80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

0系には雨樋があった!

2010-05-01 13:08:58 | 新幹線
昨日、予定通り鉄博へ行き、0系の追加調査をしてきました。結論から言うと0系には雨樋がありました。
より厳密に表現するなら「雨水や空調のドレンなどが外へ流れ落ちないような屋根構造になっていた」というべきかも知れません。
いずれにせよ、これで模型の構成(組み立て方)の方針が決まりました。

入館してまず向かったのは、ヒストリーゾーン一番奥にある21-25号車のカットモデル(旧交通博物館展示車)です。前回来た時は、他の展示も見るため駆け足で通り過ぎてしまったので、どんな風になっていたか覚えていません。
たぶん車体断面がわかるハズ、との淡い期待を抱いて後ろ側へ回ってみるとオー、マイガーッ!
ご覧のとおりきれいにフタがされていて、ここでは結局わかりませんでしたorz


せっかくなので、形式図では触れられていない乗務員ドアの高さや窓寸法など各部を採寸し、気を取り直して21-2号車の展示場所へ向かいました。GW中とはいえ一応平日なので、それほど人影はありません。調査には好都合です。



車端部にある側板の突起です。案の定、上屋根(空調)と同じシルバーに塗装されていました。「限りなく登場当時を再現した」というのが謳い文句の車両ですから、アイボリーでもブルーでもないことになります。



そしてこれが問題の側板上部と空調のすき間をとらえた写真です。カメラが初めて潜入しました。苦しい体勢です(笑)
側板上部を握ることもできました。つまり、予想通り"握れる構造"になっていたわけです。



上の写真だけではわかりにくいので略図を描いてみました。下屋根は側板の上辺から4~5cm低い位置にあり、空調との間に幅10cm程度の空間が走っていたのです。
雨水やドレンはこの空間を通り、高速走行中でも妻面に飛散しないよう、銀色に塗られたコーナーの突起で縦樋に送り込まれていたようです。もっとも通勤電車のように妻面に窓があるわけではないので、この突起が本当にそのような目的でつけられていたのかは未だにナゾですが。



これで十分目的は達成したので、あとは床下機器の寸法などを採寸し退室しました。
帰りがけに2階の回廊へ上がり、さきの21-25真上から撮影してみました。残念ながら先端部まで写すことができませんが、先頭形状の参考にはなると思います。



駆け足で調査したあとは東京へ戻り、目黒のカツミで予定通りPS200を3両分ゲット。碍子にネジを通す方法ではなく、昨今のプラ16番のように、センターのネジ1本で屋根に固定するようになっています。上昇用のスプリングはベース面の下側についています。




動力装置一式もすでに用意してあるので(結局MPギヤ+キャノンモーターでいきます)、何とかGW中の着工が可能となりました。


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コメント (7)
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