こんにちは。
中古で購入したカツミ旧製品4連のうちの1両モロ181は、当然インサイドギヤ方式の2モーター車となっていました。
8連化するに当たり、もう1両の中間車モハ180(こちらは無動力)の床板をそっくりMP動力ユニットに交換したのですが、こちらはそこそこ問題なく走ったので旧動力のままにしてありました。
しかし、久しぶりに走らせてみるとギクシャクしてまったく走ってくれない・・・
車輪をチェックすると、ご覧のとおり集電側(右)の車輪踏面に汚れがびっしりとついていました。
これではギクシャクするのも無理はありません。
台車を外し、試しにモーターとインサイドギヤだけにして通電すると気持ちよく回ってくれます。
インサイドギヤでも無負荷だとこんなに静かなんだ!っていうくらい美しい音色です。
やはり集電の問題が大きいようです。
さっそく耐水ペーパーで掃除をと考えましたが、まてよ。
レールクリーニング用に一部の模型店で売られている「グーゴーン」を使ってみることにしました。
アメリカではシールはがしや汚れ落とし用として一般的に売られているものだそうです。
色といい甘~い柑橘系の匂いといい、どこか日本離れしているこの製品。
もとはといえばレイアウトが完成の暁に、そのレール磨き用にと買っておいたものなのですが、車輪磨きでデビューすることになりました。
果たしてその効果は?
ボロ布がなかったので小さく固く丸めたティッシュの先にチョンと液をつけてモーターを回します。
するとサビ状態で黒ずんでいた踏面がみるみる銀色に。
さすがに元のメッキの光沢は蘇りませんが、集電を阻んでいたと思われる汚れがアッという間に消えました。
再び組み立てて試運転をするとMP動力に引けをとらない走りが復活!
TOMIX改造車と比べるとディティールは一切なく、車内もモーターと大きなウエイトに占拠されていてシートを入れる余地はありませんが、これも旧製品のPS16パンタ2丁を高々と上げた姿には、古き佳き時代のオーラが感じられます。
ところで、こうして復活した旧動力ですが、しばらく走らせているうちにまたギクシャクしてくるんだろうなあという不安というか、ある種「面倒っちい~」という気持ちが交錯して複雑な気持ちになります。
今のメンテナンスフリーな既成品に慣れてしまうと、昔の教科書に書いてあった「運転前後にはレールと車輪を丁寧に掃除すること」という世界にはなかなか戻れませんね。。
RM MODELS最新号では衝撃価格で話題となっているKATOのEF510の開発担当者の話が載っているのですが、安定性の面でリスクが大きいとされる台車マウント方式が実現できた背景には、ギヤの精度向上やフライホイールの組み込みなど動力機構の抜本的な改革があったことが書かれています。
どんなに高性能なモーターをもってしても振動の問題から逃れることはできない。これを台車直上に載せるというのは実に大変なことなんですね。
そんな苦労を考えれば、まあ車輪磨きなんて序の口かも。
旧動力の呪縛から抜けきれない昭和のモデラーたるもの、朝な夕なの車輪磨きごときを恐れちゃあいかんよ、という貴重なお言葉が聞こえてくるようです。
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中古で購入したカツミ旧製品4連のうちの1両モロ181は、当然インサイドギヤ方式の2モーター車となっていました。
8連化するに当たり、もう1両の中間車モハ180(こちらは無動力)の床板をそっくりMP動力ユニットに交換したのですが、こちらはそこそこ問題なく走ったので旧動力のままにしてありました。
しかし、久しぶりに走らせてみるとギクシャクしてまったく走ってくれない・・・
車輪をチェックすると、ご覧のとおり集電側(右)の車輪踏面に汚れがびっしりとついていました。
これではギクシャクするのも無理はありません。
台車を外し、試しにモーターとインサイドギヤだけにして通電すると気持ちよく回ってくれます。
インサイドギヤでも無負荷だとこんなに静かなんだ!っていうくらい美しい音色です。
やはり集電の問題が大きいようです。
さっそく耐水ペーパーで掃除をと考えましたが、まてよ。
レールクリーニング用に一部の模型店で売られている「グーゴーン」を使ってみることにしました。
アメリカではシールはがしや汚れ落とし用として一般的に売られているものだそうです。
色といい甘~い柑橘系の匂いといい、どこか日本離れしているこの製品。
もとはといえばレイアウトが完成の暁に、そのレール磨き用にと買っておいたものなのですが、車輪磨きでデビューすることになりました。
果たしてその効果は?
ボロ布がなかったので小さく固く丸めたティッシュの先にチョンと液をつけてモーターを回します。
するとサビ状態で黒ずんでいた踏面がみるみる銀色に。
さすがに元のメッキの光沢は蘇りませんが、集電を阻んでいたと思われる汚れがアッという間に消えました。
再び組み立てて試運転をするとMP動力に引けをとらない走りが復活!
TOMIX改造車と比べるとディティールは一切なく、車内もモーターと大きなウエイトに占拠されていてシートを入れる余地はありませんが、これも旧製品のPS16パンタ2丁を高々と上げた姿には、古き佳き時代のオーラが感じられます。
ところで、こうして復活した旧動力ですが、しばらく走らせているうちにまたギクシャクしてくるんだろうなあという不安というか、ある種「面倒っちい~」という気持ちが交錯して複雑な気持ちになります。
今のメンテナンスフリーな既成品に慣れてしまうと、昔の教科書に書いてあった「運転前後にはレールと車輪を丁寧に掃除すること」という世界にはなかなか戻れませんね。。
RM MODELS最新号では衝撃価格で話題となっているKATOのEF510の開発担当者の話が載っているのですが、安定性の面でリスクが大きいとされる台車マウント方式が実現できた背景には、ギヤの精度向上やフライホイールの組み込みなど動力機構の抜本的な改革があったことが書かれています。
どんなに高性能なモーターをもってしても振動の問題から逃れることはできない。これを台車直上に載せるというのは実に大変なことなんですね。
そんな苦労を考えれば、まあ車輪磨きなんて序の口かも。
旧動力の呪縛から抜けきれない昭和のモデラーたるもの、朝な夕なの車輪磨きごときを恐れちゃあいかんよ、という貴重なお言葉が聞こえてくるようです。
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