80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

灯台下暗し

2024-08-27 02:31:29 | 中央東線周辺
ひょんなことから身延線のワインレッドの115系2000番台4両が入線しました。亡き友人の形見を関係者で分けたときに別の友人が引き取っていたことが最近になって判明し、頼んで“再転出”してもらいました。少し前にハンパものの115系1000番台ユニットをゴリゴリ加工して改造していた“アレ”の完成品Ver.です。



こんなことなら無理して改造しなくても・・・とは言いますまい。115系はナンボあっても邪魔になりませんから~



この4両で登場したての編成を組むと<クモハ+モハ+<クハ※+クハ>という変態編成になります。165系のクハ>クハ>の上を行く変態っぷりです。無人駅での集札やドア扱いなどを考慮して真ん中に乗務員室が来るようにしたということのようです。このため奇数向きの※印のクハ(下写真)が作られました。



改造中の編成と並べてみました。こちらはクモハ+モハ+クハの3連にクモユニ143が付きます。めでたくタイプの違う2編成が揃うことになりました。改造も本腰入れないと・・・。



そして、115系と一緒に、オマケというにはあまりにもありがたすぎるブツも転入してきました。KATOの12系客車用窓ガラスです。こんな古いものがよく眠っていた!と小躍りしたのは言うまでもありません。まずは12系の初期製品で「窓が開いている」車両の“窓閉め”用に使うのはもちろんのこと、クハ165のハンパボディにも使えないか?という淡い期待を抱いていたのです。



当然シートピッチが違うので1窓ずつ切り離すのですが、試しに1つはめ込んでみたところ目論見通りピッタリ!



これでサロ改造クハが入ったJR九州の475系製作にメドがつきました。が・・・こんなことならそのまま165系にするか、167系の「くろよん」にでも改造した方がよかったかな~というプチ後悔は無いと言えばうそになります。。笑

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E231系800番台の製作(2)

2024-08-19 13:38:21 | 中央東線方面
これをやらないと始まらない・・・ということでクハの車体切り詰めにトライします。PLUMの209系キットはいわゆる0番台仕様でクハの全長が中間車よりも長いため、これを1~2番目のドア間が狭い昨今主流のスタイルに改造します。


両者の図面を睨めっこしながら1~2番目のドア間を5.5mm縮めることにします。中央にあるドアコック蓋の両側にカットラインをケガき糸鋸でザクザク切ります。ドアコック蓋は移設を考えているので好都合。



こんな感じでカットできました。2両だけなので特に治具は使わず、耐水ペーパーでだましだまし接合面をなじませていきます。



接合に当たっては強度が欲しいので、天井裏の当て板のほか、側板部分は本キットの目玉ともなっているラインカラーのハメコミパーツを補強材代わりに使います。E231系800番台の帯はツートンで太いため、他の箇所も含めてこの帯パーツは埋め込んでしまい、ツートンに塗装した薄いプラシートを上から貼って表現することを考えています。



屋根板も同じ位置で5.5mmカットします。写真は裏打ちをして突き合わせたところ。



というのも、更新改造車ではこの位置にデジタル無線アンテナ設置と併せて巨大な“板”が載せられたのでビードの復元を大幅に省略できるからです。それにしてもこの“板”、アンテナ台座にしては大きすぎるし、これ自体が何かアンテナの一部になっているのでしょうか??



切り継ぎ前後の比較です。他の部分でも209系0番台とは寸法が変わっているかも知れませんが、もうこれ以上の切り継ぎは勘弁カンベンということで、もし全長が違っていても見なかったことにします。笑



前面はみかんモデルさんの3Dパーツ「改造用前面A」を使用。PLUMキットに合わせてあるらしくジャストフィットでニヤニヤが止まりません♪


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E231系800番台の製作(1)

2024-08-18 02:40:40 | 中央東線方面
先日、3Dプリント製のVVVF装置の受注再開を知らせるメールが飛び込んできました。リクエストしてからずいぶん経ったのですっかり忘れていたのですが、そういえば、PLUMの209系プラキットをベースにE231系800番台を作るにあたって機器更新車とするために欲しいと思い、ジオラマワールドさんへリクエストしていたものです。さっそく注文すると爆速で届きました!(笑)早々のご対応ありがとうございます。



東京メトロ東西線直通用のE231系800番台はVVVF装置などの機器更新が進んでいて、現時点で7編成中5編成が更新済みのようです。ちょうど1年くらい前に参考用の写真を撮りに行っていたときは確かまだ2~3編成だったと思います。

(早朝の三鷹車両センターで出庫を待つE231系800番台2本と中央・総武線用500番台/2023年8月)


元々南武線の209系にしようと思って「京浜東北色」を6両購入してあったのですが、追加の4両を購入しようとしたところ「房総色」しかなく、こちらは機器更新車でVVVF装置がGTO(上)からIGBT(下)に変わっていて2種が混在する状態でした。さてどうするかと考えていた時に上記の3Dパーツの情報を得て、E231系800番台の機器更新車もこのIGBTタイプを積んでいるのでこちらのスタイルでいくことにしたものです。



取材情報をもとに床下機器の図面を起こしてみました。209系の進化版とはいえE231系は“似て非なるもの”感が強く、さらに同じE231系とはいえ亜種の地下鉄乗り入れ用、加えてその機器更新車ということになれば、もうプラキットのパーツだけで済むはずもありません。



とはいえ足りないパーツの多くは“ハコモノ”なので、西武新101系キットの余りパーツをかき集め、とりあえず左下にあるような5種類はいつでも用立てできるようにしました。使えそうなホワイトメタルパーツもサルベージしておきましたが出番はあるでしょうか?



ついでに、209系の床下では省略されている台車の空気バネの「補助空気室」に使えそうなミニ・エアタンクもキープ。6両分しかないので、足りない分は同じような太さのランナーを削って充当することにします。



きのうJAMへ行ったので、アクラスのブースで売っていた183系1000番台用の床下機器で使えそうなものもゲットしてきました。小間物を買って小腹を満たすことで大物の被弾を回避する・・・という作戦は見事成功し、散財は避けられました。笑



あとは図面にしたがって作っていくだけですが、すでに接着してしまった床下機器を外したり移動したりするのはかなり大変な作業になりそうです。。


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キハ07甲府ローカル(塗装完了)

2024-08-16 01:09:13 | 中央東線方面
なんとか塗装にこぎつけました。上半色のクリーム4号はファルベの缶スプレーが残っていたのでそれを使用。下半色はGMの朱色4号にレッドAを5%程度追加して赤味を増したものをイージーペインターで吹き付けました。屋根はタミヤのミディアムグレーで、ベンチレーターが大きめなのが目立たないように塗り分けず1色で吹いてあります。



手持ちのインレタで「キハ07 5」と入れ(前面は「07 5」のみ)、テールライトには客車用とおぼしきレンズをはめ込んでいますが少しオーバースケールでした。あとは窓ガラスを入れ、ワイパー、ブレーキホースなどの小物を取付け、ライトを結線して完成です。


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キハ07甲府ローカル(車体仕上げ2)

2024-08-13 01:01:17 | 中央東線方面
キハ07の手すりと灯火類を取り付けました。

手すりはφ0.4真鍮線を使い、基本的にはキットで穴開け済みとなっている場所に瞬着で取り付けますが、前面のウインドウシル部分など写真を見ながら一部追加したところがあります。



ドア脇の手すりは長いものと短いものが付いています。短い方はステップを使って乗り込む場合、つまり構内作業員用と思われます。最初は箱絵にしたがって全ドア同じに取り付けたのですが・・・



ヤフオクに出品されていた写真(現在終了;キハ07 5が写っている)をみると、どうやら甲府にいた個体は中央のドアの小さい手すりがなく、ステップも付いていないことがわかったので、せっかく取り付けたのにもったいないですが手すりを抜いて整地しました。



失われたリベットは爪楊枝を使ってボンドをチョンと盛って表現したのですが見事なオーバースケールに愕然。。これは植え直し必至かぁ??



ヘッドライトは配線済チップLEDを内蔵するタイプ(IMON製型番BD2015)を使うことにして、半田付け部分のショート防止のため内側をボンドでコーティング。なおリード線はポリウレタン線なので引出口で2本が一緒になっても大丈夫です。



チップLEDを仕込んだ灯具の背面にステーを瞬着で貼り付け、屋根に開けた穴にリード線を通します。



センターと向きに注意してステーを屋根に瞬着で接着。ダミーを点灯化改造したテールライトも瞬着で取り付けてあります。あとはサボ受けを取り付ければだいたい鋼体完成となります。


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