80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

E127系100番代の製作(その1)

2010-05-20 07:57:12 | 大糸線方面
0系はどうなった?という突っ込み、ごもっともです。。
資料とパーツが揃ったところで熟成モードに入った、とだけご説明しておきましょう。
大物にとりかかる前のプチ浮気ということで、大目に見てやってください♪
大糸線用E127系100番代2連を、ペーパーで作っていきます。

(クモハE127-110ほか2連(A10編成),2010.5.15,松本駅)


車体はt0.4mmアイボリーケント紙を使ったペーパールーフ構造とし、パソコン上で図面を描いてプリンタへ出力しました。
以前、プリンタの精度が悪いので0系は手でケガく、と書いたことがありましたが、どうも一時的なトラブルだったようで、大きな誤差はないことがわかったので使ってみました。
この形式は珍しく、ほとんどの窓・戸袋が80で割りやすい寸法となっているため、手ケガキではいつも6mm、16mmとしていた乗務員室扉、客扉の寸法を、それぞれ6.25mm、16.25mmと実寸どおりにすることによって、車体全長をどんぴしゃ243.75mm(実寸19,500mm)に収めることができました。



出力したものは、ケガキ線が消えない程度にサーフェイサーを吹いてから、#600耐水ペーパーで軽く研磨しておきます。
今の軽量ステンレス車は窓とか扉のフチの出っ張りが多いため、組み立ててからだと十分な研磨ができないためです。



その“フチ”の表現はプリンタ用のラベル紙(ハガキサイズのフォト光沢紙;公称厚さ0.18mm)を使いました。
1両分を無理やり1枚に収めたため、窓枠が縦横を向いているほか、車端部の窓枠に至っては余剰となるドアの内側スペースを使っています。



窓枠の外側のRに合った彫刻刀がなく、写真の右端に見える丸彫刻刀(大)では大きすぎるため、プラ板から写真のような簡易定規を作りました。



簡易定規でシール紙をカットし、車体に貼ります。あまりやったことがない工作なので、テストを兼ねて慎重に、クハE126のトイレ側の小さい窓から始めました。



カッターと丸彫刻刀(小)で内側をくり抜きます。R部分の内外半径も揃い、うまくいきました。なお窓枠の幅は実寸がわからないので、見た目と実用性を考え0.75mmとしてあります。



同様にして全てのドア、窓を抜いた状態です。こちらはクモハE127の車体です。
窓の黒サッシは、完成後に窓セルに後付けする予定なので、当面はこのように窓がドバッと開いた状態になります。扉間の車体の強度というか平面性の確保に注意する必要がありそうです。



さて、車体関係はこんな感じで問題なく進みそうですが、下回りは課題山積です。
まず台車ですが、ボルスタレスのDT61系ながら、床面高が低い車両向けに台車枠を弓形にした写真のような派生タイプ(DT61A)が使われています。16番では発売されていないので、普通のDT61をそのまま使うか、台車枠の上側を斜めに削ってそれらしく見せるか、といった対応が必要です。
いろいろ考えた結果、軸箱や空気バネの台座周辺のつくりは少し違いますが、全体のイメージが似ているTS-1026(カツミ製=小田急3000形用)を使うことにしました。


TS-1026参考写真はこちら。(鉄道ホビダス・台車近影)


あとは床下機器もズバリの市販品はないので、類似パーツの流用や自作でまかなう必要がありそうです。


(3225M,2010.5.15,安曇沓掛~信濃常盤間 あ゛~「4」とかぶった~)


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コメント (7)
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