後半は天候に恵まれたこともあって時間がたつのも早く、思えばあっという間の11日間でした。

滞在最終日の朝、車を返しがてらドライブしていると道路脇の崖の途中で何やら動くものを発見。車を止めて確かめに行くとなんとクロヤギが3匹、盛んに草を食んでいました。かつて電車の線路脇で発見された「崖の上のポニョ」そのまんまです。落石防止用ネットを巧みに使って自由自在に移動しています。レンタカー屋で聞いてみるとやはり野生のヤギだそうで、しかもかなりの頭数がこの周辺にいるとのことでした。



出港準備中の「さるびあ丸」です。いつもは伊豆諸島航路(しかも大島、新島、式根島、神津島といった近場)を運航する東海汽船の船ですがはるばるここ小笠原までやってきました。カッコいいぜヒューヒュー♪ 2020年建造の新しい船で、会社のHPによると総トン数6,099t、数々のエコ技術を取り入れたスーパーエコシップなのだそうです。アジマス推進器なるものがついた2枚プロペラ方式で高効率・・・なのだそうですが、管理人にはよく原理が分かりませんので興味ある方はこちらの記事もどうぞ。



高性能シップとはいえ速力は「おがさわら丸」より低いので東京までは29時間かかります。まあモノは考えようで5時間分多く船旅が楽しめる・・・ってわけですね。29時間を過ごマイルーム。特2等寝台“相当”となっていたのでどんなものかと思っていたのですが、ほぼ「おがさわら丸」の特2等寝台と変わらず快適で、しかもAC電源や鍵付きの貴重品BOXもあってアメニティ的には上回っている印象でした。



出航まで船内をウロつきます。後部にある広々とした屋根付きデッキ。東京湾納涼船としても使われるため簡単なステージも設置されていています。



船内中央の階段室。案内カウンターやTVモニターなどもあります。



小笠原航路のメイン客層は島民、がっつりマリンレジャーを楽しむ民、ビジネス客などですが、伊豆諸島航路の客層は「ちょっと島行こうか」的な少しライトな若者が多いとみえて随所に「さるびあ丸サイコー!♡」的な映えスポットが用意されています。



売店はなく代わりに自販機コーナーが各フロアにあります。レストランもありますが、島民や旅慣れた人々は缶ビール+つまみ+カップヌードルの黄金比を楽しみながら車座になってデッキで過ごす・・・といった風景が多くみられました。



午前10時30分、いよいよ出航です。係留ロープが収納されてゆっくりと岸壁を離れるさるびあ丸。さようなら父島、さようなら小笠原。後方でははじま丸が静かに見送ってくれます。



岸壁では多くの人々が見送ってくれました。先日のドック入り前最後の「おがさわら丸」出港時は太鼓も出て大変な賑わいでした。それと比べると静かですが心温まる見送りです。



名物の伴走が始まりました。ダイビングショップなどの面々が小型クルーザーからいつまでも手を振って名残を惜しんでくれます。



そして最後は豪快にダイブパフォーマンス!



受験か就職か起業か、それとも人生に疲れて島を訪れた若者がいたのでしょうか「つかめ!未来を!」の横断幕も。たぶん本人には知らせずサプライズだったのでしょう。メッセージの先が誰かは知る由もありませんが今後の成功を祈りたいですね。



海鳥も伴走。形式判定(笑)の結果カツオドリではないかと思いますがどうなんでしょう?



湾口を出て北に針路を取るとウエザーステーション展望台が見えてきました。独特の三角屋根の展望台は遠目にもはっきり確認することができます。ここから眺めた果てしない水平線と沈みゆく夕日は素敵でした。



深みのあるボニンブルーの海と真っ青な空ともお別れです。ありがとう小笠原。



出航後3時間。もう周りに島影はありません。幸い波は穏やかで快適な航海が続きます。あまり大きくない船なので最上階のデッキからは操舵室越しに前方が見えます。“かぶりつき”は出来ませんが上下する水平線を眺めるだけでも十分楽しめます。



ちなみ今はココ!ううむため息が・・・いやいやそういうことは考えない考えない。。笑



出航から7時間が経過。日が傾いてきました。デリックのマストで鳥たちも休憩中・・・ってキミたちもずっと乗って来ちゃったの??



さらに1時間が経過。日がだいぶ傾いて夜の帳が下り始めました。



太平洋に沈む夕日。島で見たときと同じく薄雲に隠れて沈む瞬間は見られず残念でしたが感動ものでした。



日が沈んでからはマイルームでゴロゴロ。レストランで軽く夕食(あまり食べ過ぎると行きみたいに酔うので軽くかき揚げそばを・・・)の後はデッキに出て星空をぼんやり眺めます。ほぼ天頂には北斗七星。そして目の端にピカッと光るものを時折感じて振り向くと何事もなく動かない星空。あれは流れ星なのでしょうか。ちなみに夜空の撮影は難しいので写真はありませんよー♪


ベタ凪に近い海況で揺れがほとんどないためしっかり眠ることができました。アラームをセットして日の出を見にいきます。午前4時38分太陽が顔を出しました。しかしこの後は雲に隠れてしまい再び出ることはなかったのでラッキーでした。早起きは三文の徳であります。



八丈島、三宅島の沖合を通過し、昼頃にいよいよ船は館山沖から東京湾口に入ってきました。いきおい航行する船舶が増えてきます。コンテナを満載したコスコ・シッピングと書かれた船を追い越します。中国の海運大手の船のようです。あのぉボクが1年半前に注文した鉄道模型、載ってないですか?w



さるびあ丸最後の食事は盛んに宣伝していた「大えびフライカレー」にしました。1,500円ぐらいで船内価格としては飛びぬけて高いわけでもなく、ボリューム感のある大えびが2本しっかりサクサク・ホクホクに揚がっていたので満足でした。波静かだった帰路は4食とも船内レストランで食べちゃったなぁ。。笑



午後3時前。あと30分少々で到着します。海の色が小笠原を出た時と明らかに違うのが分かります。ボニンブルーの海が懐かしい。。



見慣れたお台場の景色。しかし東京港旅客船ターミナルには見慣れない自衛隊の艦船が・・・。今日から始まったG7と関係があるのか??と思いましたが、これは20~21日の土日に開催される「東京みなと祭」の一般公開のために接岸していた「試験艦あすか」のようです。任務中の護衛艦ではできないレーダーやミサイル、火砲等を試験するための珍しい艦艇だそうで、これを海上から眺められたのは、やはり早起きは三文の・・・違いますね、、



長かった航海もこれで終わり。レインボーブリッジくぐり抜けの儀、であります。出発した時とは打って変わって雨の帰還となりました。



さるびあ丸の武器、真横にもできる「アジマス推進器」の威力をいかんなく発揮しながら狭い港内でゆっくりと転回。下船はボーディングブリッジとなる旨のアナウンスがありました。ただいま東京!



以上、6回にわたってお届けした小笠原旅行記(一応出張デス!!!!)はこれにて完となります。人生初となる小笠原の豊かな自然に接した経験は良き思い出となりました。今後は再び鉄道模型ブログに戻りますが、またこうした機会があれば、また、徒然なるままに旅行記をアップしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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